本文に飛ぶ

国土基本図

国土地理院が測量し作成する基本図のうち、2,500分1または5,000分1の大縮尺図のことを国土基本図と呼びます。国土の開発と保全を目的として1960年から計画・整備されています。一軒一軒の建物の形状など、詳細な事項が描かれるほか、土地の高低も2〜5m毎の等高線や標高値によって詳しく表現されています。ただし、番地(住居表示)や建物の名前などは表記されていません。また、各市区町村などの地方自治体が、国土基本図の図式に準拠した地形図や都市計画図を独自に作成している場合があります。

1. 国立国会図書館の所蔵

国土基本図は一般的な地図のように印刷・刊行されるものではなく、注文を受けてから複製するという頒布形式のため、2,500分1の一部を除いては国立国会図書館では所蔵していません

東京本館地図室で所蔵している地域は以下の通りです。

  • 秋田県横手市
  • 福島県いわき市
  • 神奈川県川崎市
  • 富山県富山市・高岡市・新湊市
  • 静岡県富士市
  • 和歌山県海草郡下津町(現 海南市)
  • 兵庫県三木市・加古郡稲美町
  • 長崎県西彼杵郡長与町・時津町
  • 山口県下関市

2.資料の利用方法

国土基本図は閉架資料です。利用の際は国立国会図書館サーチから申し込んでください。

2-1. 請求記号から検索する

国立国会図書館サーチで、検索対象を「国立国会図書館」のみ選択した上で以下の方法で検索してください。

【例】横手市の国土基本図を検索する場合
キーワード欄:横手市△YG1-Z-0.25* (△はスペース)

2-2. 図面番号から検索する

国土基本図の図面番号は、以下の「国土基本図作成区域一覧図」で確認できます。

【例】図面番号X-MD-34-2の場合
キーワード欄:10-MD△34-2△YG1-Z-0.25* (△はスペース)

3. 地図の入手方法

日本地図センターにて、受注生産による入手が可能です。ただし、修正や更新がなされない、古い版である場合がほとんどのようです。詳細については以下のウェブサイトを参照ください。

関連情報