東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書

資料種別: 文書・図像類

著者: 小林,清隆ほか

出版者: 公益財団法人千葉県教育振興財団

出版年: 2016-02-16

資料形態: 紙

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: [後通遺跡要約] 後通遺跡は、下総国府推定地である国府台の南東、真間川に面した低地に位置する。発掘調査の結果、中近世陶磁器類をはじめ、多数の遺物が出土し、砂堆上の広範囲に溝や土坑が多数展開している状況を確認した。なお、縄文土器などの出土状態は流れ込みと理解できるものであったが、この点は、縄文時代晩...

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書誌情報

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資料種別: 文書・図像類
タイトル: 東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書
著者・編者: 小林,清隆
大久保,奈奈
著者標目: 小林,清隆
大久保,奈奈
出版事項: 公益財団法人千葉県教育振興財団
出版年月日等: 2016-02-16
出版年（W3CDTF）: 2016-02-16
並列タイトル等: とうきょうがいかくかんじょうどうろまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
市川市後通遺跡(1)〜(15)
タイトル（掲載誌）: 千葉県教育振興財団調査報告
巻号年月日等（掲載誌）: 9 746
掲載巻: 9
掲載号: 746
本文の言語コード: und
対象利用者: 一般
一般注記: [後通遺跡要約] 後通遺跡は、下総国府推定地である国府台の南東、真間川に面した低地に位置する。発掘調査の結果、中近世陶磁器類をはじめ、多数の遺物が出土し、砂堆上の広範囲に溝や土坑が多数展開している状況を確認した。なお、縄文土器などの出土状態は流れ込みと理解できるものであったが、この点は、縄文時代晩期頃、海退に伴い沖積地とその中を流れる真間川水系が出現したことにより砂堆が形成されたという地質学的研究成果と矛盾しない。古代の遺構では、９世紀中頃に廃絶したとみられる井戸の存在が特筆される。井戸枠と曲物を設置した井戸の中に流れ込んだ土器片の中には、墨書土器(「国」・「舘」)があった。また、調査地内から二彩陶器、緑釉陶器が出土しており、古代における遺跡の性格に関して、水場の機能を備えた下総国府関連遺跡という様相を推測できる。ほかに、時期的に遡る可能性がある遺構には、真間川に近い砂堆南部において検出された道路状遺構と溝がある。溝や土坑の大半は、中近世のものと捉えられるが、それらの中には、中世後半から近世にかけて機能していたとみられる堰状木組み遺構を設けた水路もあった。この時期の遺構群については、近世の絵図にみえる調査地の西側隣接地にあった「神主屋敷」の周縁部における土地利用の一端を示すものと考えられる。
DOI: 10.24484/sitereports.31793
関連情報（NCID）: BB21819117
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB21819117
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