恵那の教師・丹羽徳子の生活綴方教育実践に関する研究―教育実践・教育思想の形成過程を通して―

• Material Type: 博士論文
• Title: 恵那の教師・丹羽徳子の生活綴方教育実践に関する研究―教育実践・教育思想の形成過程を通して―
• Author/Editor: 渡邉, 由之
• Author Heading: 渡邉, 由之
• Publication Date: 2018-11-28
• Publication Date (W3CDTF): 2018-11-28
• Alternative Title: Noriko Niwa’ s ”Writing about Life“ Educational Practice and Thought
• Degree grantor/type: 武庫川女子大学
• Date Granted: 2018-11-28
• Date Granted (W3CDTF): 2018-11-28
• Dissertation Number: 乙第80号
• Degree Type: 博士(臨床教育学)
• Conferring No. (Dissertation): 乙第80号
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 岐阜県恵那地域の元小学校教師・丹羽徳子が取り組んだ生活綴方教育実践を歴史的に調査し、丹羽の教育実践・教育思想の核心にある、主体としての子ども像を浮かび上がらせることを試みた。 文献調査は、最初の赴任校である本郷小学校から退職に勤務していた東小学校に至るまでの一次資料（学級文集や教育実践記録）をもとにした。加えて、聴きとり調査によって得られた丹羽本人の語りも分析・検討の対象とした。 本研究は、生活綴方教育の実践者としての丹羽が、子どもが書いて表現することに対して実践的摸索を繰り返し、「書かせてしまう」ことへの葛藤を抱え続けた歴史を描写した。そのなかで、丹羽が追究した子ども理解の思想を、「書く・書かない」の自由、「みせる・みせない」の自由、作品主義への警戒、子どもを作品で追わない姿勢、「心にたたむ綴方」にみる綴方の独自解釈など、丹羽実践の特徴をもとに考察した。 これらの特徴に内包される教育的価値とは、子どもの内部に「自分に由る」姿勢を育むことであった。選択の主体、判断の主体、行為の主体として徹底して子どもをとらえる思想を体現したのが丹羽の生活綴方教育実践であった。一方で、丹羽の教育実践・教育思想は、子ども理解と教育実践の緊張関係のなかで育まれた。子どもを中心に据えた教育実践の形成と葛藤の歴史は、子ども理解及び生活綴方教育を問い直す視点を提起するものであった。; 2018
• DOI: 10.14993/00001369; https://doi.org/10.14993/00001369
• Persistent ID (NDL): info:ndljp/pid/11239179; https://dl.ndl.go.jp/pid/11239179
• Collection: 障害者向け資料
• Collection (Materials For Handicapped People:1): テキストデータ
• Collection (particular): 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文; https://dl.ndl.go.jp/collections/A00014
• Acquisition Basis: 博士論文（自動収集）
• Date Accepted (W3CDTF): 2019-02-03T04:35:56+09:00
• Date Created (W3CDTF): 2019-01-10
• Format (IMT): application/pdf
• Access Restrictions: 国立国会図書館内限定公開
• Service for the Digitized Contents Transmission Service: 図書館・個人送信対象外
• Availability of remote photoduplication service: 可
• Periodical Title (URI): http://dx.doi.org/10.14993/00001369; http://id.nii.ac.jp/1479/00001369/
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館デジタルコレクション; https://dl.ndl.go.jp