職人の近代 : 道具鍛冶千代鶴是秀の変容

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-622-08593-5
• Title: 職人の近代 : 道具鍛冶千代鶴是秀の変容
• Title Transcription: ショクニン ノ キンダイ : ドウグ カジ チヨツル コレヒデ ノ ヘンヨウ
• Author/Editor: 土田昇 [著]
• Author Heading: 土田, 昇, 1962- ツチダ, ノボル, 1962- ( 001210248 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : みすず書房
• Publication Date: 2017.2
• Publication Date (W3CDTF): 2017
• Extent: 313p
• Size: 20cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Subject Heading: 大工道具--歴史--20世紀 ダイク ドウグ レキシ 20セイキ ( 001255875 )Authorities; 鍛造--日本--歴史--明治以後 タンゾウ ニホン レキシ メイジ イゴ ( 001209241 )Authorities; 千代鶴, 是秀, 1874-1957 チヨツル, コレヒデ, 1874-1957 ( 00624748 )Authorities
• NDC 9th ed.: 583.8 : Woodworking
• NDLC: PS31
• Target Audience: 一般
• Note (Bibliography): 文献あり
• Price: 3700円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: PS31-L22
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 027924231; http://id.ndl.go.jp/bib/027924231
• National Bibliography No. (JPNO): 22857496
• TOHAN MARC No.: 33562449
• Cataloging Rule: Nippon Cataloguing Rules 1987 Revised Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 大工道具鍛冶の「最後の名工」、千代鶴是秀。富国強兵、殖産興業の近代化の矛盾の中に生きた職人の不器用と逞しさ、誇りと品格を描く(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 土田昇 1962年、東京生まれ。土田刃物店三代目店主。父・土田一郎より引き継いだ千代鶴是秀作品の研究家であるとともに、木工手道具全般の目立て、研ぎ、すげ込み等を行う技術者でもある。竹中大工道具館（神戸）の展示・研究協力。ものつくり大学技能工芸学部、非常勤講師。著書『千代鶴是秀――日本の手道具文化を...

Table of Contents

序

第1章　大工道具鍛冶、千代鶴是秀の修業時代

道具鍛冶への弟子入り／栗原信秀の彫刻刀／玉鋼から洋鋼へ――師の遺言／二人の刃物鍛冶――栗原信秀と是秀／大工道具鍛冶としての自覚／是秀の切出小刀――道具たらざるものの美／『高村光雲懐古談』――職人的立場のわきまえ／高村光雲と石堂寿永、それぞれの職人の道徳観／独立、石堂家との共同の仕事／西郷家出入棟梁、恩田栄吉との出会い／恩田栄吉の一寸八分叩鑿――千代鶴是秀の出世作／石膏型取師、宮嶋一／職人と芸術家／是秀の受注姿勢／穴大工との対峙／麻布の穴大工、穴七の注文品――大玄能／平櫛田中への彫刻刀持ち込み／作品変質の始まり

第2章　逸脱の始まり

旦那衆、栗原波月との出会い／栗原自作のケサン／ケサンのゆくえ／三代目千代鶴延国、落合宇一／職人達のもとめるもの、是秀の目指すもの／新しい注文主と「注文受帳」／宮嶋一の注文品――八分鉋“白嶺”や大入組鑿／鍛冶技術の高低／是秀の魚形切出小刀／デザイン切出小刀の製作工程／是秀の製作の再現――玄能鍛冶 長谷川幸三郎／良質な刃物を作る――鍛冶技術の本質／朝倉文夫――是秀の作風変化にかかわった彫刻家／「竿忠の像」／「注文受帳」の朝倉文夫の記録／実用についての是秀の考え／朝倉の彫刻道具に見る是秀の製作思想／朝倉の手に渡った仕上砥石／仕上砥石の由来――大工、早川金兵衛の名品／道具が道具でなくなる地点――異形の魚型切出小刀“大”／槍鉋をモチーフとした切出小刀“自尊”／もう一丁の切出小刀“自尊”