タイトル(掲載誌)平成20(2008)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究概要 = 2008 Research Project Summary
一般注記金沢大学人間社会学域学校・教育学類附属高等学校
【研究目的】本校では、ダンスを週に1度、選択授業として剣道、柔道を含めた中で選択している。授業では、前期に現代的なリズムのダンスなどを通し、身体の動かし方や身体の解放の仕方を学んでいる。後期には、クラスごとにダンスを創作し、石川県高等学校合同ダンス発表会に参加している。しかし、ダンスは、中学校でも、選択種目として扱われるため、高校で初めてダンスに触れる生徒も多い。授業開講時には、ダンスに関しての経験、知識に大きな差がみられる。その差をeラーニングで補えるのではないかと考えた。eラーニングを、(1)中学校のときに学んでこなかった生徒に対する手当て(2)授業で学びきれなかったことを補う手立てとして活用し、ダンスの知識・技術を高める。【研究方法】2007年、金沢大学から「重点教材作成資金」を得て、教育実習生に身につけさせたいダンスの知識をまとめている。これを足がかりに研究を進めた。(1) Webダンス教材「チアリーディング」を活用生徒は、授業の事前学習として、インターネットを利用し、基礎知識についてまとめた。(2) 授業欠席者のための手当て1学期の最終の授業は、自分たちの作品を鑑賞することにあてている。授業を欠席した生徒にパソコンを利用し作品を鑑賞させ、授業のまとめをさせた。【研究成果】Webダンス教材「チアリーディング」での事前学習の成果として、映像を見ているおかげでイメージをつかむことができ、授業にスムーズにはいることができた。中学校でのダンス経験の差を埋めるのに役だった。教材を利用した感想では、「何回でも利用できる」が一番高く、次に「動きが確認できる」であった。これは、ダンスのような動きのあるものに対して特に効果的と思われる。利用アンケートをみると、パソコンを持っていないので、自宅で学習できない生徒がいる。今後の課題としては、学校で学習できる環境を整えることが大切だと思われる。
研究課題/領域番号:20933007, 研究期間(年度):2008
出典:「eラーニングを活用したダンス授業の研究と実践」研究成果報告書 課題番号20933007(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20933007/)を加工して作成
一次資料へのリンクURLhttps://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=56262&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=20933007
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20933007/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)