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ブリッジブック法システム入門 : 法社会学的アプローチ 第3版 (ブリッジブックシリーズ)

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ブリッジブック法システム入門 : 法社会学的アプローチ

第3版

(ブリッジブックシリーズ)

国立国会図書館請求記号
AZ-121-L80
国立国会図書館書誌ID
026316788
資料種別
図書
著者
宮澤節生, 武蔵勝宏, 上石圭一, 大塚浩 著
出版者
信山社出版
出版年
2015.4
資料形態
ページ数・大きさ等
347p ; 19cm
NDC
321.3
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資料詳細

要約等:

法の現実の世界での役割・影響を学ぶ入門書(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

宮澤 節生 宮澤 節生:青山学院大学法科大学院教授、武蔵 勝宏:同志社大学政策学部教授、上石 圭一追手門学院大学社会学部教授、大塚 浩:奈良女子大学生活環境学部准教授(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

  • プロローグ 本書を十分に活用し,楽しむために<br/> 1 この本の目的はなにか<br/> 2 この本は誰が書いたか<br/>  法システムの「実態」/法社会学者の発想/この本が提供する「基本的な知識」<br/> 3 この本は誰のために書かれたか<br/>  自分で考え,調べよう<br/> 4 この本はどのように使うか<br/>  考えさせる教材として<br/><br/> PARTⅠ  立法過程と行政過程 <br/><br/>UNIT 1 法律はどのようにつくられるのか<br/> 1 法律案を作っているのは誰か<br/>  法律案の作成はどのように行われているのだろう/立案過程の問題点は何か<br/> 2 国会で法律案はどのように審議されているのだろう<br/>  日本の国会は野党に影響力を付与しているか/与野党協調か与党主導か/<br/>  国会審議の問題点/改革の試み<br/> 3 立法過程に市民のアクセスは可能か<br/>  決定過程へのアクセスの困難性/少数派の利害と議員立法/司法裁判所の役割<br/><br/>UNIT 2 法律は行政によってどのように運用されるのか<br/> 1 規制行政はどのように行われているのか<br/>  許認可行政をめぐる規制官庁と被規制団体の行動/規制行政の転換/<br/>  行政指導による行政<br/> 2 給付・サービス行政はどのように行われているのか<br/>  裁量的政策と政官業の癒着/ストリートレベル官僚制の機能とジレンマ/<br/>  実効性ある行政裁量の統制とは<br/> 3 行政の決定過程への参加と透明性の確保<br/>  実施過程への国民の参加は可能か/問われるアカウンタビリティ<br/><br/>UNIT 3 市民にとっての地方自治とは<br/> 1 地方自治体は何をしているところか<br/> 2 条例はどのようにして作られるか<br/>  一般的な条例の制定過程/専決処分による条例制定/住民参加と条例<br/> 3 市民は地方自治にどのように参加できるか<br/> 4 自治体サービスの提供方法の変化<br/>  民間的手法の導入/事業仕分けの導入/求められる冷静な検討<br/> 5 「地方自治は民主主義の学校」になっているか<br/><br/> PARTⅡ  法律のプロフェッショナル<br/> <br/>UNIT 4 法曹とはどういう職業なのか<br/> 1 「法曹」の範囲<br/> 2 法曹の誕生と発展<br/>  裁判官・検察官の成立/弁護士の誕生<br/> 3 日本の法曹養成制度<br/>  法曹養成制度の歴史/司法制度改革と法曹養成のあり方<br/> 4 法曹の団体<br/>  弁護士会と日弁連/法律家の任意加入団体<br/> 5 弁護士業務の職務理念<br/>  在野精神論/プロフェッション・モデル/法サービス・モデル/関係志向モデル<br/> 6 弁護士分布と市民の弁護士アクセス<br/><br/>UNIT 5 弁護士はどういう活動をしているのか<br/> 1 国際比較で見た日本の法律家の数<br/> 