メタデータ流通ガイドライン:古典籍編

メタデータ流通ガイドライン「古典籍編」(Metadata Distribution Guidelines for Historical Materials)では、主に「和古書」のメタデータにおいて採用される項目を説明します。
どの資料種別でも共通的に採用される項目は、「共通編」で説明されており、「古典籍編」(本資料)の一部項目は、「共通編」と重複しています。

「古典籍編」について

(2023年6月19日公開)

1. 「古典籍編」で扱う資料

「古典籍編」(以下「本ガイドライン」という。)では、主に次の範囲を対象としています。

  • 江戸期以前の和古書

(参考)「和古書」の範囲について
日本人の編著書で、日本文で書かれ、日本で主として江戸時代まで(1868年より前)に書写・刊行された資料。
(「日本目録規則2018年版(NCR2018)」用語解説)

「和古書」とする範囲は各機関により異なるため、本ガイドラインでは、概ね江戸期以前に書写・刊行された日本語資料を指すこととします。なお、地図・絵図・文書等の資料においても、共通的な事項や、デジタル資料のメタデータを作成する際などに、このガイドラインを参照いただくことが可能です。

引き続き、地図・絵図といった「和古書」のバリエーションや、「漢籍」「洋古書」の場合を含め、情報の充実を目指して、検討を進めます。

(参考)国立国会図書館における和古書の運用
本文が日本語で書かれた刊行物(印刷資料(刊本))または非刊行物(書写資料(写本))のうち、慶応4年までに刊行または制作されたものを和古書とする。また、以下に該当するものも和古書として扱う。

a) 慶応4年までに日本で刊行または制作された日本人の著作で、本文の言語が漢文、欧文のもの
b) 非刊行物の書写資料で、明治元年以降に書写されたが、慶応4年以前に著作として成立しているもの

刊行物について、明治元年以降の後印であることが明らかな場合は、和古書として扱わない。
(国立国会図書館『日本目録規則2018年版』「第1部 総説」「第2部 セクション1 属性総則」「第2部 セクション2 著作、表現形、体現形、個別資料」適用細則(和古書)(2021年1月)「2.適用対象」)

2. 「古典籍編」の目的

本ガイドラインでは、古典籍のメタデータの特徴をふまえた流通のポイントを整理し、古典籍の発見可能性の向上と、持続可能性の高いメタデータ流通を、ともに実現することを目指しています。

本ガイドラインで取り上げた、古典籍のメタデータの主な特徴は次の通りです。

  1. 登録されるメタデータの対象・単位
    近代以降の図書等と異なり、同版であっても個別資料ごとにメタデータが作成されることが多い。また、同版等の関係にあるメタデータ同士を関連付けるため、著作のデータが個別資料のデータに付されることがある。
  2. デジタル化資料に関するメタデータの作成
    図書館等でデジタル化が行われる機会が多く、蔵書目録由来(原資料)の情報のほかに、デジタル化資料に関するメタデータがすでに多く作成されている。
    ※近代以降の図書の場合に比べると、原資料のメタデータが先に作成・公開されていないケースや、デジタル化以前にマイクロ等の別の提供形式を持つケース、複数機関からデジタル化資料が提供されるケースなど、記述対象の資料が様々な由来を持つことも特徴としてあげられる。

4. 古典籍のメタデータ」をはじめとして、各項目説明等のページで、これらの特徴の具体的な事例や、メタデータ流通上のポイントを案内しています。
様々な機関で作成された古典籍のメタデータが、古典籍に求められる情報を有して流通することで、近年のデジタル化によるアクセスの容易さに、資料の探しやすさ・特定のしやすさが加わり、さらに利便性が向上することを目指します。

