Jump to main content
図書

胸部大動脈の外科

Icons representing 図書
The cover of this title could differ from library to library. Link to Help Page

胸部大動脈の外科 = Surgery for the Thoracic Aorta

Call No. (NDL)
SC541-M63
Bibliographic ID of National Diet Library
032408224
Material type
図書
Author
大北裕 著
Publisher
南江堂
Publication date
2022.10
Material Format
Paper
Capacity, size, etc.
301p ; 31cm
NDC
494.284
View All

Notes on use

Note (General):

Web動画付

Detailed bibliographic record

Summary, etc.:

国内外で6,000例以上の症例を経験してきた著者のテクニック,ノウハウを,実際のシェーマで示しながら解説した成書.(Provided by: 出版情報登録センター(JPRO))

Search by Bookstore

Table of Contents

Provided by:出版情報登録センター(JPRO)Link to Help Page
  • 【書評】

  • 敬愛する大北裕先生が,ご自身の集大成ともいえる著書『胸部大動脈の外科』を執筆なさった.その書評を執筆する機会をいただいたことに,まず感謝申し上げる.

  • 本書は大北先生ご自身が一人で執筆されたものである.内容は,術前評価,使用してきた手術器械,実践してきたoff the job trainingから,到達法,術式・病態別の治療戦略,実際の手技にいたるまで,理論的背景や諸家の成績を含めて解説したものである.実際に大北先生が執刀なさった多数の患者さんの手術記録に基づき,ご自身とお弟子さんたちが清書されたカラー図と,213にも及ぶ動画が収載されており,きわめてわかりやすい.感嘆するのは,先生とお弟子さんたちがすべての手術記録をカラーで詳細に図示して残してきたという事実である.これらの図はどれをみても要所を的確に押さえており,術者が何をみてどう対処したか,その結果がどうであったかをみてとれる.文字どおり自明であり,まさに「百聞は一見にしかず」である.

  • 本書の内容は,胸部大動脈にかかわるすべて,すなわち大動脈基部から胸腹部大動脈にいたる病態をすべて網羅している.中でも多くの紙面を割かれているのは,大動脈基部手術(弁温存基部置換術やRoss手術,感染性心内膜炎に伴う左室-大動脈不連続などに対する弁輪再建を含む),胸腹部大動脈手術,上行大動脈から下行・胸腹部大動脈にいたる一期的広範大動脈置換術,再手術や感染性大動脈疾患に対する手術といった,もっとも困難な領域である.大北先生の卓越した実力に基づく膨大な経験を垣間みることができる.術式の解説には,近年の側方直斜切開(SIRC)やMichigan法による大動脈弁輪拡大も収載され,新しい術式も積極的に取り入れる姿勢が反映されている.一方で,胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)をはじめとする低侵襲治療や,高齢者の手術適応限界に関する記述は皆無といってよい(高齢者リスク評価の記述はあるが).実に大北先生らしい.TEVAR隆盛の時代にあって直達手術,特に側方開胸を要する手術を担う医師は稀少となっている.まさに絶滅危惧種である.しかし,TEVARの遠隔期合併症の報告が増加するとともに,直達手術の重要性もまた増している.本書は,大北先生ご自身の一つの集大成であるとともに,この領域でわが国の先人たちが築き上げてきた,世界をリードする技術と経験のランドマークでもある.TEVARを自ら実施しない外科医にも,frozen elephant trunkやハイブリッド手術が安易に選択される風潮の中で直達手術のノウハウを根絶やしにしないためにも,大動脈外科を志す諸兄にはぜひ熟読していただきたい.

  • 本書の巻頭言には,「できるだけバイアスがかからないように心がけたつもりである」と述べられている.大北先生らしい,実に真摯な取り組み方である.しかし本書はもとより単著であり,バイアスは不可避である.後側方開胸やSIRCなどの基本的な到達法一つをとっても,同じ名前の手技でありながら,筆者が用いている手技とはまったく異なるものである.しかし,本書は「大北裕」という一代を成した大外科医個人の卓越した経験を後進に共有し,大動脈外科学の継続と発展に寄与するためのものである.この困難な領域において,多数の臨床経験,優れた臨床成績に基づき多くのacademic workを成し遂げ,国際的にも評価が高い,自他ともに認める第一人者の,外科医としての集大成にバイアスがかかっていて,わるいことがあろうか? いや,かかっているからこそ,本書は貴重なのである.本書は,Kirklinの教科書のようなessentialsをおさえた分担執筆の教科書では決してなく,当代の最先端の治療戦略を,多くのイラストレーションを活用して解説した単著である.Crawford先生の『Diseases of the Aorta』よりも文章による解説が充実しており,Borst先生の『Surgical Treatment of Aortic Dissection』よりもカバーする領域が広い,比類なき名著である.胸部大動脈外科医を志す医師のみならず,心臓血管外科にかかわるすべての医師におすすめしたい,必読の書である.

Holdings of Libraries in Japan

This page shows libraries in Japan other than the National Diet Library that hold the material.

Please contact your local library for information on how to use materials or whether it is possible to request materials from the holding libraries.

other

  • CiNii Research

    Search Service
    Paper
    You can check the holdings of institutions and databases with which CiNii Research is linked at the site of CiNii Research.

Search by Bookstore

Publication bibliographic database Books Find a bookstore where you can purchase books from

Books is a database of the publishing industry with information provided by publishers. You can search for currently available paperbacks and eBooks.

Bibliographic Record

You can check the details of this material, its authority (keywords that refer to materials on the same subject, author's name, etc.), etc.

Paper

Material Type
図書
ISBN
978-4-524-22607-8
Title Transcription
キョウブ ダイドウミャク ノ ゲカ
Author/Editor
大北裕 著
Author Heading
著者 : 大北, 裕, 1952- オオキタ, ユタカ, 1952- ( 001302673 )Authorities
Publication, Distribution, etc.
Publication Date
2022.10
Publication Date (W3CDTF)
2022
Extent
301p