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俳の森

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俳の森

国立国会図書館請求記号
KG721-R3
国立国会図書館書誌ID
033275336
資料種別
図書
著者
金子つとむ 著
出版者
東京図書出版
出版年
2024.2
資料形態
ページ数・大きさ等
568p ; 22cm
NDC
911.304
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資料詳細

要約等:

簡単そうに見えて、なかなか手ごわい俳句の世界。それはあたかも奥深い森のようだ。 その森を40年近くも逍遥した著者が、実作を通して紡ぎ出した珠玉の俳論風エッセー。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

金子つとむ 1954年千葉県野田市生まれ。木更津工業高等専門学校卒業。1978年富士ゼロックス ㈱ 入社、上司の朝妻力氏(現雲の峰主宰)の知遇を得て俳句の世界へ。1989年朝妻氏の紹介により、春耕入会、1993年春耕同人(2009年退会)。2000年雲の峰(旧俳句通信)結成時に同人参加。2014年定...

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目次

  • 〇〇一、俳句の短さについて/〇〇二、俳句固有の方法について/〇〇三、季語について/〇〇四、一大アートプロジェクト /〇〇五、物の見えたる光/〇〇六、ことばの質量変化/〇〇七、見るということ/〇〇八、理屈について/〇〇九、表現位置いまここの獲得/〇一〇、写生について その一/〇一一、写生について その二/〇一二、雑の句について/〇一三、底荷ということ/〇一四、季語体験/〇一五、鳥の句あれこれ/〇一六、 主観的表現と客観的表現 その一/〇一七、 主観的表現と客観的表現 その二/〇一八、季語数のことなど/〇一九、ことばの重さ/〇二〇、 初心者のための作句講座 その一/〇二一、 初心者のための作句講座 その二/〇二二、 初心者のための作句講座 その三/〇二三、共振語 その一/〇二四、共振語 その二/〇二五、切れについて/〇二六、句点について/〇二七、切れてつながる/〇二八、季語と季重なり/〇二九、季語が主役ということ/〇三〇、季語のゆたかさ/〇三一、季語の二面性について/〇三二、表現領域の拡大-二物衝撃/〇三三、子規の俳句革新/〇三四、俳句の美しさについて/〇三五、ことばの芸術 │ 「笹鳴」考/〇三六、定型と字余り/〇三七、ものの不思議に触れる/〇三八、類句・類想について/〇三九、作品が生まれるということ/〇四〇、よこはま・たそがれ/〇四一、ゴールイメージ/〇四二、シュールな瞬間/〇四三、自選の難しさを克服する方法/〇四四、季重なりの回避策/〇四五、季重なりの句の鑑賞/〇四六、季語と共振語との関係/〇四七、初案│発話の完結性について/〇四八、ことばの石組み/〇四九、舌頭に千転-普遍性の獲得/〇五〇、ことばの重量化/〇五一、季節がうごくと心もうごく/〇五二、客観写生句の鑑賞/〇五三、俳句に求めているもの/〇五四、自己発見としての俳句/〇五五、作者と読者の間の溝について/〇五六、季語の発見/〇五七、表現の不足を補う/〇五八、叙述と提示/〇五九、擬音語・擬態語の成功例/〇六〇、俳句は誰のものか/〇六一、理屈を回避する/〇六二、 客観的アプローチと主観的アプローチ/〇六三、感情と表現の統一/〇六四、共感するということ/〇六五、和暦のこと/〇六六、場所の情報について/〇六七、 高得点句 │ すっとわかる・ぐっとくる/〇六八、心をはらす/〇六九、直接的表現と間接的表現/〇七〇、自然美と人間美/〇七一、俳句の映像性/〇七二、ことばの彩り/〇七三、禅と俳句/〇七四、口語の表現領域/〇七五、感覚への共鳴/〇七六、俳句ライブという方法/〇七七、共振装置としての季語/〇七八、自分史/〇七九、五感に訴える/〇八〇、「冴ゆる夜の」考/〇八一、寅さんのだんご/〇八二、分かる句・分からない句/〇八三、居合わせた喜び/〇八四、客観写生の利点/〇八五、固有名詞の難しさ/〇八六、接続助詞「て」の用法/〇八七、大胆な省略/

