タイトル(掲載誌)平成11(1999)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A) 研究概要 = 1999 Research Project Summary
一般注記金沢大学医薬保健研究域薬学系
吉田らの方法に準拠して、V1-ATPaseの回転の観察を行うために、遺伝子操作によりローターサブユニットである、ガンマsubunitにシステイン残基を導入したmutantV1を合計10種類作成した(ガンマサブユニット2,32,58,90,95,100,116,120,144,163のセリン、 もしくはアラニンをシステインに置換)。蛍光化されたアクチン線維をローターサブユニットに結合させるためには、ガンマのシステイン残基をNEM-ビオチン化する必要がある。作成したmV1うち明確にビオチン化されるのは100番目のものだけであった。現在、このmutantV1を用いて回転の観察をおこなっている。いまのところ、明確な回転を観察できていない。この実験と平行して、ガンマsubnitの回転と共役したc-subunit oligomerの回転の観察も試みている。そのためにVoV1 operonのクローニングを行い、全塩基配列の決定と、構成subunitの決定に成功した(JBC274,inpress,on May)。現在、VoV1の発現系の構築を試みている。
研究課題/領域番号:10780404, 研究期間(年度):1998 – 1999
出典:「V型ATP合成酵素の回転の直接観察」研究成果報告書 課題番号10780404(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10780404/)を加工して作成
一次資料へのリンクURLhttps://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=54508&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=70271377
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10780404/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)