3. 「古典籍編」の構成

本ガイドラインの構成は、次のとおりです。

目次内容関連する参照先
「古典籍編」について本ガイドラインで扱う資料の範囲、作成の目的を説明しています。本ガイドラインで前提とした古典籍のメタデータの特徴も取り上げています。「メタデータ流通ガイドライン」本体について
→ <はじめに>
項目説明本ガイドラインで示す項目について、3区分のいずれに該当する項目かを表で示しています。「古典籍編」では、各項目の説明が原資料、所蔵者、デジタルの情報のいずれかであるかを明確にするために、次の3区分を採用しました。
  • A. 書誌
  • B. 所蔵
  • C. コンテンツ
各項目は、スキーマごとに該当する項目を一覧にしているほか、古典籍に特有な事項を記録する場合の留意点なども記載しています。
資料種別によらない共通的な項目について
→ <共通編>
各項目の記載内容について
→ <凡例>
対象スキーマについて(1)
→ <別紙4:ガイドラインの対象スキーマ>
メタデータ流通経路「古典籍編」で想定されるメタデータの流通経路を説明しています。提供するメタデータの種類、メタデータ提供機関の性質に応じて、流通経路を具体的にイメージいただくための資料です。学術機関のデジタルアーカイブ全般のメタデータ流通経路について
→ <別紙3:メタデータ流通経路>
メタデータ例本ガイドラインで示す項目について、メタデータの具体例と、各スキーマの該当項目を表でまとめています。
課題・今後の発展可能性「古典籍編」の今後の検討予定等を説明しています。
データ項目 一覧対象資料群で想定される項目について「JPCOARスキーマ」「DC-NDL(RDF)」「MARC21フォーマット」の互換性を整理した項目対照表です。資料種別によらない共通的な項目の一覧について
→ <別紙6:データ項目一覧(対照表)>
  1. ^
    対象スキーマについて
    本ガイドラインでは、<別紙4:ガイドラインの対象スキーマ>で示した「DC-NDL(RDF)」や「JPCOARスキーマ」に加え、「MARC21フォーマット」の対象項目についても示しています。MARCは、古典籍の場合、特に各機関のシステム内の管理スキーマとしての実績が多いと考えられることから、他スキーマとの互換性を担保する(他のスキーマとの関係性を参照可能とする)ために、今回試行的に追加するものです。
    なお、本ガイドラインに記載した「MARC21フォーマット」の項目は、 主に国立国会図書館が提供する「JAPAN/MARC MARC21フォーマット」に準拠し、国立国会図書館の古典籍のMARCデータでは適用していないものも含め、適用し得るMARC項目を記載しました。 さらにデジタルアーカイブ特有の項目の場合の対象項目を追加して記載しています。
    MARCへの互換性に関しては、参照の必要性(ニーズ)に応じて、維持・編集を検討します。

4. 古典籍のメタデータ

ここでは、古典籍のメタデータが作成される対象、単位を取り上げます。

なお、本ガイドラインでは、メタデータの単位を統一することは目的としていません。できるだけ、各機関の実情に応じたメタデータがそのまま流通しても「2. 古典籍編の目的」で述べた目的が実現できるように整理したいと考えています。
様々なメタデータの単位が流通する場合、タイトルや巻に必要な情報が入っていること、もしくは、各メタデータの関係性を識別子等により記録することが必要となります。以下の案内または各項目の説明をご参照ください。
→ 識別子の記録については「5. 古典籍に関わる情報の活用」も参照

1. メタデータの対象

同版ごとに記述を共有できる近代以降の図書等と異なり、古典籍の場合、同版であっても個別資料を対象としたメタデータ作成が想定されます。

メタデータが作成される対象
図:メタデータが作成される対象

2. メタデータの単位

古典籍のメタデータは、主に以下2つの単位での作成が想定されます。

  • ①包括的な単位
    例えば、複数巻から成る資料の全体を対象としてメタデータを作成する場合が該当します。このとき、全体に含まれる部分的な単位に関するタイトルなどの情報は「部分(hasPart)」に記載します。
  • ②部分的な単位(構成部分)
    例えば、複数巻から成る資料の1巻ずつを対象としてメタデータを作成する場合が該当します。このとき、必要に応じて包括的な単位のタイトルなどの情報を「全体(isPart)」に記載します。

包括的な単位のメタデータと部分的な単位のメタデータが両方存在する場合、メタデータ内に、他方の識別子を記録することで、両者の関係性を明確にすることができます(包括的な単位のメタデータに、部分的な単位の識別子を記録する、または、部分的な単位のメタデータに、包括的な単位の識別子を記録する)。

※例
①の場合 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/200035488Leave the NDL website.
②の場合 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/200035489Leave the NDL website.
→ この例の場合、②に対して①を親書誌として記録

3. デジタル化資料のメタデータと原資料のメタデータ

和古書は、最終冊にのみ出版や書写事項が記されることが多く、複数冊構成で出版・書写されている場合にも、そのまとまりで1件のメタデータを作成することがあります(「2.①包括的な単位」参照)。
一方、近年デジタル化が進められる中で、デジタル化資料に関しては、撮影単位となった分冊レベルでメタデータが作られる場合があります(「2.②部分的な単位(構成部分)」参照)。
各機関によって記録の方法は様々ですが、それぞれの単位を関連付けることで、メタデータの関係性を明確にすることができます。

