片倉衷関係文書
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憲政資料室 作成
- 受入事項
所蔵
- 資料形態
原資料
- 数量
3,708点
- 書架延長
12.5m
- 旧蔵者
片倉衷 (かたくらただし)
- 旧蔵者生没年
1898-1991
- 旧蔵者出身地
宮城
- 旧蔵者履歴
1898.5.18宮城生まれ。1919.5陸軍士官学校卒、1928.12陸軍大学校卒、1930.8関東軍参謀部付、1931.10関東軍参謀、満洲事変では通信連絡将校として、中央と関東軍との間の秘密電報を管轄。以後、満洲国の建国運営に深く関与する。1932.8第12師団(久留米)参謀、1933.8参謀本部部員(第2部第4課第4班)、1934.12陸軍省軍務局付(軍事課満洲班)兼対満事務局事務官、1936.2二・二六事件で叛乱軍将校に撃たれる、1936.8軍務局課員、1937.3関東軍参謀、1939.8歩兵第53聯隊長(中支)、1940.8参謀本部附、1940.12歩兵学校研究部主事(千葉)、1941.7関東防備軍参謀、1942.9第15軍参謀、1943.3ビルマ方面軍参謀、1944.3陸軍少将、1944.4第33軍参謀長、1944.6航空総監部附、1944.12下志津飛行師団長、1945.4第202師団長。1991.7.23死去。
- 受入
1994年2月、個人より寄贈
- 主な内容
<書簡>甘粕正彦、石原莞爾、板垣征四郎、本庄繁、南次郎など180名分よりの来簡。片倉衷の発信書簡についても、控帳17冊などが残る。
<書類>戦前の資料としては、満洲国関係、アジア外交関係、陸軍関係、戦地地図等がある。戦後の資料としては、東京裁判関係、軍関係(軍人小伝・戦友団体関連)の資料や『満洲国史』編纂資料のほか、政治・外交(安全保障、共産圏・アジア・ヨーロッパ事情)関係のレジュメ・小冊子・雑誌・書籍などがある。日記・手帳は、1914年~71年のものが30冊余りある。1931年~34年、1944年~45年、1959年~61年のものがまとまっており、とりわけ1932年のものは5冊に及ぶ。このほか辞令・位記・勲記の類、日露戦役から戦後にかけての写真も多く残されている。
- 検索手段
- 複製
マイクロフィルム(156巻)で閲覧
- 関連資料の所在
「片倉衷文書」(東京大学教養学部総合文化研究科国際社会科学専攻蔵。『片倉衷関係文書目録』片倉文書研究会、1989)
『現代史資料』(第7.満洲事変・第11.続満洲事変)みすず書房、1964・1965 および『太平洋戦争への道 開戦外交史』第1・第2、日本国際政治学会太平洋戦争原因研究部編、朝日新聞社、1963 に一部翻刻あり
憲政記念館(東京都千代田区)に、片倉家寄贈の写真あり- 関連文献
- 【資料紹介】
- 白石博司「片倉衷文書目録」『軍事史学』37(2・3)、錦正社、2001.10(東京大学分・憲政資料室分の各目録から抜粋)
伊藤隆「片倉衷」『近現代日本人物史料情報辞典』、吉川弘文館、2004
伊藤隆「片倉衷」『近現代日本人物史料情報辞典』第3巻、吉川弘文館、2007 - 【資料集(翻刻)】
- 伊藤隆・服部英理子「片倉衷日記(抄)」『中央公論』107(3)(4)、1992.3~4
- 【その他著作】
- 『片倉衷氏談話速記録』上下、日本近代史料研究会、1982~1983