宍戸璣関係文書(その1)

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憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
514点
書架延長
1.4m
旧蔵者
宍戸璣 (ししどたまき)
旧蔵者生没年
1829-1901
旧蔵者出身地
山口
旧蔵者履歴
文政12(1829).3.15山口生まれ。安田直温三男。嘉永元(1848)山県半七(太華)の養子となる、慶応元(1865).10広島差遣(萩藩家老宍戸氏の養子となり半蔵名を宍戸備後之助と改名)、慶応年間には、征長戦争における幕府の問罪使永井尚志らと広島で応接した。明治2(1869).10山口藩権大参事、明治3(1870).10刑部少輔、明治4(1871).7司法少輔、明治4.11司法大輔兼文部大輔、明治5(1872).5教部大輔、明治5.10-1873.9兼文部大輔、1877.1元老院議官、1879.3特命全権公使・清国駐箚、1881.5帰朝、1882.8宮内省出仕、1884.4参事院議官兼宮内省御用掛、1885.12元老院議官、1887.5子爵、1890.11-97.7貴族院議員、1901.10.1死去。
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受入
1951年、個人より譲渡
主な内容
書簡と書類に分かれる。書簡の部は広島応接関係書簡が多い(80通余、第2次征長戦争時の幕府問罪使との応接関係で発信者・宛先とも様々、慶応年間)。その他、約50名からの来簡。井上馨(27通)、毛利元徳(24通)からの発信書簡が多い。書類の部では、特に清国公使時代の資料がまとまっている。宍戸璣が清国総理衙門との談判にあたったいわゆる「琉球処分」についての資料が多く、「弁理求案始末」、元米国大統領グラントの書簡(訳文)、井上馨からの内訓状などがある。その他、維新関係、長州藩関係、長州戦争関係、地方制度関係、宗教関係、広沢真臣関係、山県半七(号は太華・宍戸璣の養父)宛書簡などもある。
検索手段
複製
マイクロフィルム(10巻)で閲覧
関連資料の所在
関連文献
【資料紹介】
安岡昭男「宍戸璣」『近現代日本人物史料情報辞典』吉川弘文館、2004(同書第3巻に追加情報あり)
【資料集(翻刻)】
『杉孫七郎関係文書』尚友倶楽部、西川誠編、同成社、2023(杉孫七郎書簡宍戸璣宛を収録)
【伝記】
宍戸璣「経歴談」『防長史談会雑誌』25~27、1911~1912