府県史料(MF:国立公文書館蔵)
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憲政資料室 作成
- 受入事項
- 複製
- 資料形態
- マイクロフィルム
- 数量
- 378巻
- 旧蔵者
- 内閣文庫 (ないかくぶんこ)
- 主な内容
- 太政官正院歴史課(歴史課は1875年修史局、1877年修史館と改名)が編纂。各府県ごとに太政官に提出。修史館から内閣記録局、内閣書記官室記録課を経て、1914年内閣文庫に移管。1874年に太政官達第147号で各府県に立庁から1874年末までの沿革の編集を命じた。その後も続けて編集が命じられ、ほぼ1885年まで続けられた。1道3府41県計45道府県が収録されている(香川は当時愛媛、徳島に分属、沖縄県はなし)。1876年の例示では、政治部(県治・拓地・勧農・工業・刑賞・賑恤・祭典・戸口・民俗・学校・駅逓・警保・忠孝節義・騒擾事変)と制度部(租法・職制・禄制・兵制・刑法・禁令・会計)の二部に大分けされ、附録として図書目録・碑文銘辞等・官員履歴の構成が示された。その構成は府県によって不統一があり、記述・編修に精粗の差がある。
- 検索手段
- 『内閣文庫所蔵府県史料マイクロフィルム版解説・細目』雄松堂フィルム出版、1962
- 原資料の所在
- 国立公文書館蔵
国立公文書館デジタルアーカイブ(国立公文書館)で公開 - 関連文献
- 【資料紹介】
- 福井保「「府県史料」の解題と内容細目」『北の丸』2、1974.3
太田富康「「府県史料」の性格・構成とその編纂作業」『文書館紀要』11、埼玉県立文書館、1998.3 - 【資料集(復刻)】
- 『府県史料教育』全26巻、ゆまに書房、1985~1986(教育関連部分を影印)