石室秘稿

更新
憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
1,116点
書架延長
8.7m
旧蔵者
市来四郎 (いちきしろう)
旧蔵者生没年
1828-1903
旧蔵者出身地
鹿児島
旧蔵者履歴
文政11(1828).12.24鹿児島生まれ。寺師次右衛門正容の二男、天保9(1838).2市来四郎政直の養子。天保10(1839).8造士館に入る、天保12(1841).8代官所筆生、以後砲術、蘭学を学ぶ。弘化4(1847).8御製薬掛、嘉永4(1851).6精錬所掛、嘉永7(1854).1御流儀砲術方掛、嘉永7.7長崎伝習生、安政4(1857).7御広舗番頭格、琉球渡海、万延元(1860).7砲術館掛、万延元.8集成館掛、文久2(1862).2江戸在勤、文久2.10琉球通宝鋳造掛、慶応2(1866).5寺院廃合取調掛、明治2(1869).2輜重宰領、明治5(1872).3開物社創設、1887西南戦争で家を焼かれる、1882.2島津家より順聖公(斉彬)御言行録編纂依頼、島津家嘱託、家記編纂に従事、1889.4史談会成立、1903.2.21死去。
受入
1953年、個人より譲渡
主な内容
石室秘稿は、島津斉彬の側近、市来四郎(1828~1903)が収集した幕末維新関係資料や、薩摩関係資料の写本。大半が和綴の冊子で墨書で記される。日記、西郷隆盛などの薩摩藩関係者の資料、会津戦争日記、外国関係資料など内容は多様。
検索手段
複製
マイクロフィルム(61巻)で閲覧(資料番号59,60,69-1~6,74-1~2,143,199,222は原資料で閲覧)
関連資料の所在
「市来四郎日記」(旧大久保利謙蔵書、現鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵。上村文「史料紹介「市来四郎日記」」『黎明館調査研究報告』鹿児島県歴史資料センター黎明館、17、2004で翻刻。)
関連文献
【資料紹介】
村山久江「市来四郎」『人と蔵書と蔵書印:国立国会図書館所蔵本から』国立国会図書館編、雄松堂出版、2002
【資料集(翻刻)】
木村 秀海 ・森田 雅也「石室秘稿 池上四郎家蔵雑記 明治10年擾乱事実 上使応答記一冊『石室秘稿』」『郵政考古紀要』39、2006.10
【伝記】
「市来四郎翁之伝」『史談会速記録』124(1903.3.30)~141(1904.8.30)(135を除く。「市来四郎君自叙伝」として『鹿児島県史料』忠義公史料第7巻、鹿児島県維新史料編さん所編、鹿児島県、1980に収録)