  • ①包括的な単位

包括的な単位のメタデータ
図:包括的な単位のメタデータ

  • ②部分的な単位(構成部分)

部分的な単位のメタデータ
図:部分的な単位のメタデータ

4. 各メタデータに記録される情報

デジタル化資料と原資料のメタデータを記録する場合、次のような情報が必要です。

  • A. 書誌(基本的な書誌的事項)
  • B. 所蔵(当該資料の所蔵情報)
  • C. コンテンツ(提供・利用形式を示すもの。デジタル化資料の場合、デジタルコンテンツの情報)

メタデータに記録される情報
図:メタデータに記録される情報

本ガイドラインでは、この3区分に応じて項目説明を行っています。
※詳しくは「項目説明」を参照。

5. 古典籍に関わる情報の活用

古典籍のメタデータ提供機関が提供する情報を活用することで、様々な機関が作成するデータとの関連付けができ、利用の可能性を広げることが期待されます。

著作ID

古典籍においては、著作に対して典拠データを作成し管理している場合があります。これらの情報を活用することで、著作(作品)に紐づく様々な機関の情報をまとめて参照可能とすることができます。
次の図では、国文学研究資料館が提供する著作IDをもとに、同じ著作(作品)を関連付けた場合の例です。

著作IDによる作品の関連付け
図:著作IDによる作品の関連付け

識別子を共有することで、個々の機関で作成するメタデータが異なっていても、同じ識別子により情報を集約することが可能です。これにより、資料の探しやすさ、特定しやすさを向上させることができます。
これらの情報をもつメタデータをより効率的に流通させるための経路に関しては、<古典籍のメタデータ流通経路>に示しています。


項目説明

(2023年6月19日公開)

下表では、本ガイドラインで示す項目の一覧と、各項目に対してその項目が「A.書誌」「B.所蔵情報」「C.コンテンツ」の3つの区分うち、どの内容に該当するかついて説明しているかを示しています。メタデータの対象に応じた、必要となるメタデータ項目の確認にご利用ください。

  • 「A. 書誌」:基本的な書誌的事項。
  • 「B. 所蔵」:当該資料の所蔵情報。
  • 「C. コンテンツ」:提供・利用形式を示すもの。デジタル化資料の場合、デジタルコンテンツの情報を指します。

※例えば、 原資料とデジタル化資料のメタデータを別々に作成する場合は、下表の項目のうち

  • 原資料のメタデータ:「A. 書誌」+「B. 所蔵」
  • デジタル化資料のメタデータ:「A.書誌」(+「B.所蔵」)+「C.コンテンツ」

の項目について本ガイドラインをご参照ください。
原資料とデジタル化資料を一つのメタデータに記録する場合は、本ガイドラインの全ての項目をご参照ください。

A. 書誌B. 所蔵情報C. コンテンツ大項目項目名
1-1タイトルタイトル、巻次、部編名
1-2その他のタイトル、巻次、部編名
1-3シリーズタイトル
1-4
1-5タイトル標目(統一タイトル、著作)
2-1作成者著者・作成者
2-2寄与者
3-1出版・提供出版者、出版地
3-1-1書写者、書写地
15-1デジタル化した出版者、出版地
3-2メタデータ提供者
11-1所蔵情報
4-1日付出版年月日(作成年月日)
4-1-1書写年月日
16-1デジタル化した日
5-1主題件名・分類
5-2空間的範囲
5-3時間的範囲
6-1内容・注記目次情報
6-2要約・抄録
6-312-117-1注記
6-3-112-1-1旧蔵者、寄贈者、蔵書印
6-3-2制作手段(刊本、写本)
6-3-3性質、特徴等
7-1言語言語
8-1種別・形態資料種別
8-218-1記録形式
8-3大きさ、容量
8-3-1装丁
8-3-2書型・判型
8-3-3残欠
19-1利用条件・権利ライセンス情報
13-119-2アクセス制限
19-3著作権情報
19-4著作権者名
10-120関連情報識別子
10-2由来
10-3関連
10-4異版
10-5置換
10-6全体・部分
14-1コレクション名
10-7記録形式
21-1コンテンツIIIFマニフェスト
21-2サムネイル
21-3本文情報(一次情報)

