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スポーツについて調べる

スポーツについて全体的に調べるための資料には以下のようなものがあります。

【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。資料ごとの所蔵を調べるには、国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。

1. スポーツについて調べる

1-1. スポーツに関する調査・統計

  • 『スポーツ白書』(笹川スポーツ財団 不定期刊)*
    国内のスポーツを取り巻く状況と振興策などについてまとめた調査資料です。版によって、スポーツ関連年表もしくはデータ集が掲載されている場合があります。

  • 『体力・運動能力調査報告書』(スポーツ庁 年刊 【Z41-2550】)
    主に6歳から79歳までを調査対象とし、握力、反復横とび、50メートル走、10メートル障害物歩行、6分間歩行などの結果をまとめた報告書です。
    スポーツ庁ホームページ内「体力・運動能力調査外部サイト」のページに、最新の調査結果とバックナンバーが掲載されています。

  • 『スポーツライフ・データ : スポーツライフに関する調査報告書』(笹川スポーツ財団 隔年刊 【Z7-B937】)*
    『子ども・青少年のスポーツライフ・データ : 4-21歳のスポーツライフに関する調査報告書』(笹川スポーツ財団 隔年刊)*
    スポーツ実施状況、スポーツ施設、スポーツ観戦、日常の生活習慣などの観点からの調査結果が掲載されています。2015年までは『青少年のスポーツライフ・データ : 10代のスポーツライフに関する調査報告書』と『子どものスポーツライフ・データ : 4~9歳のスポーツライフに関する調査報告書』として刊行されていました。
    笹川スポーツ財団外部サイトホームページ内「調査・研究」>「スポーツライフ・データ」のページに一部のデータが掲載されています。

スポーツに関する統計については、リサーチ・ナビ「保健・体育・スポーツに関する統計」でも紹介しています。

障害者スポーツに関する調査

  • 『障害者のスポーツに関する意識調査報告書』(東京都生活文化スポーツ局 年刊)
    スポーツTokyoインフォメーション外部サイトホームページ内「行政情報」>「障害者のスポーツに関する意識調査」のページに報告書が掲載されています。
  • 『障害者スポーツを取巻く社会的環境に関する調査研究』(ヤマハ発動機スポーツ振興財団 年刊)
    ヤマハ発動機スポーツ振興財団外部サイトホームページ内「調査研究活動」のページに報告書が掲載されています。

1-2. スポーツ関連産業

  • 『テレビスポーツデータ年鑑 : テレビ放送におけるスポーツ関連データ集』(ニホンモニター 年刊 【Z47-B77】)*
    テレビ放送されたスポーツ中継番組 、スポーツ関連のニュース報道の内容、広告、スポンサーシップなどの調査結果が掲載されています。
  • 『SF : sports facilities』(体育施設出版 月刊 【Z7-1147】)**
    施設の整備や利用の動向など、体育施設を紹介している専門誌です。毎年2月頃に「スポーツ施設関連企業一覧」が、11月頃に「スポーツ施設資材要覧」が増刊号として出されています。

1-3. スポーツのルール・規則

  • 『観るまえに読む大修館スポーツルール』(大修館書店 年刊)
    競技別に、基本情報や競技規則をイラストを用いて解説している資料です。
  • 『全国障害者スポーツ大会競技規則集』(日本パラスポーツ協会 年刊)
    障害者スポーツの競技規則を、各競技別にまとめています。

