日本-選挙に関する統計
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議会官庁資料室 作成
選挙権・被選挙権は日本国民の基本的な権利であり、選挙の結果は国や地方自治体の政治動向を大きく左右します。ここでは、選挙に関する統計書等(インターネット情報を含む)をご紹介します。
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インターネット情報の最終アクセス日は2024年7月31日です。
1. 国政選挙
1-1. 各回の結果をまとめた資料
『衆議院議員総選挙一覧』(衆議院事務局) 【BZ-1-16】(最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
各選挙区や各ブロックの得票数などの詳細な結果が分かります。最近の版の構成はおおむね次の通りです。
1 小選挙区選出議員選挙
(1)投票及び候補者別得票数に関する調 (2)候補者別市(区)郡町村別得票数調
2 比例代表選出議員選挙
(1)投票に関する調 (2)党派別当選者に関する調 (3)党派別議席配分及び当選順位に関する調 (4)党派別得票数調
※なお、当館の提供する「国立国会図書館デジタルコレクション」で、上記の資料の一部を閲覧できます。
『衆議院議員総選挙一覧』(第1回-第31回)『参議院議員選挙一覧』(参議院事務局) 【BZ-1-26】(最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
各選挙区や比例区の得票数などの詳細な結果が分かります。最近の版の構成はおおむね次の通りです。
1 選挙区選出議員選挙
(1)都道府県別候補者に関する調 (2)得票数に関する調 (3)投票に関する調 (4)候補者に関する調 (5)当選者に関する調
2 比例代表選出議員選挙
(1)党派別候補者に関する調 (2)得票数に関する調 (3)投票に関する調 (4)候補者に関する調 (5)当選者に関する調
※なお、当館の提供する「国立国会図書館デジタルコレクション」で、上記の資料の一部を閲覧できます。
『参議院議員選挙一覧』(第1回-第7回)『衆議院議員総選挙最高裁判所裁判官国民審査結果調』(総務省自治行政局選挙部) (最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
「総選挙・国民審査の統計」という編の中の「衆議院議員総選挙」という章に、単なる投票結果にとどまらない、例えば次のような選挙に関する様々な統計が収載されています。
職業別当選人数、代理投票、船員の不在者投票、投票所に使用した施設、ポスター掲示場、新聞広告、候補者別選挙運動費用支出額、電子機器の使用状況など。
※なお、政府統計の総合窓口(e-Stat)では、最近数回の衆議院議員総選挙 最高裁判所裁判官国民審査結果調をPDFファイルで閲覧できます。『参議院議員通常選挙結果調』(総務省自治行政局選挙部) (最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
「選挙の統計」という編に、『衆議院議員総選挙最高裁判所裁判官国民審査結果調』とほぼ同様の項目が収載されています。
※なお、政府統計の総合窓口(e-Stat)では、最近数回の参議院議員通常選挙結果調をPDFファイルで閲覧できます。『選挙年鑑』(総務省自治行政局選挙部) (最新版は東京本館議会官庁資料室開架)
過去四年間に行われた主要な選挙に関する概説を一冊にとりまとめたもので、衆参両院議員選挙が含まれています。主要な統計も掲載されています。『日本統計年鑑』 (総務省統計局)【Z41-788】または(日本統計協会)【Z41-371】 (総務省刊行資料を東京本館議会官庁資料室および科学技術・経済情報室で開架、関西館総合閲覧室でも開架)
「公務員・選挙」という章に、最近の選挙に関する統計が収録されています。『選挙』(都道府県選挙管理委員会連合会) 月刊 【Z1-9】(東京本館・関西館所蔵)
巻末に資料のページがあり、選挙結果が掲載されています。数号に亘って連載されている場合もあります。『選挙時報』(全国市区選挙管理委員会連合会) 月刊 【Z1-10】(東京本館・関西館所蔵)
