科学者・科学賞について調べる
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科学技術・経済情報室 作成
ここでは、科学者の経歴や業績、科学賞の名称や受賞者を調べることのできる情報源を紹介します。なお、経歴などの記載がない資料、数学、医学などの特定分野に特化した資料はここでは除きます。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
【 】内は当館請求記号です。
1. 科学者
1.1. 国内
- 『事典日本の科学者 : 科学技術を築いた5000人』(日外アソシエーツ 2014.6 【M2-L18】)*
江戸期以降の自然科学の研究者、医師、技術者および科学史・科学教育に携わった人物約4,800名を掲載した資料です。人名読み、生没年、職業、専門分野、出身地、経歴、学歴、受賞などを記載しています。巻末に専門分野索引があります。 - 『日本洋学人名事典』(柏書房 1994.7 【M2-E156】)*
蘭学(洋学)の始まりから明治初期までに活躍した約1,200名の学者の経歴、業績、墓碑、文献を掲載した資料です。巻末に出身地別索引や、洋学関係私塾・藩校一覧などがあります。 - 『現代日本科学技術者大事典』(日外アソシエーツ 1986-1987 【M12-18】)(国立国会図書館デジタルコレクション:館内限定)
日本の科学技術者約1万3000名の経歴、業績、関連文献などを掲載した全5冊の資料です。五十音順に排列しており、第5巻が人名、用語などをまとめた索引となっています。 - 『日本博士録』(日本図書センター 1985.10 【F2-203】)(国立国会図書館デジタルコレクション:図書館・個人送信限定)
日本で始めて学位が授与された明治21(1888)年から昭和38(1963)年3月末までの学位(博士号)所持者約4万名を掲載した全9冊の資料です。学位ごとに授与年月日順で排列しており、出身校、学位授与大学、主論文名や出身地などを記載しています。第9巻が人名索引になっています。 - 『日本博士名鑑』(竹書房 1982.10 【F2-179】)
明治21(1881)年から昭和57(1982)年頃までの学位所持者を掲載した資料です。各学位ごとに五十音順に排列しており、生年月日、出身校、学位授与年月日や主論文名などを記載しています。 - 『現代日本科学技術者名鑑』(科学文化出版社 1948-1949 【403.5-G29-K】)(国立国会図書館デジタルコレクション:図書館・個人送信限定)
科学技術者約2万5000名を掲載した資料です。当館では全7冊のうち理学編、農学編、医学編(下)のみ所蔵しています。
1.2. 国際
- 『人物レファレンス事典. 科学技術篇』(日外アソシエーツ 2011.2 【GB12-J38】)
約1万4000名の科学技術分野の人物索引です。日本人、外国人(欧文名)、外国人(漢字名)の順番に排列しています。生没年、肩書、職業、略歴や業績を掲載しているほか、各人物を収録している事典(百科事典など575冊)を紹介しています。 - 『科学者3000人 : 伝記ガイダンス』(日外アソシエーツ 2010.11 【M1-J11】)
約3,000名の世界の科学者および技術者に関する伝記、評伝、自伝、回想録、書簡、日記などを紹介した資料です。五十音順に排列しており、巻末に原綴索引があります。 - 『科学者人名事典』(丸善 1997.3 【M2-G36】)
2,000名を超える国内外の科学者を掲載した資料です。五十音順に排列され、巻末に欧文人名索引があります。生没年月日・土地や略歴などのほか、科学的業績の説明に分量を割いています。 - 『世界科学者事典』(原書房 1985-1987 【M12-13】)(国立国会図書館デジタルコレクション:館内限定)
約1,200名の科学者の経歴や業績などの伝記的内容について詳しく解説した全7冊の資料です。1巻-生物学者、2巻-化学者、3巻-天文学者、4巻-物理学者、5巻-数学者、6巻-技術者&発明家、および別巻-総索引となっており、五十音順に排列しています。各巻の巻末にも各巻ごとの索引(欧文人名一覧、事項、人名など)があります。 - (1)"Dictionary of scientific biography"(Scribner 1970- 【M12-14】)
- (2)"New dictionary of scientific biography"(Charles Scribner's Sons/Thomson Gale c2008 【M12-B8】)
- (3)"Concise dictionary of scientific biography"(Scribner c1981 【M12-43】)