1-4. スポーツ大会の記録

  • 『日本体育協会・日本オリンピック委員会100年史 1911→2011』(日本体育協会 2012)*
    明治以来の日本のスポーツの歴史について書かれた資料です。part 1からpart 3までの3分冊になっています。part 3の「競技記録集」に収録されている大会とその時期は以下の表の通りです。
大会名収録時期
国民体育大会(国体)第1回(1946)~ 第65回(2010)
日本スポーツマスターズ第1回(2001)~ 第10回(2010)
明治神宮競技大会第1回(1924)~ 第14回(1943)
極東選手権競技大会第1回(1913)~ 第10回(1934)
日・韓・中ジュニア交流競技会第1回(1993)~ 第18回(2010)
オリンピック競技大会第5回(1912)~ 第29回(2008)
オリンピック冬季競技大会第2回(1928)~ 第21回(2010)
アジア競技大会第1回(1951)~ 第16回(2010)
アジア冬季競技大会第1回(1986)~ 第7回(2011)
ユニバーシアード競技大会第1回(1959)~ 第25回(2009)
ユニバーシアード冬季競技大会第2回(1962)~ 第24回(2009)
東アジア競技大会第1回(1993)~ 第5回(2009)
ユースオリンピック競技大会第1回(2010)のみ
  • 『国民体育大会50年のあゆみ』(日本体育協会 1998 【FS22-G31】)*
    国民体育大会(国体、現・国民スポーツ大会(国スポ))の第50回(平成7(1995)年)の記念誌です。「競技記録編」に第50回までの総合成績と競技別記録が掲載されています。
  • 『最新スポーツ大事典』(大修館書店 1987 【FS2-66】)(国立国会図書館デジタルコレクション 本編 / 別冊
    陸上、水泳、スケート競技の世界記録と日本記録が掲載されています。オリンピック、ユニバーシアード、アジア大会、国民体育大会、世界選手権大会、全日本選手権大会の優勝者も掲載されています。プロスポーツの優勝者などの記録も掲載されています。

主なスポーツ大会の報告書には以下のようなものがあります。発行年によってタイトルが異なる場合がありますので、キーワードとして「大会名」と「報告書」を掛け合わせて検索してください。

このほか、スポーツ大会の競技記録は、各競技の記念誌、専門雑誌、新聞などに掲載される場合もあります。

2. 辞書・年表・名簿

2-1. 辞書(全般・競技)

  • 『21世紀スポーツ大事典』(大修館書店 2015 【FS2-L9】)*
    スポーツに関わる様々なテーマを解説しています。
  • 『スポーツの百科事典』(丸善 2007 【FS2-H26】)
    人間の動きに関するキーワードの下に関連項目を立てています。また、経済、政治、歴史、教育、民族、芸術、メディアなどの観点からもスポーツを総合的に解説しています。
  • 『女性・スポーツ大事典』(西村書店 2019 【FS11-M21】)*
    女性とスポーツをめぐる歴史、恩恵とリスク、社会的立場、スポーツ産業などの状況を解説した事典です。

2-2. 辞書(人物・業績)

世界の人物

  • 『スポーツ史事典 : トピックス2006-2016 : 日本/世界』(日外アソシエーツ 2017 【FS2-L20】)
    平成18(2006)年から平成28(2016)年までの国内外の競技記録や代表的な人物・事績を掲載しています。
  • "Notable sports figures"(Thomson/Gale 2004 【FS6-B1】)
    19世紀以降の著名なスポーツ選手を紹介した辞典です。各選手につき、スポーツ種別、写真、生年月日、出生地、半生、試合記録などを解説しています。巻頭に掲載選手リストがあります。
  • "Great athletes 〇〇"(Salem Press 2010)
    20世紀以降の世界の著名なアスリートを種目ごとに紹介した資料です。〇〇にはBaseball、Football、Basketball、Golf & tennis、Boxing & soccer、Racing & individual sports、Olympic sports、Cumulative indexesが入ります。
  • "Great athletes of the twenty-first century"(Salem Press 2018 【FS6-B5】)
    21世紀以降の世界の著名なアスリートを紹介しています。"Great athletes 〇〇"の続編です。

国内の人物

  • 『日本人物レファレンス事典 武術・体育・スポーツ篇』(日外アソシエーツ 2021 【GB12-M20】)
    日本の武術・体育・スポーツ分野の7,819人の人物索引です。その人物が、どの事典にどんな見出しで掲載されているかを調べることができます。掲載事典での表記・読みのほか、別名、生没年、活動時期、肩書、業績などが掲載されています。
  • 『日本スポーツ事典 : トピックス1964-2005』(日外アソシエーツ 2006 【FS2-H27】)
    昭和39(1964)年から平成17(2005)年の間の国内スポーツの競技記録や代表的な人物・事績について掲載しています。
  • 『スポーツ人名事典 新訂第3版』(日外アソシエーツ 2002 【FS2-G33】)
    平成7(1995)年以降に活躍した選手、コーチ、監督などのスポーツ関係者を収録しています。

海外の人物

  • 『西洋人物レファレンス事典 スポーツ篇』(日外アソシエーツ 2022 【GK2-M12】)
    古代から21世紀までに、ヨーロッパ、アメリカ、中東、インドなどで活躍したスポーツ関連の人物の総索引です。それぞれの人物について、活動年代、地域・国名、職業・肩書、業績、掲載事典などが記載されています。
  • 『最新世界スポーツ人名事典』(日外アソシエーツ 2014 【FS2-L6】)
    平成17(2005)年以降に活躍した、海外のスポーツ関係者(選手、指導者など)を横断的に収録した人名事典です。