A. 書誌

1. タイトル

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
1-1タイトル、巻次、部編名強く推奨dcterms:title
dc:title
dcndl:volume
dcndl:volumeTitle
dc:title245$a
245$b
245$n
245$p
1-2その他のタイトル、巻次、部編名推奨dcndl:alternative
dcndl:alternativeVolume
dcndl:alternativeVolumeTitle
dcterms:alternative246$a
246$b
246$n
246$p
740$a
1-3シリーズタイトル推奨dcndl:seriesTitlejpcoar:relation@relationType=”isPartOf”490$a
490$v
1-4→ 「10-4.異版」参照
1-5タイトル標目 (統一タイトル、著作)推奨dcndl:uniformTitle730

1-1. タイトル、巻次、部編名

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
タイトル、巻次、部編名強く推奨dcterms:title
dc:title
dcndl:volume
dcndl:volumeTitle
dc:title245$a
245$b
245$n
245$p

古典籍に特有な事項

  • ①タイトルの採用について
    タイトルの選定が難しい場合、データ作成者が適切なタイトルを付与する場合があります。その場合は補記したタイトルであることが分かるよう記録することが推奨されます。
    NCR2018 #2.1.1.1.2 情報源
  • ②巻数、欠巻等の記録について
    NCR2018 #2.1.1.2.12 和古書・漢籍の書誌的巻数

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 245$a(本タイトル)
  • 245$b(並列タイトル、タイトル関連情報等)
  • 245$n(巻次または部編番号)
  • 245$p(部編等のタイトル)

1-2. その他のタイトル、巻次、部編名

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
その他のタイトル、巻次、部編名推奨dcndl:alternative
dcndl:alternativeVolume
dcndl:alternativeVolumeTitle
dcterms:alternative246$a
246$b
246$n
246$p
740$a

古典籍に特有な事項

特になし

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 246$a(並列タイトル、その他のタイトル)
  • 246$b(並列タイトル、その他のタイトル関連情報)
  • 246$n(並列タイトル、その他のタイトル部編番号)
  • 246$p(並列タイトル、その他のタイトル部編名)
  • 740$a(非統制形アクセス・ポイント(タイトル))

1-3. シリーズタイトル

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
シリーズタイトル推奨dcndl:seriesTitlejpcoar:relation@relationType=”isPartOf”490$a
490$v

古典籍に特有な事項

  • 叢書・合本の記載
    叢書・合本の構成部分の単位でメタデータを作成する場合、叢書・合本のタイトルをここに記録する。
    統一タイトルである場合、「1-5. 統一タイトル」に記載を寄せることもできる。
    ※叢書・合本として他とまとめられた場合(=最初からある著作の一部(1巻、1冊など)として意図されたわけではない場合)が、シリーズタイトルの記録に該当するパターンと考えられます。古典籍のメタデータの関係は「4. 古典籍のメタデータ」の「2. ②部分的な単位(構成部分)」も参照ください。

流通のポイント

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 490$a(シリーズのタイトル等)
  • 490$v(シリーズ内番号等)

1-4. 版

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
推奨dcndl:editionoaire:version
datacite:version
250$a

→ 「10.4.異版」を参照

1-5. タイトル標目(統一タイトル、著作)

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
タイトル標目 (統一タイトル、著作)推奨dcndl:uniformTitle730

古典籍に特有な事項

→ 「5. 古典籍に関わる情報の活用

流通のポイント

記録する情報に識別子がある場合は、これを記録することで他の情報資源との関連付けができ、発見性が高まります。識別子の記載においてはURI形式が推奨されます。具体的な記載方法は、採用するスキーマの仕様にそってください。
→ 「4.古典籍のメタデータ」、「5.古典籍に関わる情報の活用」も参照

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 730(典拠形アクセス・ポイント:著作)

2. 作成者

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
2-1著者・作成者推奨dcterms:creator
dc:creator
dcndl:creatorAlternative
dcndl:seriesCreator
dcndl:editionCreator
jpcoar:creator245$c
246$a
700
710
800
810
720
2-2寄与者推奨dcterms:contributorjpcoar:contributor700
710
800
810
720

2-1. 著者・作成者

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
著者・作成者推奨dcterms:creator
dc:creator
dcndl:creatorAlternative
dcndl:seriesCreator
dcndl:editionCreator
jpcoar:creator245$c
246$a
700
710
800
810
720

古典籍に特有な事項

  • 責任表示と標目の採用
    情報源に表示された名称と統一的な名称(標目)は、採用するスキーマの仕様にそって記録します。
    NCR2018 #2.2.0.4.3A 和古書・漢籍
    以下は、項目ごとの対照表です(詳細は各スキーマの仕様を参照)。

