中枢神経系高次機能に及ぼす食物由来オリゴ核酸化合物の新規生理活性

資料種別: 文書・図像類

著者: 加藤, 将夫ほか

出版者: -

出版年: 2020-06-15

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 金沢大学医薬保健研究域薬学系サケ白子抽出物や、抽出物由来の核酸画分を正常マウスに摂取させると、記憶学習能の向上が観察された。記憶学習を司る脳海馬に含まれる核酸化合物シトシン、シチジン、デオキシシチジンの濃度が抽出物摂取によって顕著に増加し、記憶学習効果を裏付けた。海馬における遺伝子発現を検討した結果...

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書誌情報

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 中枢神経系高次機能に及ぼす食物由来オリゴ核酸化合物の新規生理活性
著者・編者: 加藤, 将夫
Kato, Yukie
著者標目: 加藤, 将夫
Kato, Yukie
出版年月日等: 2020-06-15
出版年（W3CDTF）: 2020-06-15
並列タイトル等: Novel biological activity of food-derived oligonucleotides in central nervous systems
タイトル（掲載誌）: 令和1(2019)年度科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽) 研究成果報告書 = 2019 Fiscal Year Final Research Report
巻号年月日等（掲載誌）: 2017-06-30 - 2020-03-31
掲載巻: 2017-06-30 - 2020-03-31
掲載ページ: 7p.-
本文の言語コード: jpn
件名標目: 核酸
神経新生
神経成熟
神経変性疾患
創薬
Pharmaceutical Sciences and related fields
対象利用者: 一般
一般注記: 金沢大学医薬保健研究域薬学系
サケ白子抽出物や、抽出物由来の核酸画分を正常マウスに摂取させると、記憶学習能の向上が観察された。記憶学習を司る脳海馬に含まれる核酸化合物シトシン、シチジン、デオキシシチジンの濃度が抽出物摂取によって顕著に増加し、記憶学習効果を裏付けた。海馬における遺伝子発現を検討した結果、神経幹細胞、アストロサイト、ミクログリア、オリゴデンドロサイトのマーカーが増加後、神経細胞のマーカーが増加した。海馬由来の初代培養神経幹細胞にサケ白子抽出物や核酸画分を添加するとその細胞増殖が促進された。以上より、核酸画分は神経幹細胞の増殖を促進することで、脳のさまざまな細胞の機能をバランス良く増やすことが示唆された。
Effect of hydrolyzed salmon milt extract (HSME) and its nucleic acid fraction (NAF) on object recognition and object location memory was examined in mice under normal conditions. A diet containing HSME and NASF induced to devote more time to exploring novel and moved objects than in exploring familiar and unmoved objects, as observed during novel object recognition and spatial recognition tests, respectively, suggesting that nucleic acids may promote brain function under normal condition. Gene expression of the markers for neural stem cells, astrocytes, oligodendrocytes, and microglia, followed by that of neurons, was increased in the hippocampi on an HSME diet. Oral administration of HSME increased concentrations of cytosine, cytidine, and deoxycytidine in the hippocampus. NAF also induces growth of neuronal stem cells in primary culture. Overall, nucleic acids may enhance learning and memory, and this activity is at least partially mediated by promotion of neural regeneration.
研究課題/領域番号:17K19482, 研究期間(年度):2017-06-30 - 2020-03-31
出典：「中枢神経系高次機能に及ぼす食物由来オリゴ核酸化合物の新規生理活性」研究成果報告書　課題番号17K19482 (KAKEN：科学研究費助成事業データベース（国立情報学研究所））（https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-17K19482/17K19482seika/)を加工して作成
DOI: 10.24517/00057481
一次資料へのリンクURL: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=51178&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=51178&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
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著作権情報: CC BY-NC-ND
関連情報: https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=30251440
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K19482/
https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-17K19482/17K19482seika/
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA