Papers and Minutes of Meetings of Principal World War II Allied Military Conferences, 1941-1945

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憲政資料室 作成

資料群名(日本語)

連合国軍事会議文書・議事録 1941-1945

請求記号

AMC-1

資料形態

マイクロフィルム

数量

4巻

主言語

英語

主な内容

合同幕僚長会議事務局が会議記録として冊子に編集し、印刷して米英の各政府・軍首脳に配布されたもの。各回の合同幕僚長会議等の議事要旨、会議提出文書より成る。

資料の構成

各冊子の構成は以下のとおり。各冊子の巻末には事項索引が付されている。冊子の1から4までがReel 1に、5と6がReel 2に、7と8がReel 3に、9と10がReel 4にそれぞれ収録されている。

1. Proceedings of the American-British Joint Chiefs of Staff Conferences [ARCADIA] Held in Washington, D.C. on Twelve Occasions Between December 24, 1941, and January 14, 1942.
1941年12月24日から1942年1月14日までの間にワシントンで12回開催された英米の統合参謀本部会議(アルカディア)会議録。
2. Minutes of Meetings of the Combined Chiefs of Staffs: POST-ARCADIA.
合同幕僚長会議議事録(ポスト・アルカディア)。CCS会議の1回目から20回目。
3. Casablanca Conference [SYMBOL] January 1943: Papers and Minutes of Meetings.
1943年1月カサブランカ会議(シンボル)-- 諸会合の文書と議事録。
4. Casablanca Conference [SYMBOL] January 1943: Joint Chiefs of Staff Minutes of Meetings.
1943年1月カサブランカ会議(シンボル)-- 統合参謀本部議事録。1943年1月13-16日の米統合参謀本部会議とルーズベルトが議長をつとめた1943年1月15日と1月16日の統合参謀本部の追加の会議の議事録。
5. TRIDENT Conference, May 1943: Papers and Minutes of Meetings.
1943年5月のトライデント会議--諸会合の文書と議事録。5月12日から25日にかけてホワイトハウスで行われた6回の会議、CCS会議の83回目から96回目、および5月29日から6月3日にアルジェのアイゼンハワー別荘で行われた3回の会議の議事録。
6. QUADRANT Conference, August 1943: Papers and Minutes of Meetings.
1943年8月のクアドラント会議--諸会合の文書と議事録。8月19日と23日に行われたシタデルでの会議とCCS会議の106回目から116回目の議事録。
7. SEXTANT Conference, November-December 1943: Papers and Minutes of Meetings, SEXTANT and EUREKA Conferences.
1943年11月から12月のセクスタント会議--セクスタントとユリーカ会議の諸会合の文書と議事録。
8. OCTAGON Conference, September 1944: Papers and Minutes of Meetings. / OCTAGON Conference: Minutes of Combined Chiefs of Staff Meetings in London, June 1944
1944年9月のオクタゴン会議--諸会合の文書と議事録及び1944年6月ロンドンでの合同幕僚長会議。
9. ARGONAUT Conference, January-February 1945: Papers and Minutes of Meetings.
1945年1月から2月のアルゴノート会議--諸会合の文書と議事録。
10. TERMINAL Conference July 1945: Papers and Minutes of Meetings.
1945年7月のターミナル会議--諸会合の文書と議事録。この会議は8月2日まで続いたが、文書は7月26日までの会議の資料のみを収録。
旧蔵機関名

George C. Marshall

歴史

第二次世界大戦後、米英両国の全般的な戦略・戦争遂行方針を調整・組織化するために、米英両国の陸海空軍参謀長から成る会議体の統合参謀本部(Joint Chiefs of Staff)を合同した合同幕僚長会議(Combined Chiefs of Staff、1942年1月10日の会議でこの名称が採択された)が発足した。
これらの英米の合同幕僚長会議は、第二次世界大戦の終結まで下表の通り開かれた。回によって、両国の大統領・首相、ソ連首相、中国国家主席が加わった首脳会談や、ソ連の統合参謀本部が加わった会議も開かれた。

コード・ネーム開催地日程主な出席者
アルカディアワシントン1941.12.24~1942.1.14英米統合参謀本部メンバー
ポスト・アルカディアワシントン1942.1.23~5.19合同幕僚長会議メンバー
シンボルカサブランカ1943.1.14~23ルーズベルト
チャーチル
合同幕僚長会議メンバー
カサブランカ1943.1.13~16ルーズベルト
米統合参謀本部メンバー
トライデントワシントン1943.5.12~25ルーズベルト
チャーチル
合同幕僚長会議メンバー
アルジェ1943.5.29~6.3ルーズベルト
マーシャル米陸軍参謀総長
アイゼンハワー北アフリカ連合国軍司令官
スミス同参謀長
合同幕僚長会議メンバー
クアドラントケベック1943.8.14~24ルーズベルト
チャーチル
合同幕僚長会議メンバー
セクスタントカイロ1943.11.22~12.7ルーズベルト
チャーチル
蒋介石
合同幕僚長会議メンバー
ユリーカテヘラン1943.11.28~30ルーズベルト
チャーチル
スターリン
リーヒ米統合参謀本部議長
マーシャル米陸軍参謀総長
アランブルック英幕僚会議議長
ポータル英航空幕僚長
ボロシロフ スターリン軍事顧問・ソ連邦国防委員会委員
オクタゴンロンドン1944.6.10~15合同幕僚長会議メンバー
ケベック1944.9.12~16ルーズベルト
チャーチル
合同幕僚長会議メンバー
アルゴノートマルタ及びヤルタ1945.1.30~2.9ルーズベルト
チャーチル
スターリン
合同幕僚長会議メンバー
ソ連統合参謀本部メンバー
ターミナルバベルスブルグ(ポツダム)1945.7.16~8.2トルーマン
チャーチル
合同幕僚長会議メンバー
ソ連統合参謀本部メンバー

(マイクロフィルム付属目録の pp. 6-7 の表を若干修正)

原所蔵機関

米国国立公文書館(RG165)

受入

米国国立公文書館(NARA)が同館所蔵のジョージ・マーシャル参謀総長用のコピー(RG165 Records of the War Department General and Special Staffs 中にあり)を使用して、1975年にマイクロフィルム化して市販した(Microfilm Publication Number M995)。当館では1982年度に購入した。

検索手段

マイクロフィルム付属の目録(憲政資料室内備付冊子目録)
※米国国立公文書館のサイトのマイクロフィルムのカタログに目録のPDF版が掲載されている(米国国立公文書館のサイトのトップページ外部サイト から Research Our Records > Other Online Research Tools > Microfilm Catalog へ入り、Search & Browse NARA's Microfilm Catalog を「M995」で検索)。

関連資料
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