生きていく絵 : アートが人を〈癒す〉とき

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-480-43856-0
• Title: 生きていく絵 : アートが人を〈癒す〉とき
• Title Transcription: イキテ イク エ : アート ガ ヒト オ イヤス トキ
• Author/Editor: 荒井裕樹 著
• Series Title: ちくま文庫 ; あ66-1
• Author Heading: 著者 ： 荒井, 裕樹, 1980- アライ, ユウキ, 1980- ( 00948558 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 筑摩書房 (出版)
• Publication Date: 2023.1
• Publication Date (W3CDTF): 2023
• Extent: 267p
• Size: 15cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Content Type: テキスト
• Media Type: 機器不用
• Carrier Type: 冊子
• Subject Heading: 芸術療法 ゲイジュツリョウホウ ( 00939929 )Authorities; 芸術と医学 ゲイジュツトイガク ( 00562306 )Authorities
• NDC 10th ed.: 493.72 : Internal medicine
• NDLC: SC381
• Target Audience: 一般
• Note (General): 亜紀書房 2013年刊の再刊
• Price: 900円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: SC381-M77
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 032568876; http://id.ndl.go.jp/bib/032568876
• National Bibliography No. (JPNO): 23798330
• TOHAN MARC No.: 34425717
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules 2018 Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Contents: はじまりの章〈癒し〉とあゆむ 安彦講平〈病い〉をさらす 本木健...
• Summary, etc.: 心を病んだ人が、絵を描くことで生きのび、描かれた絵に生かされる──。生きにくさの根源を照らし、〈癒し〉の可能性をさぐる希望の書。解説 堀江敏幸(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 荒井 裕樹 荒井 裕樹（あらい・ゆうき）：1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士（文学）。著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』（書肆アルス）、『障害と文学──「しののめ」から「青い芝の会」へ』（現...

Table of Contents

はじまりの章／「自己表現」で生きていく／アートと〈癒し〉／心の病とアートの関係／自己表現の〈もの〉と〈こと〉／コラム　力の存在、存在の力／コラム　アートで心を〈癒す〉／第一章　〈癒し〉とあゆむ　安彦講平／保護室のマリア／鉄格子の威圧感／安彦講平の試み／〈造形教室〉という場／「治す」ことが目的ではない／出来事としての〈癒し〉／「絵」が「人」を描き変えていく／「病気」が絵を描くわけではない／苦しみは簡単には描けない／心の病いが「治る」とは／コラム　「丘の上病院」を語り伝えるために……／第二章　〈病い〉をさらす　本木健／宿題／「病気」への気づき／絵との出会い／「傷」のある自分／「芸術とは、治ってはいけない病気なのだ」／「生きる」ことと「在る」こと／〈生〉の重みと厚み／コラム　生きにくさのなかの文学／第三章　〈魂〉をふちどる　実月／「わたし」の輪郭線／〈図〉としての「わたし」／「表現することは許されること」／〈場〉の世界を描く／絵が「輪郭」を帯びていく／「憎悪」と「愛着」がせめぎ合う／「苦しみ」と「苦しいこと」／実月さんの〈癒し〉／「変わり合う」ことで「支え合う」／コラム　「解釈」よりも「共感」を／第四章　〈祈り〉をちぎる　江中裕子／「犠牲」を信じられるか？／「医療」のなかのコラージュ／江中裕子の来た道／〈造形教室〉との出会い／江中裕子の作品世界／「私の心と体は透明に思える」／「自分が汚い」／世界の〈汚さ〉を引き受ける／『喜怒哀楽』／〈哀しみ〉や〈憎しみ〉は誰が引き受けるのか／「信じる」ことの力／コラム　心病む人たちの芸術活動／コラム　「きらめく破片」たち／第五章　〈疼き〉をほりおこす　杉本たまえ／痛みの表現者／塗りつぶされた『日記』／『食卓の風景』／記憶が痛む／記憶の地層／存在が痛む／「点」が降り積もる／「物語」だけでは解放されない／「表現」が「表現者」を超えていく／コラム　〈こと〉としての文学／コラム　「在る」ものを描くこと──アートへの「希待」／まとめの章／アートに何ができるか？／アートは「生きていく」ために必要だ／分析できない力の存在／想像力と感受性を「社会資源」に／「生きていく意味」を描く／あとがき　──さりげなく、やわらかな言葉のために／文庫版あとがき／解説　ためらいをともなった明るさの兆し　堀江敏幸