地震について調べる
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科学技術・経済情報室 作成
地震について調べるための資料には以下のようなものがあります。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版、巻によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルによる検索を行ってください。
※令和6年能登半島地震に関連する情報としては以下のものがあります。
- 国土交通省
「災害・防災情報:令和6年能登半島地震における被害と対応について」のページに「被害状況報」「河川・海岸、砂防関係の被害や対応状況」などへのリンクが掲載されており、随時更新されています。 - 地理院地図 / GSI Maps(令和6年(2024年)能登半島地震)(国土地理院)
珠洲地区、輪島地区、穴水地区、七尾地区の正射画像、垂直写真、斜面崩壊・堆積分布データ、津波浸水域データ、SAR解析結果(ALOS-2)が紹介されています。
地理院地図トップページ>令和6年(2024年)能登半島地震関係で確認したいデータから該当地域を選択してください。クリックをすると拡大できます。 - 気象庁
「令和6年能登半島地震の関連情報」に「地震活動の状況」「今後の地震活動の見通し」などのほか、アメダスの情報など気象情報が掲載されています。
また、金沢地方気象台の「令和6年能登半島地震の地震活動と防災事項ポータルサイト」では、能登半島における現在の地震の発生状況や地震の解説資料へのリンクが掲載されています。 - 防災クロスビュー: bosaiXview(防災科学技術研究所:防災科研)
防災科研が運用しているSIP4D(基盤的防災情報流通ネットワーク)により集約された情報を、目的別に統合し公開しています。「令和6年能登半島地震」のページでは、衛星画像、被害量推定、被害域推定、面的推定震度分布など多くの情報が取りまとめられています。 - 京都大学防災研究所(能登半島地震災害調査報告書)
地震の概要と発生メカニズムや液状化現象と地すべりなどについて、2024年能登半島地震の災害調査報告書が動画も含めて掲載されています。 - 東北大学災害科学国際研究所
「令和6年能登半島地震 -2024 Noto Peninsula Earthquake-」のページで、同研究所による解析・調査・報告資料のほか、1月9日に行われた速報会での地震メカニズム解説と現地報告、津波の特性と被害状況、地盤変動の特徴、地震動特性などの発表資料(PDF)が掲載されています。 - 令和6年能登半島地震被災状況マップ(読売新聞社)
読売新聞のカメラマンや記者が各地で撮影した被災写真を、3Dマップ上で撮影位置とともに確認できる被災状況マップです。2024年1月1日の地震発生から8日までの最初の1週間、随時更新されており、時系列で追うこともできます。
1. 参考図書
- 『地震の事典』(第2版 朝倉書店 2001.7 【ME2-G25】)*
地震に関する基礎知識のほか、観測方法、発生機構、予測・予知なども解説しています。付録として外国と日本におけるおもな地震の記録をまとめた表を掲載しています。巻末に索引があります。 - 『自然災害科学・防災の百科事典』(丸善出版 2022.1 【M2-M15】)*
日本自然災害学会に所属する各分野の専門家が、自然災害の科学および防災研究の最先端を2pもしくは4pの見開き構成で具体的にわかりやすく解説している総合事典です。巻末に引用参照文献一覧、索引があります。 - 『自然災害と防災の事典』(丸善出版 2011.12 【M2-J58】)*
地震・火山災害、地盤・土砂災害、気象・水災害、火災・環境災害(原子力災害や原油流出など)・複合災害(地震による津波の発生や林野火災による煙害など)について、発生のメカニズムや過去の被害例、防止対策などを解説しています。また、国の防災・減災対策、都市・社会の防災などの情報をまとめています。付録として日本および世界の災害史年表、防災便利帳を掲載しており、巻末に索引があります。 - 『地震防災の事典』(朝倉書店 2000.9 【EG77-G655】)*
火災や津波などの地震災害の概要、都市の震災対策、地震災害の軽減策などの地震防災に関する情報をまとめています。付録として「被害の観点からみた日本有史以来の破壊的大地震と明治以降の大地震一覧」などを掲載しています。巻末に索引があります。 - 『火山の事典』(第2版 朝倉書店 2008.6 【ME2-J5】)*
火山活動、噴火現象、火山観測、防災対応などの火山に関する情報をまとめています。また、付録として日本と海外のおもな火山活動を解説しているほか、過去の噴火災害の記録を火山別にまとめた表などを掲載しています。巻末に索引があります。 - 『津波の事典』(朝倉書店 2007.11 【ME75-J3】)*
過去の地震によって生じた津波被害の記録、津波発生のメカニズム、津波の被害の概要、津波の予測方法や対策などを解説しています。付表として日本およびその周辺で発生した主要な津波の一覧、海外の沿岸で発生し日本およびその周辺の沿岸に影響を与えた津波の一覧があります。巻末に津波・地震等索引と事項索引があります。 - 『地震活動総説』(東京大学出版会 1999.12 【ME71-G83】)*