巻末に資料欄があり、速報版として選挙結果が掲載されています。数号に亘って連載されている場合もあります。『選挙の記録』 (または『○○選挙結果調』、『選挙結果資料』など)○○選挙管理委員会 (東京本館所蔵、関西館でも一部所蔵)
各地方の選挙管理委員会から各選挙が行われた後に刊行されます。その自治体内で、ある時期に行われた選挙に関する統計のみを掲載していますが、それだけに内容は詳細です。自治体によってはタイトルが『○○選挙結果調』、『選挙結果資料』などとなっている場合もあります。ただし、全ての自治体において刊行されているわけではない模様です。『朝日選挙大観』(朝日新聞社) (最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
おおむね三年に一回位の頻度で刊行されていました。直近の衆議院と参議院それぞれの全国の選挙結果を合わせて収録していることが多いです。選挙区、比例区ごとに詳細な結果を新聞社独自の切り口からまとめています。当選者を顔写真入りで紹介している章もあります。1997年に刊行された「第41回衆議院総選挙(平成8年10月)・第17回参議院通常選挙(平成7年7月)」【AZ-251-G158】以降は、出版されていない模様です。各新聞 (主要なものの最近の号は東京本館新聞資料室開架、関西館総合閲覧室開架)
選挙日の翌日などに選挙結果をまとめて掲載していることが多いです。
1-2. 長期統計
『衆議院議員選挙の実績. 第1巻』(自治省選挙部) 〔1991〕 【AZ-251-E182】 (東京本館議会官庁資料室開架)
『衆議院議員選挙の実績. 第2巻』(自治省選挙部) 〔1991〕 【AZ-251-E182】(東京本館議会官庁資料室開架)
対象とする範囲は次の通りです。
・第1巻:第1回総選挙(明治23年)~第20回総選挙(昭和12年)
・第2巻:第21回総選挙(昭和17年)~第39回総選挙(平成2年)
各回の各選挙区の候補者名・得票数などの一覧や、投票者数・投票率などの推移をまとめた表(巻頭)があります。『参議院便覧. 令和2年4月編』(参議院事務局) (2020) 【BZ-1-23】(東京本館議会官庁資料室開架、関西館総合閲覧室開架)
参議院議員通常選挙(第1回(昭和22年)~第25回(令和元年))の選挙区別当選議員氏名が一覧できます。『参議院議員通常選挙の実績. 第1回~第15回』(自治省選挙部) (1990) 【AZ-251-E183】(東京本館議会官庁資料室開架)
対象とする範囲は第1回通常選挙(昭和22年)~第15回通常選挙(平成元年)です。各回の全国区/比例区・各選挙区の候補者名・得票数などの一覧や、投票者数・投票率などの推移をまとめた表(巻頭)があります。『衆議院議員選挙の実績. 第1-30回』(公明選挙連盟) (1967) 【314.8-Ko563s3】(東京本館議会官庁資料室開架)
公明選挙連盟((公財)明るい選挙推進協会の母体の一つ)という民間団体が、独自に第1回総選挙(明治23年)から第30回総選挙(昭和38年)までの結果をまとめたものです。各回の各選挙区の候補者名・得票数などの一覧や、投票者数・投票率などの推移をまとめた表(巻頭)があります。『朝日選挙大観』(朝日新聞社) (最新版は東京本館議会官庁資料室開架、関西館所蔵)
おおむね三年に一回位の頻度で刊行されていました。巻末に「全記録 戦後の衆参両院選挙 選挙区別開票結果」が掲載されています。例えば、1997年に刊行された「第41回衆議院総選挙(平成8年10月)・第17回参議院通常選挙(平成7年7月)」【AZ-251-G158】 の場合は、衆議院は第22回(昭和21年)から第40回(平成5年)まで、参議院は第1回(昭和22年)から第17回(平成 7年)までの結果が掲載されています。衆参とも、各選挙区に一ページずつ割き、各回の候補者名と得票数を一覧できるようにまとめています。『国政選挙総覧 : 1947-2016』(日外アソシエーツ) (2017) 【A112-L323】(東京本館議会官庁資料室開架、関西館総合閲覧室開架)
戦後の国政選挙の候補者と当落結果を、補欠選挙も含め、都道府県別に掲載しています。『完結昭和国勢総覧』(第3巻) (東洋経済新報社) (1991) 【DT31-E7】(東京本館議会官庁資料室および科学技術・経済情報室開架、関西館総合閲覧室開架)
