交通事故判例速報

• Material Type: 雑誌
• Title: 交通事故判例速報
• Title Transcription: コウツウ ジコ ハンレイ ソクホウ
• Volume: 48巻1号(通号559)-49巻12号(通号582) 2013年1月-2014年12月
• Author Heading: 交通春秋社 コウツウ シュンジュウシャ ( 01036967 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 神戸 : 交通春秋社
• Publication Date: 2013-2014
• Publication Date (W3CDTF): 2013-2014
• Year and volume of publication: 1号 (昭和41年6月)-no. 66 (昭和46年12月) ; 7巻1号 = no. 67 (昭和47年1月)-51巻6号 = no. 600 (平成28年6月)
• Size: 21cm
• Alternative Title: 交通事故判令速報 コウツウ ジコ ハンレイ ソクホウ
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• NDLC: ZA33
• Note (General): 本タイトル等は最新号による; 1号は「交通春秋」の別冊; 1号からno. 2までの本タイトル: 交通事故判令速報
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: Z71-R10
• Replaces: 吸収前 : 交通事故刑事判例速報 8巻9号-; https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008141728
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 000008141676; http://id.ndl.go.jp/bib/000008141676
• Cataloging Rule: Nippon Cataloguing Rules 1987 Revised Edition

Table of Contents

タクシーから降車後に1歩か2歩程度歩いたところで転倒した事故について人傷特約による保険金請求が認められた事例[最高裁平成24.7.10決定]

事故の被害者に人身傷害保険金を支払した保険会社は、加害者に対してどこまで求償できるか[最高裁判所平成24.5.29判決]

自賠法15条所定の保険金の支払を請求する訴訟において,裁判所は自賠法が規定する支払基準によることなく保険金額を算定して支払を命ずることができるとした最高裁判決[平成24.10.11]

高度後遺障害残存事案での賠償請求における諸問題 : 神戸地方裁判所平成22(ワ)第418号損害賠償請求事件[神戸地裁平成24.8.31判決]

低髄液圧症候群の発症が否定された事例[神戸地裁姫路支部平成25.1.21判決]

自転車で歩道を走行中、歩道上に設置された電飾看板の電気コードのゴム製カバーに乗り上げて転倒、負傷した事故で、自転車運転者に過失なしとした判決(路上の設置・放置物への衝突事故で過失割合等が争われた事案の比較検討)[さいたま地裁平成24.6.15判決]

孫請会社の従業員が起こした交通事故について、元請会社に運行供用者責任が認められた事例[横浜地方裁判所平成24.9.11判決]

葬儀関係費用の認定について

自転車対自動車の事故において、自転車に母子3人乗り等の過失相殺の主張が否認された事案[大阪地方裁判所平成24.10.30判決]

物の飛来,物の落下を保険事故とする車両保険金の請求に関する裁判例の紹介[さいたま地裁平成24.5.16判決 東京地裁平成24.10.1判決 名古屋地裁平成24.2.15判決]

会社の間接損害を認定した事案[横浜地裁平成25.1.31判決]

108万円で購入したセルシオに車両保険340万円をかけて2ヵ月後に水路へ転落した事故は、アクセルを踏んで故意に発生させたものとして、保険金請求を棄却した事例[さいたま地裁平成24.9.28判決]

自動二輪で進行中にタクシーに衝突されて頸髄損傷等の傷害を受け、人工呼吸装着下で全身管理され意識障害(自賠責1級1号)の後遺障害のある被害者について、自宅介護を前提とする治療費は否定し、将来の介護費用は月額25万円の定期金賠償方式で認定した事案[東京高裁平成25.3.14判決]

タクシーが歩行者に接触後,不用意に追いかけた歩行者がタクシーに再接触・転倒した事故の過失相殺[神戸地裁平成25.1.24判決]

21歳男子会社員(線路補修作業員)の咀嚼障害等の併合11級後遺障害について,これまでのところ,事故後の減収はないが,12級(14%)・67歳までの逸失利益を認定した事例[横浜地裁平成25.2.28判決]

盗難車両の保険金請求が、1審で肯定、2審で否定された事例[大阪高等裁判所平成23.9.27判決]

信販会社から車両の返還を求める判決が確定していた車両を被共済自動車とする車両共済金請求が棄却された事案[大阪高等裁判所平成25.6.20判決]

後遺障害等級12級7号を残し、現在、母国に帰国している31歳の外国籍の男子は、日本にて、永住資格を有しており長期稼働を予定していたとして、事故前の日本での実収入を基礎に20年間14%の労働能力を喪失したとして、逸失利益を認定した事例[名古屋地裁平成25.3.27判決]

11歳男子の自転車加害事故で損害額約9,500万円を認定し、母親に民法714条の責任を肯定した事例[神戸地方裁判所平成25.7.4判決]

いたずら事故による車両保険金請求事件につき、原告…により招致された事故として、保険免責を認めた事例[大阪地裁平成24.11.30判決]

家庭用自動車共済約款第3条3号の「記名被共済者の承諾を得て被共済自動車を使用または管理中の者」に該当しないとして、共済金の請求を認めなかった事例[京都地裁平成25.9.13判決]

加害車両運転手の親族の損害賠償責任[宇都宮地方裁判所平成25.4.24判決]

