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過去1年間に日本で出版された児童書の傾向を調べるには

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国際子ども図書館 作成

過去1年間に、日本でどのような子どもの本が出版されたかを調べるときに参考になる資料のうち児童書研究資料室に開架されている資料を紹介します。 東京本館と関西館でも閲覧可能ですが、最新の所蔵状況は「国立国会図書館サーチ」で必ずご確認ください。
【 】内は当館請求記号です。

  • 『子どもと読書』(親子読書地域文庫全国連絡会 隔月刊 【Z21-331】)
    毎年3・4月号に、特集「子どもの本この一年」が組まれ、前年の子どもの本について紹介しています。絵本、低学年、中学年、高学年、ヤング・アダルト、自然科学、社会科学等に分けて概説しています。また、0.総記から9.文学までの日本十進分類(第1次区分)及び絵本を、それぞれ幼児、低学年、中学年、高学年、中学生以上の対象別に分け、表形式で記した児童書新刊発行点数調査(子どもと読書編集部調査)が載っています。
  • 『子どもの本棚』(日本子どもの本研究会 月刊 【Z21-807】)
    毎年5月号に、前年の子どもの本についての特集が組まれています。前年の動向、絵本、文学(初級・中級)、日本文学(上級以上)、外国文学(上級以上)、自然科学、ノンフィクション・その他に分けて概説しています。また月ごとに、日本子どもの本研究会選定図書リストが、幼児、初級、中級、上級、中学の別に掲載されています。
  • 『日本児童文学』(日本児童文学者協会 隔月刊 【Z13-450】)
    毎年5・6月号で「特集:子どもの文学この一年」という特集が組まれています。総論、翻訳、ノンフィクション、詩・童謡などのジャンルに分けて子どもの文学を概説しています。新刊の出版点数等の記載は特にありません。
  • 『出版指標年報』(全国出版協会出版科学研究所 年刊 【Z45-26】)
    前年の出版点数や推定販売金額などの「出版指標」、「出版業界の動き」、「書籍の出版傾向」、「書籍統計資料」、日本の書店数や出版物の輸出入などの「出版関連資料」等を掲載しています。「書籍の出版傾向」は、「児童書」と「学参・辞典」のそれぞれについて概説しています。この資料における統計は出版取次ルートを経由した一般出版物を対象にしており、取次会社を通さない直接販売ルートの出版物などは含まれていませんが、「書籍新刊点数」、「書籍新刊推定発行部数」、「書籍新刊平均価格」等を掲載しており、統計によっては過去5年分の数字が載っています。また、「書籍新刊・販売対象別出版状況」には「児童」と「学参」の新刊点数を、「書籍新刊・発行形態別出版状況」には「絵本」の新刊点数を掲載しています。
  • 『Book page(本の年鑑)』(日外アソシエーツ 年刊 【Z45-310】)
    前年に出版され店頭で販売された新刊書を約1000項目に及ぶ見出しのもとに分類し、収録しています。本体は2分冊に分かれ、絵本や児童書は第1分冊に載っています。絵本、児童文学、児童書とジャンルが分かれ、さらに、例えば絵本であれば、「もじ・かずを学ぶ絵本」、「のりものの絵本」、「どうぶつの絵本」といったように細かい分野に分かれています。要旨や目次、価格やISBNなども掲載されており、第2分冊巻末の書名索引、著者名索引から探すこともできます。統計資料や出版傾向の分析等はありません。