ゲーム産業について調べるには(統計・名鑑・インターネット情報源等)
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科学技術・経済情報室 作成
ここでは、家庭用ゲーム機(ハード・ソフト)の製造や、ゲームプログラムの作成、オンラインゲームサービス事業、eスポーツを取り上げます。
ゲームセンターなどの施設について調べるための資料は、レジャー産業について調べるにはで紹介しています。
ゲーム産業について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。資料ごとの所蔵を調べるには、国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 統計資料、名鑑類、調査・レポート等
1-1. 全般
- 『CESAゲーム産業レポート』(コンピュータエンターテインメント協会 年刊 【Z71-L793】)*
ゲーム産業関連のメーカー、流通、ユーザーについてのデータを体系的にまとめています。
統計も掲載されており、世界と国内の家庭用ゲーム・PCゲーム・モバイルゲームの市場動向などがわかります。2023年版までのタイトルは『CESAゲーム白書』です。 - 『CESA一般生活者調査報告書』(コンピュータエンターテインメント協会 年刊 【Z71-L792】)*
一般消費者のゲーム利用・ライフスタイルに関する調査結果をまとめています。
家庭用ゲームプレイ動向だけでなく、パソコン用や携帯電話のゲームの利用状況についても調査結果が掲載されています。2023年をもって、刊行を終了しました。
コンテンツ・メディアなどの中でゲームも扱っている資料
- 『デジタルコンテンツ白書』(デジタルコンテンツ協会 年刊 【Z43-B11】)
デジタルコンテンツ産業の業界動向を解説しています。
家庭用ゲーム、オンラインゲームの現状や展望が掲載されています。 - 『情報メディア白書』(ダイヤモンド社 年刊 【Z43-B60】)*
情報メディア業界の最新動向を分析しています。
「情報メディア産業の動向」に、ゲーム産業全体の動向がまとめられています。また、ビデオゲーム、オンラインゲームそれぞれの市場規模、ユーザー動向も図表で掲載されています。 - 『メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査研究:報告書』(総務省情報通信政策研究所 年刊)
メディア・ソフトの制作、流通の実態を分析しています。
ゲームソフトについても市場、業界、制作、配信の動向が解説されています。
情報通信政策研究所ホームページ内「研究テーマ」>「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査研究」のページにも、最新版とバックナンバーとが掲載されています。 - 『レジャー白書』(日本生産性本部 年刊 【Z41-2626】)*
日本におけるレジャー活動を需給両面から分析しています。
娯楽部門の中でテレビゲーム・ゲームソフト市場が取り上げられており、市場規模の推移などに関する統計が掲載されています。
1-2. 家庭用ゲーム
家庭用ゲームとは、家庭のテレビなどに接続して遊ぶゲーム機やゲームソフトを指します。「テレビゲーム」、「据え置き型ゲーム」などとも呼ばれます。
- 『ゲーム産業白書』(メディアクリエイト 年刊 【Z71-B502】)*
テレビゲームを中心にゲームビジネスを解説しています。テレビゲーム市場動向の項目では、機種別、メーカー別、ソフトのジャンル別の販売金額や販売台数、販売本数の構成比が掲載されているほか、ハード各機種の購入者年齢別構成比も掲載されています。 - 『ファミ通ゲーム白書』(Gzブレイン 年刊)*
家庭用ゲームを中心に広く調査しています。国内ゲーム産業の市場動向、利用者動向、広報、海外ゲーム市場の動向などを取り上げています。また、家庭用ゲームを中心に、国内外のゲーム産業に関する統計が掲載されています。
1-3. モバイルゲーム
モバイルゲームとは、スマートフォンなどのスマートデバイスで遊ぶゲームを指します。
- 『ファミ通モバイルゲーム白書』(カドカワ 年刊 【Z72-R419】)*
国内外のモバイルゲーム市場の動向がまとめられています。世界の市場規模、消費行動・態度、主要アプリ、売上ランキングデータなどが掲載されています。 - スマートフォン向けゲームの産業動向を知りたい。(レファレンス協同データベース)
図書館へ寄せられた質問と回答を掲載しています。
2. 国立国会図書館サーチで検索するには
ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索することができます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。キーワードには、「ゲーム」、「娯楽」、「アミューズメント」などがあります。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
ゲーム産業はこれらの分類記号に含まれます。詳細検索で「NDLC」の欄に入力して検索してください。「ゲーム」などのキーワードを追加して検索します。
図書
- その他の製造工業 DL731
- 運輸・通信(統計)(日本) DT692
- 室内遊戯(その他) KD958
雑誌
- 経営管理 ZD25
- 趣味・娯楽 ZK13
- データ処理・計算機 ZM13
件名
「ゲーム産業」、「コンピューターゲーム」、「ネットワークゲーム」、「娯楽」、「eスポーツ」などが普通件名として挙げられます。
3. インターネット情報源
3-1. ゲーム・エンターテイメントに関する業界団体
- 日本アミューズメント産業協会(JAIA)
アミューズメント産業の業界団体です。「アミューズメントマシンの軌跡」のページで、アーケードゲーム機の歴史が紹介されています。このほか、会員企業一覧、アミューズメント業界のニュースなどが掲載されています。 - コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 日本オンラインゲーム協会(JOGA)
3-2. デジタルコンテンツに関する業界団体
- デジタルコンテンツ協会(DCAJ)
デジタルコンテンツの制作、流通、利活用の推進に取り組む団体です。「事業概要」>「その他報告書」のページに、デジタルコンテンツに関する調査レポートが掲載されています。「会員一覧」なども掲載されています。 - デジタルメディア協会(AMD)
- モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)
3-3. eスポーツに関する団体
- 日本eスポーツ連合(JeSU)
メニュー>「経済産業省との取り組みについて」のページで、eスポーツに関する各種報告書を掲載しています。