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まえがき 坪井秀人第1章 KNOW THYSELF? ──猫の観相学 坪井秀人 1 書く猫、そして観察する猫 2 観察のディスクール 3 鼻という中心 4 観察される主体第2章 明治末、超感覚を定位する──催眠術・千里眼・科学 一柳廣孝 1 心霊写真は語る 2 催眠術が超常感覚を開く? 3 「超」はあるのか──千里眼事件の帰趨 4 おわりに第3章 ヒステリー──メディアのなかの病 船越幹央 1 女性の病「歇以私的里(ヘイステリ)」 2 通俗医学書にみる記述 3 ヒステリーの意味 4 論理的な逸脱第4章 読書としての文学史──文学史の〈性〉と〈生〉 和田敦彦 1 「史」という読み方 2 文学史の中心点 3 小説と史記述の性 4 史記述の人生化 5 「中年」という中心 6 史記述と読みの規制 第5章 出版バブルのなかのファシズム──戦時雑誌の公共性 佐藤卓己 1 戦時出版に関する「戦後的常識」 2 国民雑誌の黄金時代 3 戦時雑誌バブルの実相 4 大衆雑誌の国民的公共性 5 おわりにかえて第6章 近代的視線と身体の発見 佐藤(佐久間)りか 1 ものを見るということ 2 写真と鏡 3 「手」の発見 4 「裸体を見慣らす」 5 近代化される身体 6 おわりに第7章 「聴く」ことからの音楽 藤井明子 1 意図的に聴かれない音楽──サティの「家具の音楽」 2 聴くことによって生まれる音楽──ケージの『四分三十三秒』『〇分〇〇秒』『ONE3』 3 自然音と楽音が織り成す交響詩──シェーファーの『星の王女』 4 今堀恒雄による「コラボアート『環』」の音楽 第8章 感覚の抑圧と近代主義 正高信男 1 聴覚障害児の初期言語発達 2 指先で点字を「見る」視覚障害者 3 認知障害の代償としての「超」感覚 4 障害を得ることによる正岡子規の「開眼」 5 視力を失ったことによる北原白秋の転向 6 近代主義における感覚の征圧 7 感覚による自立的な「自己規定」 8 社会のマジョリティとしての障害者=高齢者第9章 「障害者」差別に関する断想──一介助者としての経験から 市野川容孝 1 「儀礼的無関心」と「無礼な注目」 2 「作為的無関心」 3 差別を可視化すること──「青い芝」の運動 4 「健常者のアイデンティティを問いなおす」
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書誌情報
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- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 4-7872-3183-9
- タイトルよみ
- ヘンケン ト ユウ マナザシ : キンダイ ニホン ノ カンセイ
- 著者・編者
- 坪井秀人 編著
- シリーズタイトル
- 著者標目
- 坪井, 秀人, 1959- ツボイ, ヒデト, 1959- ( 00177071 )典拠
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2001.4
- 出版年(W3CDTF)
- 2001