5,000名を超える世界の科学者の経歴、業績を詳細に掲載した資料です。(1)は全18巻、(2)は全8巻からなり、アルファベット順に排列しています。(1)の第16巻および(2)の第8巻に総索引(人名、用語、機関名など)があります。(3)は(1)の縮約版です。
(2)では、(1)の刊行後に故人となった科学者や(1)でカバーしきれなかったアジアなどの地域の科学者を中心に紹介しており、肖像や写真も多く掲載しています。 - "Notable twentieth-century scientists"(Gale Research c1995 【M12-A23】)*
20世紀の科学者約1,300名について、経歴や業績、主要著作、参考文献リストを掲載した全4冊の資料です。また、約400名は肖像写真もあります。アルファベット順に排列し、第4巻の巻末に索引があります。 - "Who's Who in Science and Engineering"(Marquis Who's Who 【Z63-C259】)
世界の科学者の経歴、著作、連絡先などを掲載した資料です。2016-2017年版では約3万2000名を収録しています。アルファベット順に排列し、巻末に索引があります。 - "American Men & Women of Science"(Gale, Cengage Learning 不定期刊 【Z63-C37】)
米国およびカナダの科学者の経歴、専攻、職歴、連絡先などを掲載した資料です。アルファベット順に排列し、最終巻に分野別索引があります。
2012年版(第30版)以降はGale eBooks(当館契約データベース:館内限定)で閲覧できます。2023年版(第41版)は全18冊からなり、20万6000名以上の科学者を掲載しています。
2. 科学賞
- 『科学賞事典』(日外アソシエーツ 1986.6 【M2-277】)*(本編・別冊 国立国会図書館デジタルコレクション:館内限定)
- 『最新科学賞事典』(日外アソシエーツ 1991.5 【M2-E86】)*
- 『最新科学賞事典. 1991/1996』(日外アソシエーツ 1997.1 【M2-G32】)*
- 『最新科学賞事典. 1997-2002』(日外アソシエーツ 2003.6 【M2-H18】)*
- 『最新科学賞事典. 2003-2007』(日外アソシエーツ 2008.1 【M2-J2】)*
- 『最新科学賞事典. 2008-2012-1 (理学・工学)』(日外アソシエーツ 2013.7 【M2-L7】)*
- 『最新科学賞事典. 2008-2012-2 (医学・薬学・農学・総合領域)』(日外アソシエーツ 2013.7 【M2-L8】)*
国内の科学技術分野に関する賞について紹介した資料です。賞の概要(由来、主催者、選考基準など)、受賞者、受賞論文などを記載しています。各資料に索引(賞名、受賞者名、主催者名)があります。なお、1993年の受賞者が『1997-2002』に掲載されるなど、一部遡及的な記載があります。 - 『ノーベル賞の事典』(東京堂出版 2014.3 【UA11-L24】)*
1901年から2013年までの受賞者の氏名と功績を掲載した資料です。生理学・医学賞、化学賞、物理学賞については各受賞者の研究内容を一般の人にもわかりやすく説明しています。 - 『ノーベル賞受賞者業績事典 : 全部門855人』(新訂第3版 日外アソシエーツ 2013.1 【UA11-L4】)*
ノーベル賞の受賞者の業績、受賞理由などについて記載した資料です。五十音順に排列しています。
3. 国立国会図書館サーチで検索するには
その他の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBALにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。
国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
下記のような分類記号に、キーワードとして「科学者」、「人名辞典」などを掛け合わせて検索します。
- 人名録 M12
- 学術一般 UA11
件名
「科学者」、「科学者--名簿」、「科学者--人名辞典」、「科学技術--賞」などが普通件名として挙げられます。
4. インターネット情報源
- researchmap「研究者検索」(科学技術振興機構(JST))
日本の全分野の研究者や、海外で研究活動を行っている日本人研究者など約30万名以上を収録したデータベースです。研究者氏名や所属のほか、研究キーワードや研究分野で検索できます。経歴や受賞歴、研究成果などを閲覧できます。