一般注記type:text
≪アイデンティティの危機≫をめぐりさまざまな分野で真剣な問いかけが続けられている。その中で時間、空間上の他者との対話を通じた自己認識を課題とする歴史学は、いかにして新たな歴史認識の方法と歴史像をつくりあげることができるか。本ペーパーは、西ヨーロッパの歴史における多層的な自己意識とその関係性を明らかにする方法を模索することで、この課題に取り組もうとしている。記憶、ネイション、アソシエイション、そして宗教を問う新たな視座が提示される。
はじめに第1章 「記憶」と史料第2章 中世フランスにおける地域/王国アイデンティティー第3章 「ドイツ国民」の誕生と神聖ローマ帝国第4章 "fratemitas" : 中世の人的ネットワークの実態に係る研究課題第5章 近代イギリスにおける個・アソシエイション・国家 : 「中間にあること」への問いかけ第6章 エリザベス時代の国教強制とアイデンティティ
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連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース埼玉大学 : 埼玉大学学術情報リポジトリ(SUCRA)