統計の調べ方（韓国・北朝鮮）

2023年7月27日更新
アジア情報室作成

1.韓国（大韓民国）

主な統計資料として、以下のようなものがあります。【】内は当館請求記号です。
統計情報は、朝鮮語資料であっても英語併記のものが多い点が特徴です。

『韓国の産業と市場』（ビスタピー・エス　年刊【Z3-B684】）
　産業別・製品別の統計集で、下記『製品別·業體別市場規模總覽』の日本語訳です。解説はありませんが、データ量は多いです。特定の産業や製品に関する別冊が不定期に発行されます。
『韓国(東アジア長期経済統計　別巻1)』（頸草書房　2006 【DT331-H20】)
　賃金、国民経済計算、貿易、金融などの長期統計を掲載しています。

『한국통계연감 = Korea statistical yearbook（韓国統計年鑑）』（통계청　年刊【Z41-AK31】）
　統計庁が発行する韓国の総合的な統計集です。経済関係では、人口、雇用、産業、貿易、財政、金融、物価、国民経済計算などの統計を掲載しています。
『경제통계연보 = Economic statistics yearbook（経済統計年報）』（韓國銀行　年刊【Z41-AK32】）
　通貨・金融、証券、物価、国際収支・為替、国民経済計算、産業連関表などの統計を掲載しています。英文併記です。
『한국의 사회지표 = Social indicators in Korea（韓国の社会指標）』（경제기획원　年刊【Z41-AK86】）
　人口、健康、世帯・家族、教育、労働、所得・消費、住居・交通、環境、安全、文化・余暇、社会統合などに関する指標を収録しています。

『製品別·業體別市場規模總覽』（데이코D&S　年刊【Z41-AK546】）
　上記『韓国の産業と市場』の元の資料で、デイコ産業研究所による統計資料集です。韓国の主要産業について、生産量、市場規模、貿易額等の統計を掲載しています。
『한국의 장기통계 = Historical statistics of Korea（韓国の長期統計）』1-2（해남　2018.1 【DT191-K4-K20】）
「自然と地理」「人口」「労働力」など22の分野の長期統計を掲載しています。

その他、道別の統計年報および分野別統計年鑑等も所蔵しています。

統計に関する主なサイトには以下のものがあります。

국가통계포털（Korean Statistical Information Service）(国家統計ポータル)
(朝・英)
統計庁が提供する統計の統合検索サイトです。英語版ページも公開されています（ただし、朝鮮語版と比べて、統計項目がやや少ないほか、刊行物の原文は閲覧できません）。国家承認統計を16の分野に分類して提供しており、項目、分野、作成機関、統計名などから検索できます。また、「온라인간행물」（オンライン刊行物）で、統計庁が発行している『한국통계연감（韓国統計年鑑）』などの刊行物の原文も閲覧可能です。
한국은행 경제통계시스템 （Economic Statistics System）（韓国銀行経済統計システム）
(朝・英)
　韓国銀行が運営する統計サイトです。英語版ページも公開されています（刊行物は閲覧できません）。通貨、預金・貸出、金利、物価、為替等の金融関連統計のほか、一般的な経済統計も閲覧できます。『경제통계연보（経済統計年報）』などの刊行物も閲覧できます。
K-stat
(朝)
　韓国貿易協会が運営する統計サイトです。韓国の輸出入実績や北朝鮮との南北交易など、貿易に関する統計を閲覧することができます。

なお、｢AsiaLinks－アジア関係リンク集－｣の「テーマ別に調べる－統計＞韓国・北朝鮮」では、統計を検索できるその他のサイトも紹介しています。

日本語の統計資料として、以下のようなものがあります。

また、統計に関する主なサイトには以下のものがあります。いずれも、朝鮮語版のみの提供です。

북한통계
(朝)
統計庁が発行する『北韓の主要統計指標』に収録されている各種統計のほか、国際機関の統計等も含めて検索、閲覧できます。
북한경제자료（北韓経済資料）
(朝)
한국은행(韓国銀行)サイトの조사・연구자료(調査･研究資料) > 북한경제자료(北韓経済資料)内にあり、北朝鮮の経済指標等を掲載しています。