源氏物語と老い(笠間叢書 ; 284)

• Material Type: 図書
• ISBN: 4-305-10284-6
• Title: 源氏物語と老い
• Title Transcription: ゲンジ モノガタリ ト オイ
• Author/Editor: 永井和子 著
• Series Title: 笠間叢書 ; 284
• Author Heading: 永井, 和子, 1934- ナガイ, カズコ, 1934- ( 00049627 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 笠間書院
• Publication Date: 1995.5
• Publication Date (W3CDTF): 1995
• Extent: 520p
• Size: 22cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Subject Heading: 源氏物語 ゲンジ モノガタリ ( 00633493 )Authorities
• NDC 8th ed.: 913.36
• NDLC: KG59
• Target Audience: 一般
• Price: 15000円 (税込)
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: KG59-E159
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 000002420452; http://id.ndl.go.jp/bib/000002420452
• National Bibliography No. (JPNO): 95066073
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules, Preliminary New Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 平安期の物語文学全体がもつ老いの語りという虚構の要素に注目した視点で捉えた「源氏物語と老い」の試み。第一部では老いから物語へ、第二部では登場人物から物語へなど、それぞれ老いをテーマに考察。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 永井 和子 1934年東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。学習院大学大学院修士課程修了。学習院女子短期大学教授。著書に「寝覚物語の研究」など。共校注・訳書に「完訳日本の古典・枕草子」。＊(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)

Table of Contents

序論にかえて−非在者としての老人第一部　老いから物語へ１老人の語りとしての源氏物語−虚構と時間２源氏物語の大宮像−作中世界の保証者として３源氏物語における老者−女五の宮を中心に４源氏物語の老人−横川の僧都の母尼君５源氏物語の「翁」６源氏物語の「おいびと（老人）」−ことばの意味するもの７老いということば−源氏物語の場合８源氏物語の「嫗（おうな）」−髭黒北の方と横川の僧都の母尼君９文学史上における「竹取物語」−竹取翁の物語として１０「翁語り」の系譜試論−竹取・伊勢・土佐・豊蔭・大鏡１１枕草子と老者−虚構としての年齢視点１２物語と老い−源氏物語をひらくもの第二部　人物から物語へ１藤壺物語の一視点−冷泉帝の出生をめぐって２紫の上における死の様式３紫の上−「女主人公」の定位試論４夕霧−ある親子のすがた５宇治の大君６浮舟７谷崎訳　源氏物語８源氏物語の現代語訳９紫式部を継ぐもの−高橋たか子氏１０紫式部を継いだか−高橋たか子氏のその後第三部　巻から物語へ１若紫の巻における鹿をめぐって２関屋の巻−空蝉再会３常夏・篝火・野分・行幸　覚え書き４若紫−若さと直観力５末摘花−光源氏の自立と責任６須磨−内省と不安７蓬生−不変を信じるということ８関屋−再会と内的な時間９絵合−成熟への出発１０松風−明石の女君の力１１薄雲−藤壺の死と光源氏の再出発１２朝顔−桐壺帝の世界への回帰１３橋姫−秘事とその伝達者１４夢浮橋−僧都の手紙の意味