台湾の日本研究
更新
アジア情報室 作成
台湾の日本研究について調べるための情報源を紹介します。【 】内は当館請求記号、特に記載がないものは日本語資料です。
1. 概要
- 徐興慶「世界に開かれた台湾の日本研究 (特集 日本研究の過去・現在・未来)」(『日本研究』55, 2017.5, pp.117-130 【Z21-1836】)
日文研オープンアクセスで全文を見られます。 - 李世暉「台湾における日本研究の現状と展望 : 社会科学領域に関する一考察」(『問題と研究 : アジア太平洋研究専門誌』45(1)=453ママ:2016.1/3. pp.39-66 【Z8-756】)
台湾の日本研究機関を概観するとともに、台湾の学術論文データベースに収録される日本研究論文について、論文数や分野を分析しています。 - 『国際日本学研究の基層』(国立台湾大学出版中心 2013.10 【関西館ローカル請求記号XB-N14-11689】)
2010年に台湾大学で開催された「日本研究フォーラム:日台相互理解の思索と実践」の内容をまとめた論文集です。台湾における日本研究の現状や歴史、今後の課題について論じるほか、香港および韓国の日本研究にも触れています。 - 『杂志视点 : 中国日本研究的深化及其与世界的链接』(世界知識出版社 2012.10 【GB63-C83】)
中国語資料。「台湾的日本研究现状与日本研究杂志」(pp.24-30)で台湾の日本研究雑誌8誌および、大学・学術機関の日本研究部門を紹介しています。 - 徐興慶「現代の台湾における日本研究」(『天理大学学報』50(2) 1999.2. pp.129-150 【Z22-369】)
台湾の日本研究機関の研究活動、台湾所蔵日本関係文献の概要、人文社会科学分野における日本研究の歴史と現状についてまとめた資料です。「天理大学学術情報リポジトリ」で全文を閲覧できます。
2. 文献目録
- 『中国日本学文献总目录』(中国人事出版社 1995 【GB1-C1】)
中国語資料。中国大陸、香港、台湾で1993年3月までに刊行された日本に関する文献目録です。研究論文・著書と翻訳書約30,000点について、書名、著者、出版者などの書誌事項を収録しており、古代から1990年代までの文献を一度に調査するのに有用です。図書を収録する「書籍部分」と雑誌記事を収録する「文章部分」からなり、分野別に排列しています。巻末にはそれぞれの筆画順の索引を付しています。 - 國立政治大學當代日本研究中心(国立政治大学現代日本研究センター)
中国語サイト。「日本研究相關論文」から、1988(民国77)年から2009(民国98)年までに台湾の大学に提出された、日本研究に関する修士論文・博士論文のリストを閲覧できます。台湾の学位論文の検索については、調べ方案内「学位論文の検索(中国・香港・台湾)」もご参照ください。また、台湾やアメリカの日本研究学者のリストも掲載されています。 - 川島真『台湾における日本研究』(交流協会 2003. 当館未所蔵)
「台湾における日本研究文献目録」を収録しています。 - 臺灣期刊論文索引系統(台湾国家図書館)
中国語サイト。台湾の雑誌記事索引データベースです。言語(語文)を「日文」に限定すると、日本研究に関する論文が多くヒットします。一部の論文は本文をダウンロードできます。
3. 研究機関
- 「台湾における日本語教育事情調査」(日本台湾交流協会)
日本台湾交流協会による、台湾における日本語教育事情調査の報告書です。「1999年~2009年 台湾における日本語教育事情調査」の報告書と、2015年、2018年調査結果へのリンク(国際交流基金ウェブサイト)が記載されています。 - 台湾の代表的な日本研究機関は次のとおりです。「台湾における日本研究機関一覧」(日本台湾交流協会)もご参照ください。