「第17章 政治・司法・軍事」の中に、おおむね戦前から昭和61年頃までの選挙結果に関する基礎的な統計が掲載されています。『日本長期統計総覧. 第5巻』新版 (日本統計協会) (2006) 【YU7-H4479】(東京本館議会官庁資料室および科学技術・経済情報室開架、音楽・映像資料室所蔵、関西館総合閲覧室開架)
「第27章 公務員・選挙」の中に、おおむね戦前から平成16年頃までの選挙に関する基礎的な統計が掲載されています。
1-3. インターネット情報
総務省の「選挙関連資料」では、最近数回の衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙の速報結果を見ることができます。
総務省統計局の「日本統計年鑑」の最新版では「第27章 公務員・選挙」で最近の選挙に関する統計を見ることができます。
総務省統計局の「日本の長期統計系列」の「第27章 公務員・選挙」では戦前から最近までの選挙に関する長期統計を見ることができます。平成24(2012)年3月で更新停止されました。国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)のページでご覧ください。
(公財)明るい選挙推進協会の「投票率いろいろ」では、投票率の推移などを見ることができます。
国立女性教育会館の女性情報ポータル「女性と男性に関する統計データベース」の「意思決定」という分野では、衆議院選挙女性立候補者、当選者の数および比率の推移などを見ることができます。
2. 地方選挙
市町村レベルの選挙結果を調べるには、その地域の地方新聞や各自治体のサイトを見るほかない場合もあります。
2-1. 冊子体資料
『衆議院議員,参議院議員,都道府県知事,市区町村長,地方議会議員総選挙結果調. 昭和22年4月執行』(内務省地方局) (1947) 【a314-17】
※なお、当館の提供する「国立国会図書館デジタルコレクション」で、上記の資料を閲覧できます。『地方選挙結果調』(昭和30年4月執行~)(現在は総務省自治行政局選挙部)(最新版は東京本館議会官庁資料室開架)
統一地方選挙が行われた後にその結果をまとめたものです。最近の版の構成はおおむね次の通りです。
・第一編 選挙の概要
・第二編 選挙統計
・付録
第二編は全体のページ数の大部分を占め、詳細な統計が収録されています。付録には市区長に関する調などが収録されており、市区町村長の任期満了予定年月日などが分かります。
※なお、政府統計の総合窓口(e-Stat)で、最近数回の地方選挙結果調をPDFファイルで閲覧できます。『選挙年鑑』(総務省自治行政局選挙部)(最新版は東京本館議会官庁資料室開架)
過去四年間に行われた主要な選挙に関する概説を一冊にとりまとめたもので、地方選挙も含まれています。主要な統計も掲載されています。『選挙』(都道府県選挙管理委員会連合会) 月刊 【Z1-9】(東京本館・関西館所蔵)
巻末に資料編があり、選挙結果が掲載されています。『選挙の記録』 (または『○○選挙結果調』、『選挙結果資料』など)○○選挙管理委員会 (東京本館所蔵、関西館でも一部所蔵)
各地方の選挙管理委員会から選挙が行われた後に刊行されます。その自治体内での選挙の詳細な結果を掲載しています。市レベル以下の選挙については、主に国政選挙のために刊行された版の中で複数の選挙の結果がまとめて掲載されていることもあります。自治体によってはタイトルが『○○選挙結果調』、『選挙結果資料』などとなっている場合もあります。ただし、全ての自治体において刊行されているわけではない模様です。
2-2. インターネット情報
総務省の「選挙関連資料」では、最近の統一地方選挙、都道府県知事選挙の結果などを見ることができます。
都道府県選挙管理委員会連合会では、「直近の都道府県知事選挙の結果」を見ることができます。また、このサイトには「全国47都道府県選挙管理委員会一覧」というページがあり、各都道府県の選挙管理委員会のサイトにリンクが貼られているので、そこからそれぞれの自治体の選挙結果を見に行ける場合があります。
(公財)明るい選挙推進協会の「投票率いろいろ」では、投票率の推移などを見ることができます。
国立女性教育会館の女性情報ポータル「女性と男性に関する統計データベース」の「意思決定」という分野では、地方議会における女性議員数の推移などを見ることができます。