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博士論文
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国立国会図書館デジタルコレクション
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口唇トレーニングの多方位口唇閉鎖力に対する影響-健常成人および健常高齢者を対象として-
- 国立国会図書館永続的識別子
- info:ndljp/pid/9968924
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資料に関する注記
一般注記:
- [研究の背景と目的]口唇トレーニングは口腔機能や歯科矯正治療後の安定性のために行われているが、トレーニング効果を定量的に評価した研究は少ない。また、高齢者における口唇閉鎖力と口唇トレーニング効果との関係も詳細には調べられていない。 本研究は、健常な若年成人および高齢者を対象に、口唇閉鎖トレーニング効...
関連資料・改題前後資料
投稿雑誌:Kaede, K. et al. Effects of lip-closing training on maximum voluntary lip-closing force during lip pursing in healthy young adults. J Oral Rehabil. 2016 Mar;43(3):169-75. © 2015 John Wiley & Sons Ltd
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目次
2018-01-02 再収集
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書誌情報
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デジタル
- 資料種別
- 博士論文
- 著者・編者
- 楓, 公士朗Kaede, Koshiro
- 出版年月日等
- 2014-03-06
- 出版年(W3CDTF)
- 2014-03-06
- 授与機関名
- 松本歯科大学
- 授与年月日
- 2014-03-06
- 授与年月日(W3CDTF)
- 2014-03-06
- 報告番号
- 甲第151号
- 学位
- 博士(歯学)
- 博論授与番号
- 甲第151号
- 本文の言語コード
- jpn
- 一般注記
- [研究の背景と目的]口唇トレーニングは口腔機能や歯科矯正治療後の安定性のために行われているが、トレーニング効果を定量的に評価した研究は少ない。また、高齢者における口唇閉鎖力と口唇トレーニング効果との関係も詳細には調べられていない。 本研究は、健常な若年成人および高齢者を対象に、口唇閉鎖トレーニング効果を検討した。 [方法]1.被験者は健常な若年成人のトレーニング群と非トレーニング群、および65歳以上の高齢者トレーニング群の3群に分けて行った。2.口唇閉鎖トレーニングには歯科用口唇筋力固定装置(Mパタカラ)を使用し、上下口唇を3分間閉じるタスクを1日3回、4週間行わせた。3.口唇閉鎖力は、多方位口唇閉鎖力測定装置を用いて、トレーニング前、トレーニング開始1,2,3,4週間後、トレーニング終了1,2,3,4週間後に測定した。非トレーニング群はトレーニングを行わずに同日程で測定した。 [結果]1.トレーニング前の口唇閉鎖力の総合力は、3群間に有意差が認められない。 2.健常若年成人トレーニング群: (ⅰ) 口唇閉鎖力の総合力は非トレーニング群に比べ、トレーニング開始3,4週間後に有意に増大し、トレーニング終了時に40%増加した。また、トレーニングを終了すると1週間後から低下した。 (ⅱ)口唇閉鎖力の方向別評価では、上および下方向の閉鎖力に有意な増加が認められた。 3.健常高齢者トレーニング群: (ⅰ) 口唇閉鎖力の総合力は若年成人非トレーニング群に比べ、トレーニング開始3,4週間後に有意に増大し、若年成人トレーニングと比較して有意差はみられなかった。トレーニング終了1週間後から低下した。また、若年成人と同様、トレーニング終了1週間後から低下した。(ⅱ)口唇閉鎖力の方向別評価では、下方向の口唇閉鎖力に有意な増加が認められた。 4.口唇閉鎖力の左右の対称性は、若年成人、高齢者ともにトレーニング終了後も保たれていた。 [考察] Mパタカラにより口唇閉鎖力は増大し、口唇機能の活性化が図られることが示唆された。ただし、口唇閉鎖力はトレーニング終了1週間後にトレーニング開始前のレベルに戻ったので、今回のトレーニング効果は筋肉の構造を変化させたのではなく、筋線維の動員増加による可能性がある。トレーニング効果を維持させる方法に関しては今後の研究が必要である。 高齢者についても若年成人と同様のトレーニング効果がみられることが確認された。方向特異性に関して若年成人では上下方向に有意な増加が認められたのに対し、高齢者では下方向の増加のみが有意であった。これは、高齢者では被験者によるばらつきが大きかったためと考えられる。 歯科矯正治療後の歯列の維持などに、定量的に評価した口唇閉鎖トレーニングの有用性が考えられ、そのひとつとして今回のMパタカラによるトレーニングが有効と考えられる。 虚弱高齢者は口唇閉鎖力の低下によるADLの低下が報告されている。今後は虚弱高齢者を対象として、更なる研究が必要である。2013identifier:甲第151号
- 国立国会図書館永続的識別子
- info:ndljp/pid/9968924
- コレクション(共通)
- コレクション(障害者向け資料:レベル1)
- コレクション(個別)
- 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
- 収集根拠
- 博士論文(自動収集)
- 受理日(W3CDTF)
- 2016-05-01T16:38:40+09:00
- 作成日(W3CDTF)
- 2014-07-22
- 記録形式(IMT)
- PDF
- オンライン閲覧公開範囲
- 国立国会図書館内限定公開
- デジタル化資料送信
- 図書館・個人送信対象外
- 遠隔複写可否(NDL)
- 可
- 原資料(URI)
- 関連情報
- 投稿雑誌:Kaede, K. et al. Effects of lip-closing training on maximum voluntary lip-closing force during lip pursing in healthy young adults. J Oral Rehabil. 2016 Mar;43(3):169-75. © 2015 John Wiley & Sons Ltd
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