震源、震度、余震、地震予知などの地震活動に関する情報をまとめています。また、過去に日本で発生した地震について、震央の緯度・経度、マグニチュード、死傷者数、被害の程度、津波の記録、震源地などを掲載しています。巻末に人名索引と事項索引があります。 - 『日本の地震活動 : 被害地震から見た地域別の特徴』(第2版 地震予知総合研究振興会地震調査研究センター 2009.3 【ME75-J33】)*
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の各地方の地震活動の特徴や過去に発生した地震の被害などを解説しています。また都道府県別に、現在までの地震活動の記録と将来的に影響を与えうる地震の予測をまとめています。なお、この資料は地震調査研究推進本部ホームページ「日本の地震活動」のページで公開されています。 - 『地震調査委員会報告集』(地震調査研究推進本部地震調査委員会)
平成7(1995)年8月以降、地震調査研究推進本部地震調査委員会は毎月(顕著な地震活動があった場合には臨時に)、地震活動の現状を評価、公表しています。この資料は評価結果の報告書を1年ごとにまとめたものです。なお、評価結果の報告書は地震調査研究推進本部ホームページ「地震に関する評価」のページで公開されています。 - 『日本の地震地図』(決定新版 東京書籍 2019.4 【ME75-M3】)*
全国の各地域について、地震活動の概要、存在する活断層、過去の地震被害の特徴、過去に発生したおもな地震、地震予測などに関する情報などをまとめています。 - 『図説日本の活断層 : 空撮写真で見る主要活断層帯36』(朝倉書店 2019.2 【ME75-M1】)*
36の主要な活断層帯について、航空写真を用いながら解説した資料です。
2. 国立国会図書館サーチで検索するには
その他の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBALにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。
国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
以下のような分類記号に、キーワードとして「地震」「断層」などを掛け合わせて検索します。
- 地震 ME71
- 地震誌 ME75
件名
「地震」、「地震学」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「ME71」や「ME75」などで検索すると、地震に関するほかの普通件名を探すことができます。
3. インターネット情報源
- 地震調査研究推進本部
地震調査研究推進本部は地震に関する調査研究を政府として一元的に推進し、その成果を公表しています。
「地震・津波の提供情報」のページでは、地震・津波に関する基礎知識をまとめたパンフレットや用語集などを提供しています。
「地震に関する評価」のページでは、地震、活断層、津波などに関する評価、予測結果を公表しています。
「ユーザ向け」のページでは、事業報告書や関係機関が提供している地震に関するデータベースへのリンクなどを掲載しています。 - J-SHIS 地震ハザードステーション(防災科学技術研究所)
地震調査研究推進本部が公開する「全国地震動予測地図」およびその関連情報を閲覧・利用できるデータベースです。 - 防災情報のページ(内閣府)
「地震・津波対策」のページにて、日本の地震対策の概要を解説しているほか、東海地震、南海トラフ地震、首都直下地震などの将来的な発生が予想される地震の防災対策をまとめています。 - 国土交通省
「国土交通省における南海トラフ巨大地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震対策」のページにて、将来的な発生が予想される南海トラフ巨大地震、首都直下地震および日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に対する国土交通省の対策をまとめています。 - 国土地理院
「防災・災害対応」のページにて、国土地理院が携わる防災業務を紹介しています。また、過去に国内で発生した地震に対する国土地理院の対応を解説しており、観測データや現地調査の調査結果などを公開しています。 - 気象庁
地震、津波、火山などの各種災害に関する情報を提供しています。
「防災情報」のページでは、最新の地震情報や噴火警報・予報などを公開しています。
「各種データ・資料」のページでは、地震の震源リスト、過去の国内外の地震の解析結果などをまとめています。
「知識・解説」のページでは、地震発生の仕組みや将来的な発生が予想される南海トラフ地震等に関する情報などをまとめています。 - 防災地震Web(防災科学技術研究所)
国立研究開発法人 防災科学技術研究所が観測した、最新24時間以内に日本国内で発生した地震の震源地を地図上にプロットし公開しています。また、日本列島の揺れの様子をリアルタイムで知ることができます。 - 活断層図(都市圏活断層図)(国土地理院)
国土地理院が作成しています。大地震の際に大きな被害が予想される都市域とその周辺について、活断層の位置と地形分類を詳細に表示しています(1:25,000)。近年は都市域に限らず全国の活断層に対象を拡大して整備を進めており、220面以上の活断層図を公表しています。そのほか、各断層帯及び断層の特徴を説明する活断層図解説書や、利用の手引き、Q&Aなども用意されています。 - 活断層データベース(産業技術総合研究所)
日本全国の長さ10km以上の活断層のデータを収録しています。また、活断層に関する文献を検索することができます。