  • 〇八八、字足らず/〇八九、季語と響き合う句文/〇九〇、韻文のちから/〇九一、詩を感じるとき/〇九二、俳句は他選/〇九三、大きな謎/〇九四、映像詩/〇九五、 外的アプローチと内的アプローチ/〇九六、 作者のテンション、読者のテンション/〇九七、漢字とひらがな/〇九八、子規の疑問 - 筆まかせ抄より/〇九九、子規の句あれこれ/一〇〇、 祝祭としての風景-「海の日の……」考/一〇一、感性の握手/一〇二、場面の映像化/一〇三、「根岸の里の侘び住ひ」考/一〇四、一物仕立てと取合せ/一〇五、平常心ということ/一〇六、作者のいる空間/一〇七、季語と出会う/一〇八、忠実な詩情の再現/一〇九、何を詠むかどう詠むか/一一〇、作者の立ち位置/一一一、俳句が成るということ/一一二、場のイメージしやすさについて/一一三、舌頭に千転の効用/一一四、詩的空間/一一五、名句にみる詩的空間/一一六、感動が大きいほど/一一七、 いひおほせて何かある │ 去来抄より/一一八、吟行と写生/一一九、作品のいのち/一二〇、自選と他選/一二一、俳句と川柳 /一二二、場のちから・物のちから/一二三、俳句が詩になるとき/一二四、季語が働くということ/一二五、ひらがな表記/一二六、ことばの凝固感/一二七、 共振語について │ ことばの実体化/一二八、子規の季重なりを考える/一二九、作者の立ち位置、ふたたび/一三〇、写生と季重なり/一三一、続・写生と季重なり/一三二、大きな景を詠む/一三三、主観語について/一三四、感動と表現/一三五、季語の空気感/一三六、共感の母胎/一三七、詩的空間の構成要素/一三八、季語に代わりうるもの/一三九、 詩的空間の構成要素にみる主観俳句・客観俳句/一四〇、意識と無意識/一四一、信頼ということ/一四二、現場証明 │ 俳句の臨場感/一四三、場所情報の不要なケース/一四四、すばらしき合評/一四五、季重なり?/一四六、季重なり? 再び/一四七、季重なりの句の分類/一四八、説明しない句できない句/一四九、俳句の虚と実/一五〇、作者のまなざし/一五一、感動の焦点/一五二、 例句をひもとく-春の入り日の美しさ /一五三、詩であるということ/一五四、ことばの緊密さと美しさ/一五五、独善句になっていないか/一五六、俳句以前ということ/一五七、 句意と作意 │ 俳句から受け取る二つのもの/一五八、対象との一体感/一五九、対象との距離感と共感の関係/一六〇、いい句とは何か/一六一、感動の現場/一六二、作者の視点/一六三、擬人化の成功例/一六四、視点の明確化/一六五、物が見えるということ/一六六、げんげ田 -擬人化考/一六七、季語と表現領域 その一/一六八、季語と表現領域 その二/一六九、俳句のことば/一七〇、再び、いい句とは何か/一七一、﹁いまここ﹂で見つけた喜びの歌/一七二、自分を写しとる写生/一七三、自然の真と文芸上の真/一七四、共感の母胎の変化/一七五、選句の役割/一七六、写生の鍛錬/一七七、実感と発話/一七八、ことばの花/一七九、自分を写生する/一八〇、感動再現力/一八一、瑣末主義/一八二、韻文のちから/一八三、共感の母胎について/一八四、五七五再考/一八五、初心ということ/一八六、子規の季語論(その一)/一八七、子規の季語論(その二)/一八八、俳句のリズム/一八九、一句の真実感/一九〇、明治の改暦/一九一、 季語に対する考え方-子規と虚子/一九二、古くからの切れの考え方/一九三、古くからの切れによる一句鑑賞/一九四、 写生の奥行き │ 雲雀の句の変遷/一九五、何を詠むか、どう詠むか/一九六、秋桜子が目指したもの その一/一九七、秋桜子が目指したもの その二/一九八、秋桜子と素十/一九九、つかずはなれず/二〇〇、季語の独立性/二〇一、俳句で表現したいこと/二〇二、(ときめき)と調子/二〇三、野に咲く花のように/二〇四、自然からのメッセージ/二〇五、季語とはなにか /二〇六、写生の映像性/二〇七、ときめきの対象について/二〇八、断定ということ/二〇九、情景提示と二物衝撃/二一〇、情景提示と一句一章/二一一、草の芽俳句/二一二、思い込みを覆す写生/二一三、題詠と嘱目吟/二一四、表情とこころ/二一五、季語の重層性/二一六、助詞の省略と韻律/二一七、唯一無二の表現を目指して/二一八、子規の目指した写生句/二一九、 コミュニケーションとしての俳句/二二〇、ブラックボックス/二二一、算術の少年-「の」の使い方-/二二二、詩語をつかむ/二二三、片言でも通じるけれど/二二四、季重なりの情趣/二二五、俳句の韻律と省略/二二六、二つ以上の句文を統べるもの/二二七、詩空間を感動で満たす切れの力/二二八、ポエム・季語って何?/二二九、二句一章のかたち/二三〇、補完関係が意味するもの/二三一、 省略できる「の」、できない「の」?