図書

鷹将軍と鶴の味噌汁 : 江戸の鳥の美食学 (講談社選書メチエ ; 753)

図書を表すアイコン
表紙は所蔵館によって異なることがあります ヘルプページへのリンク

鷹将軍と鶴の味噌汁 : 江戸の鳥の美食学

(講談社選書メチエ ; 753)

国立国会図書館請求記号
GD51-M85
国立国会図書館書誌ID
031589841
資料種別
図書
著者
菅豊 著
出版者
講談社
出版年
2021.8
資料形態
ページ数・大きさ等
285p ; 19cm
NDC
383.81
すべて見る

資料詳細

要約等:

味噌仕立ての鶴の汁、白鳥のゆで鳥、雉子の刺身…。江戸人は、現代よりもずっと美味しく様々な鳥を食べていた。現代人は、なぜこの味覚を捨ててしまったのか。生産・流通から調理法まで、失われた食文化の全体像を描き出す。(提供元: サピエ図書館資料検索)

著者紹介:

菅 豊 1963年長崎県生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。博士(文学)。国立歴史民俗博物館助手、北海道大学文学部助教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授などを経て、現在、東京大学東洋文化研究所教授。専門は民俗学。著書に『修験がつくる民俗史――鮭をめぐる儀礼と信仰』(吉川弘...

書店で探す

障害者向け資料で読む

目次

  • 序章 鳥の味にとりつかれた美食家たち 第一章 鳥料理の源流――京料理から江戸の料理へ 1 日本人はいつから鳥を食べていたのか? 2 中世の鳥料理 第二章 江戸時代の鳥料理と庖丁人――鶴の味噌汁、白鳥のゆで鳥、鷺の串焼き 1 江戸の町から出てきた大量の鳥の骨 2 『料理物語』のレシピ 3 庖丁人――一流シェフの伝統と技術 第三章 大衆化する江戸の鳥料理――富商、貧乏武士、町人の味覚 1 鶏鍋、雁鍋、鴨鍋――中級・下級武士の食卓 2 料亭・名店の味――富裕層、文人墨客の贅沢 3 鴨南蛮と雀焼――庶民の素朴なファストフード 第四章 闇の鳥商売と取り締まり――せめぎあう幕府と密売人 1 「生類憐れみの令」による危機 2 アウトローたちの鳥商売の手口 3 鳥商売と大岡裁き 第五章 侠客の鳥商人 ――東国屋伊兵衛の武勇伝 1 日本橋・水鳥市場の男伊達 2 幕臣と侠客との親密な関係 第六章 将軍様の贈り物――王権の威光を支える鳥たち 1 鷹狩と贈答による秩序維持 2 「美物」の使い回し――中世の主従関係 3 「饗応料理」の鳥の意味 第七章 江戸に鳥を送る村――ある野鳥供給地の盛衰 1 手賀沼の水鳥猟 2 西洋的狩猟の浸食 3 カモが米に負けた 終章 野鳥の味を忘れた日本人 あとがき 鳥食の日本史略年表

全国の図書館の所蔵

国立国会図書館以外の全国の図書館の所蔵状況を表示します。

所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください

北日本

書店で探す

出版書誌データベース Books から購入できる書店を探す

『Books』は各出版社から提供された情報による出版業界のデータベースです。 現在入手可能な紙の本と電子書籍を検索することができます。

書誌情報

この資料の詳細や典拠(同じ主題の資料を指すキーワード、著者名)等を確認できます。

デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-06-524587-3
タイトルよみ
タカショウグン ト ツル ノ ミソシル : エド ノ トリ ノ ガストロノミー
著者・編者
菅豊 著
シリーズタイトル
著者標目
著者 : 菅, 豊, 1963- スガ, ユタカ, 1963- ( 00831445 )典拠
出版年月日等
2021.8
出版年(W3CDTF)
2021