一般注記新型転換炉(ATR)は,圧力管型の重水減速沸騰軽水冷却炉で,プルトニウム燃料を主体とした熱中性子炉の発電炉である。ATR原型炉「ふげん」(165MWe)は,昭和54年3月に運開して以来,順調に稼動し,昭和58年度は,80.6\%の設備利用率を収め,昭和59年6月から昭和60年7月には12ヶ月運転を達成した。現在,第9運転サイクルを終了し,計画停止に入っている。61年8月現在,燃料の使用実績は,「ふげん」にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を316体装荷し,196体取出しており,また,UO2燃料については,324体装荷し,220体取出しているが,燃料破損の徴候は全く認められていない。 以下にATRにおけるプルトニウムの利用特性,MOX燃料の開発と実証試験,MOX燃料の製造実績及び高燃焼度MOX燃料の開発について報告する。
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