/二三二、ときめきの痕跡/二三三、省略不能な「に」と補完の関係/二三四、ものの実在化について/二三五、ものを実在化させる方法/二三六、句形の大切さ/二三七、俳句の定義/二三八、生まれることば/二三九、等身大の詩/二四〇、切れの意味/二四一、永遠のハーモニー/二四二、俳句は掛け算/二四三、強すぎることば/二四四、命をつなぐ/二四五、切れとは何か/二四六、二つの俳句/二四七、見出しと俳句/二四八、現実句と空想句/二四九、擬人化表現について/二五〇、 丁寧な暮し │ 来る、帰る、残る/二五一、子規の句に見る切れの働き/二五二、季語との出会いから/二五三、スローライフと俳句/二五四、美しい景物から/二五五、実感とらしさ/二五六、あっ、虹!/二五七、正しく伝えるために/二五八、見てきたような嘘/二五九、ことばのいのち/二六〇、伝えたいこと・伝わること/二六一、一夜賢者の偈/二六二、写生の契機/二六三、対機説法/二六四、季語の発見状況を詠む/二六五、主観表現と客観表現/二六六、感想・判断・事実/二六七、酔いと覚醒 │ 二種類の俳句/二六八、手触り感のある俳句/二六九、美しい世界/二七〇、季語の在り処/二七一、共感の構造/二七二、意識された視点/二七三、季語に対する親密度/二七四、俳句は他選/二七五、臨場感/二七六、否定形と緊張感/二七七、俳句の臍の緒/二七八、ことばの映像喚起力/二七九、ことばの選択と主観/二八〇、ことばの発見、場面の発見/二八一、感動のステージ/二八二、俳句とアニミズム /二八三、俳句と記憶/二八四、直喩と隠喩/二八五、虚実の間/二八六、大局的と局所的/二八七、ことばの回路/二八八、補完の三パターン/二八九、思いと事実/二九〇、いい句ということ/二九一、ことばにするということ/二九二、感動の撞木で季語の鐘を撞く/二九三、書いてある以上のこと/二九四、俳句と予定調和/二九五、孤独の窓をひらく/二九六、五七五で語りかける/二九七、現物を現出させる切れの力/二九八、修飾語の使用について/二九九、平易なことば/三〇〇、自分詩 │ いまここの詩/三〇一、物に語らせるということ/三〇二、景に出会う、物に出会う/三〇三、季語に巡り合うということ/三〇四、動詞の働きについて/三〇五、胸中山水画と眼鏡絵/三〇六、精神的な自然/三〇七、百万本のバラ/三〇八、主観表現の良し悪し(添削例)/三〇九、感動の一語を探る/三一〇、句形が崩れる理由/三一一、感動の一語に至る/三一二、感動のほとぼり/三一三、自信作の落し穴/三一四、感動を詠むということ/三一五、奇跡のようなこの世を詠う/三一六、一五秒プラス六〇年/三一七、俳句が生まれるとき/三一八、客観写生/三一九、 何を詠むか、どう詠むか-手紙風-/三二〇、俳句の風姿/三二一、季語感/三二二、主観と独りよがり/三二三、詩空間「いまここ」/三二四、補完関係/三二五、 詩空間「いまここ」を満たすもの/三二六、俳句の鑑賞/三二七、親しき桔梗、さびしき木槿/三二八、季語との距離感/三二九、三つの美/三三〇、切れと切字/三三一、句文が動くということ/三三二、ときめきの旋律/三三三、詩情の確かさ/三三四、季語を説明しない/三三五、描写と写生/三三六、感動の場面にフォーカス/三三七、軽い切れ?/三三八、俳句以前/三三九、詩情ということ/三四〇、擬人化と創作/三四一、吟行で感じたこと/三四二、心の要求/三四三、数詞のこと/三四四、写生ということ/三四五、命の奇跡を詠う/三四六、只一つにして一つに限る/三四七、感動の舞台化/三四八、作者の眼力・読者の眼力/三四九、認識の詩/三五〇、二句一章の二つの句文/三五一、切れの正体Ⅰ/三五二、感動力と表現力/三五三、切れの正体Ⅱ/三五四、切れの正体Ⅲ/三五五、報告と提示/三五六、俳句のかたち/三五七、作者の存在を消す客観写生/三五八、天啓としての俳句/三五九、ことばの体重/三六〇、人知と写生/三六一、表現は只一つ/三六二、いのちの実相を写す/三六三、思いやり/三六四、芋銭と素十/三六五、一輪挿しの美/三六六、切字(や)の働き/三六七、物の存在感/三六八、忖度/三六九、割愛される背景/三七〇、イメージの詩・認識の詩/三七一、原初のことば/三七二、物その物/三七三、底荷再考 /三七四、俳句はどこがいいのか/三七五、俳句の前提/三七六、不即不離/三七七、自然の実感/三七八、 場面を詠う(句文をつなぐ場のちから①)/三七九、 場面を詠う/(句文をつなぐ場のちから②)/三八〇、 場面を詠う(句文をつなぐ場のちから③)/三八一、二句一章(抽出型と触発型)/三八二、「春の旅」考/三八三、推敲と表現/三八四、ことばのイメージ化と繋げ方/三八五、飛んで向うへ/三八六、作句の現場/三八七、一句一章、表白型/三八八、俳句の詠み方読まれ方/三八九、二句一章の抽出要件/

