メタデータについて(Q&A)

画面に表示されるデータについて

同定とはどのような仕組みでしょうか。

NDLサーチでは複数の機関で所蔵している同一の資料をまとめて表示しており、この同一資料にまとめる処理を同定と呼称しています。例えば『ぐりとぐら』(福音館書店、1967年)を複数の図書館が所蔵している場合、検索結果一覧では、国立国会図書館所蔵と都道府県立図書館等の所蔵を別々に表示するのではなく、1つの書誌にまとめて表示します。『ぐりとぐら』(福音館書店、1967年)の書誌詳細画面から各所蔵機関のページに遷移することができます。
同定は各機関から収集したデータを元に次のロジックに従って行います。

  • 各種識別子(全国書誌番号、ISBN、民間MARC番号、NCID、DOI等)が一致するものは同一資料としてまとめて表示する。
  • 「タイトル + 著作 + 巻次・部編番号 + 出版年(西暦年) + 出版者等」が一致するものは同一資料としてまとめて表示する。

本来別の資料なのに同一の資料として同定されているデータが存在します。

同定の精度は収集データに依存するため判定がうまくいかない場合があります。データの修正に関しては「国立国会図書館サーチに関するお問い合わせ」をご覧ください。

NDLサーチで検索できるデータの単位について知りたいです。

NDLサーチでは書誌を3階層に分けたうえで巻号単位のデータを基本の検索対象としています。詳細はNDLサーチにおける書誌の階層構造についてをご覧ください。

データの取得について

書誌データの全件を取得したいのですが、APIで取得するのに時間がかかります。

NDLサーチのOAI-PMHでメタデータの提供を可としているデータプロバイダについては全件ファイルを提供しています。利用方法など詳細については「OAI-PMHの全件ファイル提供について」をご覧ください。

2024年1月以前のNDLサーチでは書誌詳細画面のURLの最後に「.rdf」を付けることでRDFデータを確認できました。リニューアル後のNDLサーチにも同等の機能はあるでしょうか。

資料ページURLの末尾に「.rdf」を付してRDF形式のデータを表示する方法については、リニューアル後のNDLサーチでは対応しておりません。
個別の書誌データをRDF形式で表示する代替手段としては、OAI-PMHでIDを指定する方法が考えられます。
※ハーベスト用API可のデータベースのメタデータのみ。
https://ndlsearch.ndl.go.jp/api/oaipmh?verb=GetRecord&metadataPrefix=dcndl&identifier=oai:ndlsearch.ndl.go.jp:R100000039-I1001774

表示対象の書誌データ:
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I1001774

2024年1月以前のNDLサーチと現在のNDLサーチではIDの体系が変わったようです。どのような変更か詳しく教えてください。

2023年1月にリニューアルしたNDLサーチではID体系の変更を行いました。
このIDは、画面のURLとして使用しているほか、OAI-PMHのidentifier、SRUのitemnoの指定値としても使用しています。

変更内容

旧ID:【Rから始まるリポジトリ番号】-【Iから始まる数字】-00
新ID:【Rから始まるリポジトリ番号】-【Iから始まる数字】

形式:旧ID末尾の「-00」がなくなりました。
値:Iから始まる数字部分に変更があるデータプロバイダと変更がないデータプロバイダがあります。利用されるデータプロバイダに応じて該当項目をご確認ください。

IDの変更によって影響を受ける要素について

画面URLの変更

画面のURLについてはリダイレクトを実施しています。
旧URL(https://iss.ndl.go.jp/)と旧IDの組み合わせを指定した場合のみリダイレクトが実施されます。新URL( https://ndlsearch.ndl.go.jp/)と旧IDの組み合わせではリダイレクトされないためご注意ください。

リダイレクトされる例:https://iss.ndl.go.jp/books/R1000000xx-I00xxxxxxx-00

OAI-PMHに関係する変更

詳細は収集用API(OAI-PMH)に関する変更点をご覧ください。

検索用APIに関係する変更

SRUでitemnoを指定する場合には、新IDを指定してのリクエストが必要となります。
IDの変更については後述のID対照表を参照ください。

IDの新旧対照表について

IDの新旧対照表を、データプロバイダごとに以下のURLからダウンロードいただけます。

https://ndlsearch.ndl.go.jp/files/idlist/[リポジトリ番号].gz
例)https://ndlsearch.ndl.go.jp/files/idlist/R100000002.gz

[リポジトリ番号]の部分を、新旧対照表を取得したいデータプロバイダの番号に変更ください。
リニューアルに伴い、リポジトリ番号が変更となっている場合は、旧国立国会図書館サーチでのリポジトリ番号を指定ください。
1. データプロバイダ別の変更一覧」に連携終了と記載しているデータプロバイダについては新旧対照表の提供はありません。