2-3. 歴史・年表

2-4. 名簿

  • 『名簿集』(日本スポーツ協会 隔年刊)
    日本スポーツ協会(平成30(2018)年3月までは日本体育協会)に加盟する競技団体、都道府県体育(スポーツ)協会、スポーツ団体、協力団体などの名簿です。
    日本スポーツ協会(JSPO)外部サイトホームページ内「JSPO(日本スポーツ協会)とは」>「加盟団体」のページにも同内容のリンク集が掲載されています。

2-5. 文献目録

  • 『スポーツ・運動科学レファレンスブック』(日外アソシエーツ 2017 【FS1-L7】)*
    平成2(1990)年から平成28(2016)年までに日本国内で刊行された、スポーツ一般、競技スポーツ、レジャースポーツ、運動科学に関する参考図書の目録です。
  • 『障害者とスポーツ文献目録 : リハビリからパラリンピックまで』(日外アソシエーツ 2020 【FS1-M3】)
    障害者スポーツに関する日本国内で発表された文献の目録です。戦後から令和元(2019)年11月までに刊行された図書と、平成2(1990)年から令和元(2019)年11月までに発表された雑誌記事の文献情報を掲載しています。

そのほかの辞書・事典類、年表、名簿も国立国会図書館サーチで検索して探すことができます。
「3. 国立国会図書館サーチで検索するには」で紹介する分類や件名と、件名「辞書」、「年表」、「名簿」とを組み合わせて検索します。

3. 国立国会図書館サーチで検索するには

国立国会図書館の蔵書は国立国会図書館サーチで検索できます。「スポーツ」や競技名などのキーワードに「統計」、「調査」、「報告」のようなキーワードを組み合わせてください。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

これらの分類記号に、キーワードとして「統計」、「調査」、「報告」などを掛け合わせて検索できます。
雑誌の場合、キーワード「陸上」、「サッカー」のように、競技名などを示すキーワードを追加すると効果的です。

図書

  • 体育・スポーツ(体育史・事情)(日本) FS22
  • 体育・スポーツ(体育史・事情)(国際的スポーツ大会) FS27

雑誌

  • 体育 ZF21
  • スポーツ(趣味・娯楽) ZK14

件名

スポーツについて検索するための代表的な普通件名には、「スポーツ」、「競技」、「運動選手」、「体育施設」、「体育」、「ルール(スポーツ)」、「スポーツ産業」、「スポーツ政策」などがあります。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「FS11」などで検索をすると、スポーツに関するそのほかの普通件名も探すことができます。

4. インターネット情報源

4-1. スポーツに関する調査・統計

4-2. スポーツ大会の記録

  • 日本スポーツ協会(JSPO)外部サイト
    国民体育大会と日本スポーツマスターズの第1回大会から平成22(2010)年頃までの全競技の入賞記録をまとめた記録集のほか、スポーツに関する各種情報が掲載されています。

5. 専門図書館

  • 秩父宮記念スポーツ博物館・図書館外部サイト
    アマチュアスポーツを含むスポーツ全般の図書館です。スポーツ史に重点を置いた蔵書構成で、特にスポーツ雑誌のバックナンバーの所蔵が充実しています。
  • NPO法人体育とスポーツの図書館外部サイト
    体育とスポーツ、健康教育に関する図書館です。「収集資料」のページから収蔵資料のリストを見ることができます。
  • 日本体育大学図書館外部サイト
    日本体育大学の図書館です。「学外の方へ」のページに、学外からの利用方法が掲載されています。紀要論文などを収録する「日体大リポジトリ」へのリンクも掲載されています。
  • 野球殿堂博物館図書室外部サイト
    野球、その他のスポーツに関する書籍、雑誌・スポーツ紙などを所蔵しています。また、昭和33(1958)年以降のNPB(日本野球機構)公式スコアや、プロ・アマの各チーム・団体が独自に発行している冊子や大会プログラムなども閲覧することができます。
  • 日本サッカーミュージアム外部サイト(日本サッカー協会)
    おもにサッカー関連図書、各種大会関連資料などを所蔵しています。2023年2月末以降休館しています。

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