2 弁護士の偏在と弁護士業務<br/> 3 弁護士はどういう依頼者のどういう事件を取り扱っているか<br/>  弁護士の抱える事件 ―その数と種類/弁護士を依頼する人はどういう人か<br/> 4 弁護士の事務所はどうなっているか<br/>  多様な法律事務所/公設法律事務所<br/> 5 拡がる弁護士の活動領域<br/>  組織内弁護士/企業におけるその他の弁護士/法科大学院の実務家教員/<br/>  日本司法支援センター ―法律扶助制度から日本司法支援センターへ/<br/>  法テラスの業務/法テラスのスタッフ ―スタッフ弁護士<br/> 6 弁護士の倫理と階層分化<br/>  弁護士の非行と懲戒/弁護士界内の社会階層分化とその影響<br/><br/>UNIT 6 法務サービスと多種多様な法律家<br/> 1 隣接法律専門職の種類とその業務内容<br/>  公証人/司法書士と行政書士/その他の隣接法律専門職/その他の法律専門家/<br/>  大きな隣接法律専門職の役割<br/> 2 法律家間の職域争い<br/> 3 司法制度改革と隣接法律専門職の今後<br/>  今後の展望<br/><br/>UNIT 7 検察官は刑事裁判のゲートキーパー<br/> 1 検察官という職業<br/>  検察官の種類/検察官の資格/検察官の給与<br/> 2 検察官の職務とは<br/> 3 検察官が起訴・不起訴を決める<br/>  起訴権限の独占と起訴猶予/増え続ける起訴猶予/検察官裁量のコントロール<br/> 4 検察官の職場<br/>  検察庁と法務省/法務大臣と検事総長/独任官庁制と検察官一体の原則/<br/>  検察と警察の微妙な関係<br/><br/>UNIT 8 裁判官はその良心に従い独立してその職権を行う(1)<br/> 1 三権分立と裁判官<br/> 2 裁判官の種類と数<br/> 3 裁判官の任命資格と任命手続<br/>  最高裁長官と最高裁判事/高裁長官/判事/判事補/簡裁判事<br/> 4 裁判官の給与<br/> 5 裁判官の身分保障<br/> 6 司法権の独立<br/> 7 最高裁事務総局<br/><br/>UNIT 9 裁判官はその良心に従い独立してその職権を行う(2)<br/> 1 裁判官の独立の実態<br/>  裁判官の転勤と内部評価/不利益処遇の事例/不利益処遇の統計分析<br/> 2 裁判官制度改革の導入<br/>  改革審の裁判官制度改革提言/裁判官任命手続の改革/人事評価制度の改革/<br/>  新たな任命手続と人事評価制度の運用状況<br/> 3 裁判員制度のインパクト<br/><br/>UNIT 10 裁判所はどのように構成されているのか<br/> 1 裁判所の構成<br/> 2 簡易裁判所<br/> 3 地方裁判所<br/> 4 家庭裁判所<br/> 5 高等裁判所<br/> 6 最高裁判所<br/>  上告理由と違憲審査権/大法廷と小法廷/事件負担/意見の表示/最高裁調査官/<br/>  違憲審査権行使の実績/裁判所による政策形成<br/><br/> PARTⅢ  民事紛争過程 <br/><br/>UNIT 11 自主的解決と裁判外紛争処理<br/> 1 紛争の自主的解決<br/>  紛争とは何か/裁判だけではない紛争の解決方法/自主的紛争解決/法へのアクセスの充実<br/> 2 裁判外紛争処理(ADR)<br/>  ADR とは何か/ADRの諸類型/ADRの方式(1) ―合意型/ADR の方式(2) ―裁定型/<br/>  ADR のメリット/ADR のデメリット/ADR の目的論と多様性/ADR の社会的背景<br/><br/>UNIT 12 民事訴訟の構造と動態<br/> 1 民事訴訟の構造はどうなっているのか<br/>  民事訴訟手続の流れ/訴訟の終局/簡裁に特徴的な制度<br/> 2 民事訴訟はなぜ利用されないのか<br/>  民事訴訟率の国際比較/訴訟選択/不選択の要因/訴訟の機能不全と対策/<br/>  訴訟救助と法律扶助/訴訟に要する期間<br/> 3 民事訴訟制度をめぐる新たな動き<br/>  知財高裁の設置/簡裁の改革/消費者団体訴訟制度/専門家の活用<br/> 4 使いやすい訴訟制度のための課題<br/><br/>UNIT 13 国や自治体を訴えることはできるか<br/> 1 行政訴訟制度の仕組み<br/>  行政訴訟の意義/民事訴訟との相異/行政訴訟の種類<br/> 2 現代型訴訟としての行政訴訟<br/>  行政訴訟の必然性/行政訴訟の機能/国家賠償訴訟<br/> 3 行政訴訟の機能不全とその背景<br/>  現代型訴訟としての行政訴訟の機能不全/水俣病認定遅延訴訟/行政訴訟制度全体の機能不全/<br/>  ドイツとの比較/取消訴訟の訴訟制度上の問題点<br/> 4 行政事件訴訟法改正のインパクト:司法改革と行政訴訟<br/>  原告適格の拡大/義務付け訴訟および差止訴訟の新設/その他の主な改正点/<br/>  残る問題点/行政指導/司法行政:法務省と裁判所の人事交流<br/> 5 行政訴訟はより原告に使いやすい制度になるか?