軍律法廷 : 戦時下の知られざる「裁判」

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-480-51295-6
• Title: 軍律法廷 : 戦時下の知られざる「裁判」
• Title Transcription: グンリツ ホウテイ : センジカ ノ シラレザル サイバン
• Author/Editor: 北博昭 著
• Series Title: ちくま学芸文庫 ; キ35-1
• Author Heading: 著者 ： 北, 博昭, 1942-2022 キタ, ヒロアキ, 1942-2022 ( 00183560 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 筑摩書房 (出版)
• Publication Date: 2025.4
• Publication Date (W3CDTF): 2025
• Extent: 263p
• Size: 15cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Content Type: テキスト
• Media Type: 機器不用
• Carrier Type: 冊子
• Subject Heading: 行政裁判所 ギョウセイサイバンショ ( 00616776 )Authorities; 太平洋戦争 (1941-1945)--捕虜 タイヘイヨウセンソウ (1941-1945) ホリョ ( 00602132 )Authorities
• NDC 10th ed.: 391.4 : War. Strategy. Tactics
• NDLC: AZ-652
• Target Audience: 一般
• Note (Bibliography): 文献あり 索引あり
• Note (Original Version): 朝日新聞社 1997年刊の再刊
• Price: 1100円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: AZ-652-R12
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 034020804; http://id.ndl.go.jp/bib/034020804
• National Bibliography No. (JPNO): 24130149
• TOHAN MARC No.: 34725721
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules 2018 Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 戦時下において多くの敵国兵や民間人を死に追いやった軍の審判機関、軍律法廷。限られた史料を読み解き、謎に満ちたその正体に迫る。解説 新井京(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 北 博昭 北 博昭（きた・ひろあき）：1942-2022年。鳥取県生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。旧日本軍の司法問題を扱う軍法務研究に取り組み、高校教諭を経て、大阪経済法科大学客員教授などをつとめる。著書に、『日中開戦――軍法務局文書から見た挙国一致体制への道』（中公新書）、『二・二六事件 ...

Table of Contents

はしがき／第一部　軍律法廷とはなにか／一　軍律と軍律法廷／１　太平洋戦争下の軍律／２　太平洋戦争下の軍律法廷／二　イトウ・ケースの発端／１　無差別爆撃／２　名古屋空襲で捕らえられた十一名／三　なぜ戦犯裁判にかけられたか／１　軍律法廷とはそういうもの／２　審判は不当だったか／３　認められた審判もある／四　外国の軍律法廷／１　軍事委員会／２　戦争犯罪への対応／五　軍律法廷と自衛隊／第二部　名古屋空襲の軍律審判／一　無差別爆撃は戦争犯罪／１　ドーリットル空襲／２　空襲軍律の制定／３　第十三方面軍軍律会議と軍法会議／二　捜査機関としての検察官／１　捜査の始まり／まず憲兵が調べる／第一総軍の軍律に照らす／２　検察官職の資格／陸軍では法務部将校／伊藤が検察官に命ぜられる／３　取り調べ／録事の立ち会い／故意の無差別爆撃か／無差別爆撃の事実／審判にかけるのが妥当／軍中央への伺い／三　処罰を求める／１　陸軍大臣の指示／伺い書／死罰も可／必ずしも守られなかった／２　審判の請求／審判請求機関としての検察官／審判に付す／３　軍律と軍罰／規定に際して／だれが審判されるか／対象となる行為／どんな罰をうけるか／四　審判の開始／１　列席者／七月十一日に始まった／長官の命令／２　審判官／審判官は三名／兵科将校と法務部将校／審判官選任の実際／３　捕獲搭乗員の入廷／警査が連行／通訳／五　全員に死罰／１　すすむ審理／検察官の朗読／審判する側が主導／２　審判は終わった／論告／軍罰の言い渡し／３　軍律法廷の記録／記録の保管／焼却された記録／六　軍罰の執行／１　執行命令が出る／執行の免除と変更／軍刀を使用／すみやかに実施／２　準備はできた／執行の指揮／執行場の準備／３　場所は小幡原射撃場／自分の墓穴の前で／軍医はいなかった／戦後に火葬／あとがき／解説　敵兵を裁くことのジレンマ（新井京）／おもな引用・参考文献／参考史料／参考図表／索引