パンデミック監視社会

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-480-07468-3
• Title: パンデミック監視社会
• Title Transcription: パンデミック カンシ シャカイ
• Author/Editor: デイヴィッド・ライアン 著; 松本剛史 訳
• Series Title: ちくま新書 ; 1639
• Author Heading: 著者 ： Lyon, David, 1948- ( 00470769 )Authorities; 訳者 ： 松本, 剛史, 1959- マツモト, ツヨシ, 1959- ( 00203521 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 筑摩書房 (出版)
• Publication Date: 2022.3
• Publication Date (W3CDTF): 2022
• Extent: 249p
• Size: 18cm
• Additional Title: PANDEMIC SURVEILLANCE
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Original Text Lang. Code: eng
• Content Type: テキスト
• Media Type: 機器不用
• Carrier Type: 冊子
• Subject Heading: 監視社会 カンシシャカイ ( 01163993 )Authorities; 新型コロナウイルス感染症 シンガタ コロナウイルス カンセンショウ ( 001347199 )Authorities
• NDC 10th ed.: 316.1 : State and individuals
• NDLC: A225; A229
• Target Audience: 一般
• Note (General): 原タイトル: PANDEMIC SURVEILLANCE
• Note (Bibliography): 索引あり
• Price: 840円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: A225-M59
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 032002003; http://id.ndl.go.jp/bib/032002003
• National Bibliography No. (JPNO): 23686912
• TOHAN MARC No.: 34313693
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules 2018 Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 新型コロナウイルスのパンデミックは監視技術の世界的大流行でもあった。加速する監視資本主義とデータ主義は社会をどう変えるのか。世界的権威による緊急発言。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: デイヴィッド・ライアン デイヴィッド・ライアン David Lyon1948年、スコットランド・エディンバラ生まれの社会学者。イングランドのブラッドフォード大学にて学士号および博士号を取得（社会科学・歴史）。カナダのクイーンズ大学社会学教授、同大学サーベイランス・スタディーズ・センター前所長。監視社...

Table of Contents

第１章　決定的瞬間／すべての始まり／パンデミック監視とは何か／監視の意味と目的／監視資本主義というコンテクスト／『ペスト』との共通点／パンデミックの社会的側面／パンデミックとテクノソリューショニズム／ショック・ドクトリンという要因／本書の論旨／本書のロードマップ／第２章　感染症が監視を駆動する／接触者を突き止める／接触確認アプリ、位置追跡アプリ／官民のパートナーシップ／テクノロジー企業とのあるべき関係／変容する監視／接触確認システムは有効だったのか？／中央集権型の接触確認／分散型の接触確認／プラットフォーム企業の問題／不透明なシステム／ワクチンパスの登場／公衆衛生情報システム／監視の高まり／第３章　ターゲットは家庭／「ステイホーム、ステイセーフ」／増大する家庭内監視／「仕事場」のモニタリング／リモートワークにおける監視／「家庭内授業」のモニタリング／学生たちが直面する苦難／家庭でのオンラインショッピング／勝ち組となったアマゾン／現状の先にあるものは？／第４章　データはすべてを見るのか？／データの奔流を生きる／監視とデータ利用／フランケンシュタインのデータセット／疑わしい前提／ビッグデータの驕り／可視化される私たち／人々を特定のかたちで表現する／ブラックボックス社会／アルゴリズムによる選別／データが駆動する不正義／蔓延するデータ主義／第５章　不利益とトリアージ／社会的振り分けの手段／不利益の再生産／軽視されるリスク／感染リスクの不均衡／デジタル技術が助長する排除／くり返されるパターン／パンデミック監視と植民地主義／二層化する世界？／データ正義という視点／第６章　民主主義と権力／監視国家への懸念／見切り発車の構想／性急な監視技術の導入と混乱／監視資本主義、パンデミックの権力／民主主義の赤字／加速する監視資本主義／危機にさらされる市民的自由、人権、プライバシー／切り詰められる市民的権利／新たな課題／常態化する例外状態／「ミッション・クリープ」／試される民主主義／第７章　希望への扉／青白い騎士／暴露としての黙示録／台湾のストーリー／ブラジルのストーリー／黙示録を超えて／市民によるモニタリング／入り口としてのパンデミック／他者のための監視／信頼と正義／謝辞／原注／索引