免疫学・ワクチン・アレルギーについて調べる
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科学技術・経済情報室 作成
免疫学・ワクチン・アレルギーについて調べるための資料には、以下のようなものがあります。疾病の治療指針などについて最新情報を確認したい場合は、学会HPや診療ガイドラインも参考になります。診療ガイドラインについては、リサーチ・ナビ「診療ガイドラインを調べるための情報源」をご覧ください
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版、巻によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力し、検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 参考図書
- 『病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症』(第2版 メディックメディア 2018.9 【SC111-L125】)*
アレルギー疾患、膠原病、インフルエンザなどの感染症について、疫学、症状、検査、診断、治療といった情報を掲載しています。冒頭の「免疫総論」で、免疫の仕組みについても解説があります。写真・イラストが豊富です。 - 『医系免疫学』(改訂16版 中外医学社 2021.11 【SC151-M137】)*
医学系の大学生や臨床医を対象としており、図表を用いて免疫学を簡潔に解説した資料です。巻末に和文索引と欧文・数字索引があります。 - 『標準免疫学』(第4版 医学書院 2021.3 【SC151-M117】)*
医学生を対象としており、免疫系の詳細なしくみや、免疫系と疾患とのかかわりを中心に解説しています。なお、第1章は、免疫システムの発見史について概説しています。 - 『アレルギー総合ガイドライン = Japanese guidelines for the diagnosis and treatment of allergic diseases 2022』(協和企画 [2022.10] 【SC151-M202】)*
代表的なアレルギー疾患に関する14の最新ガイドラインの内容をまとめた資料です。巻末に欧文索引、和文索引があります。 - 『予防接種の手びき 2024-25年度版』(近代出版 2024.3 【SC151-R16】)
予防接種の歴史やワクチンの概要を解説するほか、疾病別に免疫効果、副反応などについても掲載しています。付録として予防接種法、予防接種関連統計(実施率など)、健康被害救済制度などの情報をまとめています。 - 『しっかりわかるワクチンと免疫の基礎知識』(池田書店 2021.7 【SC151-M123】)*
「ウイルスとは?」「生ワクチンとは?」などテーマごと、2ページ見開き展開で、基礎知識をイラスト図解つきで紹介しています。」概要の説明のあと、子ども、癌、新型コロナなどにテーマを絞って章で説明しています。 - 『ワクチン = Vaccine : 基礎から臨床まで』(朝倉書店 2018.10 【SC151-L215】)*
ワクチンの歴史などの基本事項のほか、約20種類の疾病別に病態や疫学、ワクチンの効果などを記載しています。また、エイズワクチンやマラリアワクチンなどの開発についても記載しています。各項目末には参考文献一覧があります。 - 『ワクチンの基礎 : ワクチン類の製造から流通まで』(日本ワクチン産業協会 年刊)(目次例: 2023)
ワクチンの製造工程やワクチンを取り巻く法規制などをまとめています。参考資料として、ワクチン類の生産・輸出実績、予防接種実施率の推移、感染症による死亡者数の推移、製造販売業者別ワクチン類一覧表などを掲載しています。
最新版の本文は、日本ワクチン産業協会の「予防接種従事者の方へ」のページで見られます。 - 『予防接種に関するQ&A集』(日本ワクチン産業協会 年刊)(目次例: 2022)
各疾病の概要やワクチンについて解説するほか、予防接種に関する疑問に対して疾病ごとに一問一答形式でまとめています。
最新版の本文は、日本ワクチン産業協会の「予防接種従事者の方へ」のページで見られます。 - 『食物アレルギーのすべて』(改訂第2版 診断と治療社 2022.6 【SC422-M247】)*
各アレルゲンの最新研究から臨床現場での対応、患者が直面する問題までを詳細に解説し、「経口免疫療法」や「食物経口負荷試験」にも触れています。「食物アレルギー診療ガイドライン2021」に対応しています。 - "Plotkin's vaccines"(8th edition Elsevier [2024] 【SC151-D59】)
ワクチンと感染症の百科事典です。各ワクチンの効能、留意事項、費用対効果分析、各感染症の微生物学的特徴、治療法、感染対策などを解説しています。
2. 国立国会図書館サーチで検索するには
ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBALにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。
国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
以下のような分類記号に、キーワードとして「免疫学」、「アレルギー」、「ワクチン」などを掛け合わせて検索します。
- 免疫学、血清学、アレルギー SC151
件名
「免疫学」、「アレルギー」、「ワクチン」、「予防接種」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「SC151」などで検索すると、免疫学、ワクチンやアレルギーに関連するほかの普通件名を探すことができます。
3. インターネット情報
- ADFS:アレルゲンデータベース (Allergen Database for Food Safety)(国立医薬品食品衛生研究所)
食物アレルギーを引き起こす抗原(アレルゲン)のデータベースです。アレルゲンタンパク質や低分子量アレルゲン化合物の情報を提供しています。 - アレルギーポータル(一般社団法人 日本アレルギー学会)
アレルギーに関する様々な情報を集めたポータルサイトです。アレルギーに関する情報の検索や対策方法、医療機関の情報などを掲載しています。 - 一般のみなさまへ(一般社団法人 日本アレルギー学会)
アレルギーの疾患ごとの解説やQ&A、アレルギー学会が承認する専門医一覧、災害時の対応などの情報を提供しています。そのほか、医師、看護師・薬剤師むけのページも用意されています。