国立国会図書館所蔵「宗家文書」
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古典籍資料室 作成
ここでは、東京本館古典籍資料室で所蔵する「宗家文書」についてご紹介します。
【 】内は、当館請求記号です。
当館以外の機関が所蔵する資料を含めた宗家の記録類については、「「宗家文書」について調べる」を参照してください。
1. 概要
国立国会図書館では、江戸時代に朝鮮国との外交・貿易実務を担当していた対馬藩宗家の記録類1,593点を所蔵し、「宗家文書」と総称しています。朝鮮国に置かれていた倭館の記録類が主ですが、一部江戸藩邸のものもあります。倭館の存在は15世紀初頭には確認されていますが、当館で所蔵する資料の大部分は釜山の草梁(チョリャン)に倭館があった時期、延宝6(1678)年から明治6(1873)年の約200年間のものです。当館所蔵の「宗家文書」の特色については、「国立国会図書館所蔵「宗家文書」目録」(『参考書誌研究』(76):2015.3)を参照してください。
本資料は平成19年6月に重要文化財に指定されました(重要文化財としての指定名称は「対馬宗家倭館関係資料」)。当館では貴重書に指定しています。
請求記号は【WA1-6-1】~【WA1-6-40】です(国立国会図書館サーチでは旧請求記号【823-1】~【823-40】でも検索可能です)。
2. 目録
2-1. ウェブ目録
先述の「国立国会図書館所蔵「宗家文書」目録」をもとに、この目録の分類と当館書名・請求記号とを対照した一覧です。
「冊別目録」欄のリンクから、細目のページへ遷移します。細目は、分類ごとに各冊を年代順に配列したものです。
「当館書名【請求記号】」欄のリンクから、国立国会図書館サーチの該当書誌に遷移します。
分類 | 冊別目録 | 当館書名【請求記号】 | 当館所蔵冊数 | |
---|---|---|---|---|
| (1)館守毎日記 | 第22代から第40代 第41代から第60代 第61代から第80代 第81代から第104代 ※館守一覧 | 811冊 [現在865冊に分冊] | |
(2)『旧事編集』 | 細目 |
| 5冊 | |
(3)『惣目録』 | 細目 |
| 51冊 [現在54冊に分冊] | |
(4)『分類事考』 | 細目 |
| 17冊 [現在21冊に分冊] | |
| 細目その1 細目その2 | 283冊 | ||
| (1)児名送使 | 細目 | 6冊 | |
(2)漂着使 | 細目 |
| 7冊 | |
(3)告還使 | 細目 |
| 5冊 | |
(4)吊礼使・吊慰使 | 細目 | 13冊 | ||
(5)告喪使 | 細目 |
| 3冊 | |
(6)告訃使 | 細目 |
| 11冊 [現在12冊に分冊] | |
(7)退休使・給仮使・体情使 | 細目 | 3冊 | ||
| (1)『両国往復書謄』 | 細目その1 細目その2 | 207冊 [現在208冊に分冊] | |
(2)書式・目録 | 細目 | 3冊 | ||
(3)跡留 | 細目 | 15冊 | ||
| 細目 | 18冊 | ||
| 細目 |
| 27冊 [現在25冊に合冊・分冊] | |
| 細目 | 41冊 [現在44冊に分冊] | ||
| 細目 | 3冊 |
2-2. 冊子体目録
- 「国立国会図書館所蔵「宗家文書」目録」(『参考書誌研究』(76):2015.3 【Z21-291】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 『国会図書館所蔵文書目録・慶応大学図書館宗家記録雑集目録抄』(長崎県史編集室 [196-] 【GB2-G15】)
- 『倭館館守日記・裁判記録』(ゆまに書房)別冊上【YE1-H10】・中【YE1-H12】・下【YE1-H17】
国立国会図書館サーチに掲載されていないマイクロフィルムの請求記号を確認することができます。
3. 利用方法
- この資料群は一部を除きデジタル化されています。デジタル化済の資料は、「2-1. ウェブ目録」のリンクから国立国会図書館デジタルコレクションに遷移してご利用ください。
- デジタル化されていない資料は、マイクロフィルムをご利用いただけます。利用方法は、東京本館古典籍資料室のページをご参照ください。