27歳女子幹部候補生会社員の後遺障害(右下肢切断7級,高次脳機能障害等併合2級)につき,収入の減少は認められなくても,会社の配慮と就労維持のための特別な努力,将来の転職による減収の可能性等を考慮して逸失利益(8044万2204円)が認定された事例[東京高等裁判所平成25.3.13判決]

リース車両の査定額下落分相当額について評価損の限度でしか賠償を認めなかった事例[大阪地方裁判所平成24.3.23判決]

交通事故の加害者が被害者に対して不法行為責任に基づき賠償すべき相当な治療費の額につき,健康保険法に基づく診療報酬体系による算定方法が一応の基準になるとし,(1)診療報酬明細書記載の『外来管理加算』『再診時療養指導管理料』等を除外した上,(2)1点単価を10円として算定した事例[東京地裁平成25.8.6判決]

元夫の祖母が所有する車両を持ち出して知人に運転させて発生した事故について,祖母が,自賠法3条の「自己のために自動車を運行の用に供する者」に当たると判断された事例[大阪地裁平成25.4.17判決]

公益財団法人交通事故紛争処理センターにおいて、保険会社が支払した治療費が非債弁済として既払い額から除かれた事例 : 全く誤った手続きと判断[公益財団法人交通事故紛争処理センター大阪支部平成25.10.4裁定]

駐車場内で発生した極めて軽微な接触事故について債務不存在確認請求が認容され、反訴請求が棄却された事例に見られる諸問題(控訴審での反訴提起と「相手方の同意」、事故直後の弁護士対応の相当性等)[大阪高等裁判所平成25.8.27判決]

治療費が合理的な説明が出来ない治療に基づいて発生したものが多いとして治療費の全額を認めなかった事例[京都地裁平成26.1.14判決]

血中アルコール濃度が0.20mgであった運転者について、事故当時アルコールの影響で通常の注意力等が明らかに低下した状態であったとして、人身傷害保険の支払を免責とした判決[名古屋地裁平成25.7.26]

弁護士費用特約に関する判例について[大阪地裁平成25.11.22判決]

物的損害の被害者が、加害者が有する自賠責保険の被害者請求権(自賠法、16条請求権)を加害者に代位して行使することは許されないとされた事例[東京地裁平成24.12.20判決]

モラルリスク事案の紹介(請求棄却)[大津地方裁判所彦根支部平成26.3.14判決]

自動車対タクシーの衝突事故において、タクシーの過失を8割と認めた事案[大阪地方裁判所平成26.2.20判決]

従業員が自家用車で怠業中に引き起こした交通事故についての会社の責任[福岡高裁平成25.12.3判決]

初度登録7年350万契約のセルシオが契約2ヶ月後の盗難は、購入意思、所有意思に疑問があるうえ、第三者持ち去りの立証があるとはいえないとして、保険金請求を棄却した事例[平成25.10.23判決]

点鬼簿 明治時代自動車黎明期を訪ねて 武士の遺風からの左側通行、最初の事故、免許

虚偽による不当請求に応訴した被告の精神的苦痛に対する慰藉料として50万0000円を認めた例[京都地方裁判所平成26.1.17判決]

平成4年12月交通事故に逢い､平成24年8月症状固定、同年9月後遺障害併合10級の事前認定、その6カ月以内である平成25年2月に訴訟提起したところ、民法724条後段(除斥期間)の適用を否定し、損害賠償請求を容認した事案[水戸地裁下妻支部平成25.10.11判決]

本件事故発生当時に傘を差して自転車を運転することを明示的に禁止する法令が存在しなかったが,被害者が傘を差して自転車を運転していた点について,5%の過失相殺を行った事例[名古屋地裁平成26.1.16判決]

定期金賠償の可否 若年高度後遺障害者の将来の付添看護費について[東京高裁平成25.3.14判決]

認知症を患っている高齢者が鉄道の駅構内で列車に衝突した事故で、妻に監督義務者としての責任が肯定された事例[名古屋高等裁判所平成26.4.24判決]

対向車線を横断して路外駐車場に入ろうとした自動車と中央線をはみ出して走行した自動二輪車が衝突した事故において、自動二輪車の過失を70%と認めた事案[神戸地裁平成26.3.28判決]

共同不法行為が成立する場合に相対的過失相殺論を排斥した事案[和歌山地方裁判所平成26.9.11判決]

事故で妻が死亡した原告夫の事故後のうつ病、認知症と事故との相当因果関係を否定した事例[東京地裁平成26.1.28判決]

高次脳機能障害(自賠責後遺障害認定2級1号)を残す69歳男性の将来介護費につき、「自動車や自転車の運転が可能で1人でゴルフ練習場に行けるなど一定の社会行動ができるに至っているが、なお日常生活における声かけなど随時看視や見守りを要する状況にある」として,日額2000円(平均余命まで総額646万9990円)を認めた事例[名古屋地裁平成25.9.27判決]

交差点進入時の信号表示が不明であると認定した事例[大阪地裁平成25.7.16判決]

鍼灸接骨院における施術費を損害として認めなかった事例[高松高裁平成26.3.26判決]

一旦退職後にアルバイトとして再雇用されたYの私有車による勤務時間中の交通事故につき、仮にYに怠業等の事実があったとしても、これをもって民法715条あるいは自動車損害賠償保障法3条による損害賠償責任を免れることはできないとして、Yの雇用主Z会社の損害賠償責任が認められた事例[福岡高裁平成25.12.3判決]