内調 : 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス

• Material Type: 図書
• ISBN: 978-4-480-07682-3
• Title: 内調 : 内閣情報機構に見る日本型インテリジェンス
• Title Transcription: ナイチョウ : ナイカク ジョウホウ キコウ ニ ミル ニホンガタ インテリジェンス
• Author/Editor: 岸俊光 著
• Series Title: ちくま新書 ; 1854
• Author Heading: 著者 ： 岸, 俊光, 1961- キシ, トシミツ, 1961- ( 00900546 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 筑摩書房 (出版)
• Publication Date: 2025.4
• Publication Date (W3CDTF): 2025
• Extent: 510p
• Size: 18cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Content Type: テキスト
• Media Type: 機器不用
• Carrier Type: 冊子
• Subject Heading: 内閣--日本--歴史--昭和時代 ナイカク ニホン レキシ ショウワジダイ ( 00937990 )Authorities; 情報機関--日本--歴史--昭和時代 ジョウホウ キカン ニホン レキシ ショウワ ジダイ ( 034125631 )Authorities
• NDC 10th ed.: 317.211 : Public administration
• NDLC: AZ-332
• Bibliography of Persons in Modern Japanese Politics: 木村俊夫（1909-1983）; undefined：第七章 官制シンクタンク 保利茂と木村俊夫の対照的な評価 pp.446-451; 近衛文麿（1891-1945）Open all of these items
• Target Audience: 一般
• Note (Bibliography): 文献あり 年譜あり 年表あり
• Price: 1400円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: AZ-332-R2
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 034015422; http://id.ndl.go.jp/bib/034015422
• National Bibliography No. (JPNO): 24124807
• TOHAN MARC No.: 34724844
• Cataloging Rule: Nippon Cataloging Rules 2018 Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 内閣情報機構の実態を解明する初めての通史。三人のキーパーソン、横溝光暉、吉原公一郎、志垣民郎の残した資料と証言をもとに、戦前から戦後までを描き出す。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 岸 俊光 岸 俊光（きし・としみつ）：1961年生まれ。一般社団法人アジア調査会常務理事・事務局長。毎日新聞東京本社学芸部長、論説委員を経て現職。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了。博士（学術）。著書に博士論文を改稿した『核武装と知識人――内閣調査室でつくられた非核政策』（勁草書房、...

Table of Contents

序章　三人のキーパーソン──横溝光暉・吉原公一郎・志垣民郎／はじめに──本書のねらい／内閣情報機構との三者三様の関係／能弁な個人資料の数々／第一章　行政史上初の内閣情報機構／出所不明のマル秘資料／記録を残そうとした人々／五・一五事件、二・二六事件と横溝光暉／満洲事変の「二つの声」／生みの親　育ての親／広田弘毅首相の下命／常勤にして、ただで使う／首相揮毫の「以和為貴」掲げる／前史としての外務省情報部／陸軍パンフレット事件の影／第二章　官許ジャーナリズム／『週報』創刊／強まる軍部の関与／「各庁ニ属セザル」所掌事務／法令に現れた「宣伝」／『週報』の国際時事解説／「近来のヒット」の内実／読者対話型『週報の友』／内閣調査室『調査月報』との接点／『調査月報』の役目も国民啓発／誌面に息づく戦前の人脈／中国に対する一貫した関心／『時局と青年』にみる情報局指針／ある情報局情報官の戦後／第三章　戦下の思想戦と文化人／思想戦とは何か／思想戦講習会の狙い／「内面指導」／文化人と思想戦講習会／粕谷一希の菊池寛論／内閣情報部と菊池寛／深化する思想戦／突然の終幕／疎まれた理論家／歴代首相との距離／内閣情報部改革への疑問／思想戦講習会と総力戦研究所／「国策統合機関」との接点／情報局というゴール／ＧＨＱの存置方針／竹槍事件／第四章　独立日本の内閣情報機構／戦後内閣情報機構の柱石／「緒方構想」への批判／村井順の進言／キャノン機関と吉田、緒方の接触／即座に反論した村井／松本清張vs.藤原弘達／四つの創設案／当初案から後退を重ねた第四案／設置法による官制を目指した第一案／情報室から調査室へ変更した第二案／第三案は革命勢力の実態把握／新設後も続いた試行錯誤／弘報活動とは何か／一九五三年頃に登場した心理戦／心理戦とは何か／心理戦実行機関への改編／固有の任務確立と米国機関との連携／思想戦と心理戦／第五章　転機の六〇年安保／安保国会の論戦／ほか