  • 三九〇、イメージの貼り絵/三九一、切れが生み出すもの/三九二、季語から見た俳句の形/三九三、切れと間合い/三九四、立ち位置と臨場感/三九五、再現描写/三九六、共感の構造/三九七、場面を立ち上げることば/三九八、視点再現/三九九、視点の動き/

  • 四〇〇、映像詩、再び/四〇一、視点と語順/四〇二、リアリティとオリジナリティ/四〇三、ネーミングと季語/四〇四、旅情ということ/四〇五、写生について ⑴/四〇六、写生について ⑵ /四〇七、踊子の季語論/四〇八、作句動機と場の俳句論/四〇九、季語を感じるとき/四一〇、奇麗な風と青き味/四一一、感じたことを感じたままに/四一二、共視ということ/四一三、季語は感嘆詞/四一四、変調と復調/四一五、提示と余情/四一六、季語が満たすもの/四一七、動詞の選択/四一八、自然の滝と季語の滝/四一九、詠嘆の切字と季語/四二〇、季語と詩情/四二一、季語の情趣の形成/四二二、感動のボルテージ/四二三、いまここの詩/四二四、俳句についての五つの論点/四二五、機縁ということ/四二六、カミと出会う/四二七、古池というカミ

  • どこにもない俳論-後書きにかえて

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資料種別
図書
ISBN
978-4-86641-697-7
タイトル
タイトルよみ
ハイ ノ モリ
著者・編者
金子つとむ 著
著者標目
著者 : 金子, つとむ, 1954- カネコ, ツトム, 1954- ( 033345044 )典拠
出版年月日等
2024.2
出版年(W3CDTF)
2024
数量
568p