パンデミックが映し出す経済と社会

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-88125-400-4
• Title: パンデミックが映し出す経済と社会
• Title Transcription: パンデミック ガ ウツシダス ケイザイ ト シャカイ
• Author/Editor: 徐一睿, 宮嵜晃臣 編
• Series Title: 専修大学社会科学研究所社会科学研究叢書 ; 27
• Author Heading: 編者 ： 徐, 一睿 ジョ, イツエイ ( 01204899 )Authorities; 編者 ： 宮嵜, 晃臣, 1956- ミヤザキ, テルオミ, 1956- ( 001172881 )Authorities; 編集責任者 ： 専修大学社会科学研究所 センシュウ ダイガク シャカイ カガク ケンキュウジョ ( 00315637 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 専修大学出版局 (出版)
• Publication Date: 2025.3
• Publication Date (W3CDTF): 2025
• Extent: 239p
• Size: 22cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Content Type: テキスト
• Media Type: 機器不用
• Carrier Type: 冊子
• Subject Heading: 日本--経済 ニホン ケイザイ ( 00568238 )Authorities; 国際経済 コクサイケイザイ ( 00566411 )Authorities; 危機管理 (行政)--日本 キキ カンリ (ギョウセイ) ニホン ( 001304578 )Authorities; 新型コロナウイルス感染症 シンガタ コロナウイルス カンセンショウ ( 001347199 )Authorities
• NDC 10th ed.: 332.107 : Economic history and conditions
• NDLC: DC55
• Target Audience: 一般
• Price: 3300円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: DC55-R131
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 034008320; http://id.ndl.go.jp/bib/034008320
• National Bibliography No. (JPNO): 24166468
• TOHAN MARC No.: 34723221
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules 2018 Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Contents: 新自由主義とパンデミック / 徐一睿 著緊急財政出勤と制度的対応 / 徐一睿 著現代貨幣理論で読み解くコロナパンデミック財政 / 佐藤一光 著...
• Summary, etc.: コロナパンデミックが浮き彫りにした日本社会の課題と新しい社会システムの構築を考える.。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 徐 一睿 徐 一睿（じょ いちえい）専修大学経済学部教授 ［著書・論文］「中国の都市間税収格差の実態に対する基礎的考察」日本財政学会編『財政研究』第19巻，2023年。「ドイツ地方公営企業の企業間関係と内部資金調整―ハンブルク市港湾事業の事例分析」『専修大学社会科学研究所月報』第725巻，2023年...

Table of Contents

2020年初頭から世界を襲った新型コロナウイルスのパンデミックは，私たちの生活様式や社会システムを根底から変容させた。感染症との闘いは，医療体制の脆弱性を露呈させただけでなく，経済格差の拡大，コミュニティの分断，そして既存の社会保障制度の限界を浮き彫りにした。

本書第Ⅰ部では，パンデミックが財政・経済システムに与えた影響を多角的に分析する。コロナ禍における緊急財政出動の実態と地方創生との政策的相克，現代貨幣理論（MMT）の視点からみたパンデミック財政の特徴と持続可能性，国際秩序と通商・産業政策の構造的変容，そして現代資本主義の質的変化についての検討を行う。

第Ⅱ部では，危機管理体制と社会変容の実態に焦点を当てる。近現代日本における感染症対応体制の歴史的変遷を検討し，今回のパンデミック対応における制度的限界の背景を明らかにする。次に，医療現場における専門性の揺らぎと医療提供体制の課題，教育行政の対応とデジタル化の進展，子どもの生活実態の変化と教育格差の問題，そして沖縄県という地域特性における感染症対策の展開について，具体的な事例に基づいた実証的な考察を行う。これらの分析を通じて，パンデミックが既存の社会システムに投げかけた根本的な課題と，それに対する制度的対応の可能性を具体的に提示する。

目次

まえがき