<br/>  法改正の問題点/組織的統制の作用<br/><br/> PARTⅣ  犯罪・非行の処理過程 <br/><br/>UNIT 14 犯罪・非行はどのように処理されるのか<br/> 1 成人犯罪はどのように処理されるのか<br/>  刑事手続の流れ/警察による捜査/検察官による捜査と訴追/裁判所による審理/<br/>  刑の執行/再 審<br/> 2 統計で見る刑事手続<br/>  捜査段階/訴追段階/裁判段階/刑の執行<br/> 3 刑事手続の3つの特徴<br/>  ディヴァージョン/人質司法と精密司法/厳罰化<br/> 4 少年非行はどのように処理されるのか<br/>  少年法の基本思想/少年法の対象者/少年事件の捜査/家裁の調査と観護措置/<br/>  家裁の審判/保護処分/被害者の権利/検察官送致/統計で見る少年手続<br/><br/>UNIT 15 刑事手続はどのように変わりつつあるか<br/> 1 刑事手続改革のふたつの波<br/> 2 刑事手続へのあるべき視点<br/>  刑事手続を見るふたつの視点/刑事手続へのあるべき視点/罪刑法定主義/責任主義<br/> 3 改革審『意見書』に基づく改革の動向<br/>  改革審『意見書』の欠落と代用監獄の存続/国選弁護の拡大と法テラス常勤弁護士/<br/>  裁判員裁判と手続改革/裁判員裁判と取調べの可視化<br/> 4 犯罪被害者運動の影響<br/>  犯罪動向と厳罰化論議/全国犯罪被害者の会/裁判所による厳罰化/<br/>  刑事裁判への被害者参加制度/被害者参加制度の問題点<br/> 5 裁判員裁判の現状と課題<br/>  有罪・無罪の認定/量刑判断/今後の課題<br/><br/> PARTⅤ  法の変動と社会の変動 <br/><br/>UNIT 16 法使用と政策形成<br/> 1 訴訟を通じた政策形成<br/>  政策形成の場を司法に求めることはできるか/政策志向の現代型訴訟とその困難/<br/>  「政治過程」という視点<br/> 2 「権利」の政治学的見方<br/>  権利の政治学/政策形成効果の限界<br/> 3 法使用の効果<br/>  法使用の間接効果Ⅰ ―象徴的機能/法使用の間接効果Ⅱ ―権利意識の変容/<br/>  法使用の実質的効果/新しい視点の必要性<br/> 4 訴訟による権利の形成再検討<br/>  勝訴の効果/弁護士活動の重要性<br/><br/>UNIT 17 法による社会変動<br/> 1 法は社会を変化させるか?<br/>  法による社会変化/法による社会変動の限界<br/> 2 明治期の西洋法継受と社会構造の変動<br/>  入会権と所有権<br/> 3 戦後改革と家族法<br/>  戦後改革による法の変容/高度成長と家族法/矛盾と逆機能/離婚法の国際比較/<br/>  相続法と農家相続<br/> 4 労働市場の変化と男女雇用機会均等法<br/>  労働力人口の推移/1985年均等法/非正規雇用の増加と均等法/均等法の改正/<br/>  むすびに<br/><br/>事項索引(巻末)

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書誌情報

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資料種別
図書
ISBN
978-4-7972-2340-8
タイトルよみ
ブリッジ ブック ホウシステム ニュウモン : ホウシャカイガクテキ アプローチ
著者・編者
宮澤節生, 武蔵勝宏, 上石圭一, 大塚浩 著
第3版
シリーズタイトル
著者標目
宮沢, 節生, 1947- ミヤザワ, セツオ, 1947- ( 00149439 )典拠
武蔵, 勝宏 ムサシ, カツヒロ ( 01157478 )典拠
上石, 圭一 アゲイシ, ケイイチ ( 01162341 )典拠
出版年月日等
2015.4