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Records of the Office of Strategic Services, Washington Director's Office Administrative Files, 1941-1945

更新
憲政資料室 作成

資料群名(日本語)
戦略諜報局ワシントン本部長官室管理ファイル
請求記号
YF-A21
資料形態
マイクロフィルム
数量
136巻
主言語
英語
主な内容
OSSワシントン本部長官室で保管されていた文書ファイル。ドノヴァン長官宛通信、統合参謀本部からの文書、統合情報委員会(Joint Intelligence Committe)文書、合同情報委員会文書、OSSからホワイトハウスへの報告書、長官等の国務・陸軍・海軍三省宛通信年月日順ファイル、アルファベット順件名ファイル、など。
旧蔵機関名
Office of the Director of Strategic Services
歴史
1941年7月ルーズベルト大統領は、諜報活動が国務、陸軍、海軍各省でそれぞれ別個に重複して調整なく行われた現状を改めるため、情報調整官(Coordinator Information, COI)をホワイトハウスに付設し、民間人(弁護士)のドノヴァン(William Joseph Donovan)を任命した。情報調整局(Office of Coordinator of Information, OCOI)の職務は、安全保障にかかわるあらゆる情報を収集・分析し、大統領や大統領の指定する政府機関・職員に提供することであった。1942年6月13日、対外情報局(Foreign Information Service, FIS)を除くCOI局の部局は、統合参謀本部の管轄下に入り戦略諜報局(Office of Strategic Services, OSS)に改組された。長官には、COIであったドノヴァンが就任し、以後1945年10月1日のOSSの廃止までその地位にとどまった。
OSSのワシントンの本部には、情報部門として、スパイを使って情報の収集を行った秘密情報部(Secret Intelligence Branch)、防諜部(Counter-espionage Branch(X-2))、研究分析部(Research and Analysis Branch)、在米のヨーロッパ系外国人グループの情報を収集した外国人部(Foreign Nationalities Branch)など、作戦行動部門として、要員を訓練して敵国の占領地域での破壊活動やゲリラ戦を行った特殊作戦部(Special Operations Branch)、枢軸国側の士気低下をねらう「ブラック・プロパガンダ」を実施した士気作戦部(Morale Operations Branch)、などが置かれた。
太平洋戦域の南西太平洋地域司令官マッカーサーも、太平洋地域司令官ニミッツもその管轄地域からOSSを締め出していたので、対日本戦の関係では、もっぱら中国・ビルマ・インド戦域で活動した。
原所蔵機関
米国国立公文書館(RG226)。国務省に移管された研究分析部以外のOSSの文書は、陸軍省戦略諜報隊(War Department, Strategic Services Unit)に移管され、さらに、中央情報団(Central Intelligence Group)、続いて1947年9月に新設された中央情報局(Central Intelligence Agency, CIA)に移管された。その後、米国国立公文書館に移管されたこの文書は、1990年に秘密指定解除された。
受入
この文書は1991-1993年に米国国立公文書館がマイクロフィルム化して市販している(NARA Microfilm Publication Number: M1642)。当館では2005年度に購入した。
検索手段
  • 日付順文書リスト(憲政資料室内備付冊子目録)
    ※文書の年月日、発信者・受信者・件名を年月日順に掲載したリスト。
  • マイクロフィルムの各巻に収録されたフォルダ・タイトルを掲載したリスト(憲政資料室内備付冊子目録)
    ※米国国立公文書館のサイトのマイクロフィルムのカタログには、このリストを簡略にし、各巻の最初のフォルダと最後のフォルダを掲載したリストのPDFファイルが掲載されている(米国国立公文書館のサイトのトップページLeave the NDL website. から Research Our Records >Other Online Research Tools >Microfilm Catalogへ入り、Search & Browse NARA's Microfilm Catalogを「M1642」で検索)。
関連資料
関連文献
  • 韓国国家報勲処のサイトLeave the NDL website.
    ※해외의 한국독립운동사료(XX IV) : 美洲篇(6) NAPKO PROJECT OF OSS - 재미한인들의 조국 정진 계획(国家報勳処編『海外の韓国独立運動史料(XX IV) : 美洲篇(6) NAPKO PROJECT OF OSS』)(2001)収録のNapko計画に関するOSS文書の画像ファイルが掲載されている。
    ハングルが読めない人は検索窓に"OSS"と入れて検索。画像を見るには、Viewerのダウンロードが必要。各文書の書誌情報を掲載する頁の画面上の右端のアイコンをクリックするとダウンロードの可否を聞かれるので右のボタンを押す。なお、Napko計画は朝鮮に親戚・知人のいる朝鮮人工作員を潜水艦で朝鮮に送り込み、諜報網を築こうととしたもの。終戦で実行されずに終わった。