    項目名DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
    情報源に表示された名称dcterms:creator
    dc:creator
    dcndl:creatorAlternative
    dcndl:seriesCreator
    dcndl:editionCreator
    ※役割を示す語句とともに記録可能
    jpcoar:creator
    ※役割は記録しない
    245$c
    246$a
    ※役割を示す語句とともに記録可能
    統一的な名称(標目)dcterms:creatorjpcoar:creator700
    710
    800
    810
    720

流通のポイント

著者の識別子を記録することで、その著者がかかわるその他の情報資源との関連性を示すことができます。
著者の識別子を記録する場合、他の機関(例えば国立国会図書館や国文学研究資料館)の作成する典拠データから採用することも可能です。

著者の典拠データの記録について

  • 国立国会図書館の運用
    • 個別資料の書誌データに、責任表示及び著者の典拠を記録
    • 著作の典拠データと著者の典拠データを関連付け
  • 国文学研究資料館の運用
    • 個別資料の書誌データに責任表示を記録
    • 著作の典拠データと著者の典拠データを関連付け

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 245$c(本タイトルに関係する責任表示)
  • 246$a(並列タイトル、その他のタイトル)→ 本タイトルに関係する並列責任表示を記録する
  • 700(典拠形アクセス・ポイント(創作者等):個人)
  • 710(典拠形アクセス・ポイント(創作者等):団体)
  • 800(典拠形アクセス・ポイント(シリーズの創作者等):個人)
  • 810(典拠形アクセス・ポイント(シリーズの創作者等):団体)
  • 720(非統制形アクセス・ポイント(創作者等))

2-2. 寄与者

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
寄与者推奨dcterms:contributorjpcoar:contributor700
710
800
810
720

→ 共通編「2-2.寄与者」参照

3. 出版・提供

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
3-1出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a
3-1-1書写者、書写地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a
3-2メタデータ提供者強く推奨[dcndl:bibRecordCategory]
[dcndl:bibRecordSubCategory]
dcterms:source
provenance
irdbProvenance

3-1. 出版者、出版地

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a

古典籍に特有な事項

  • 出版情報の採用について
    複数の出版者、出版地を記録する場合は、出版者と出版地の対応関係が分かるように記録することが推奨されます。
    NCR2018 #2.5.1.2A (出版地>和古書・漢籍)
    NCR2018 #2.5.1.2.1A (和古書・漢籍)
    NCR2018 #2.5.3.2A (出版者>和古書・漢籍)
    NCR2018 #2.5.3.2.2A (複数の出版者>和古書・漢籍)

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 260$b(出版者・頒布者等)
  • 260$a(出版地・頒布地等)
  • 264$b(出版者等)
  • 264$a(出版地等)

3-1-1. 書写者、書写地

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
書写者、書写地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a

古典籍に特有な事項

NCR2018 #2.8.1.2A(非刊行物の制作地>和古書・漢籍)
NCR2018 #2.8.3.2.1A (非刊行物の制作者>役割を示す語句>和古書・漢籍)

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 260$b、264$b(書写者)
  • 260$a、264$a(書写地)

3-2. メタデータ提供者

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
メタデータ提供者強く推奨[dcndl:bibRecordCategory]
[dcndl:bibRecordSubCategory]
dcterms:source
provenance
irdbProvenance
※JPCOARスキーマ適用状況を参照

→ 共通編「3-2.メタデータ提供者」参照
→ 「10-2.由来」の「古典籍のライフサイクル(概念図)」参照

4. 日付

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
4-1出版年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14
4-1-1書写年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14

4-1. 出版年月日(作成年月日)

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
出版年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14

古典籍に特有な事項

NCR2018 #2.5.5.2A (出版日付>和古書・漢籍)

流通のポイント

特になし

  • ①日付情報の種類
    出版・作成に関する項目は、採用するスキーマによって記録する項目が異なるケースが多いため、スキーマごとの規則にそってください。
    情報資源の性質によっては、統制された方法により記録された日付情報と、情報資源から転記したリテラルによる日付情報を2点合わせて記録することを推奨します。
    1点目の統制された方法による日付情報では、W3CDTF等の形式を想定します。日付情報は、一般的に検索その他、システムで用いるために、一定のルールで記録されていることが必要となります。これにより、利用者が統一的に情報資源を探すことが可能となります。また、2点目の情報資源から採用したリテラルによる日付情報では、1点目のように値が統制されたことで落ちてしまった情報を補完することができます。
    なお、1600年代、としか判別ができない場合には、W3CDTFへ統制されると「1600」と変換される可能性があります。この場合「1600年代」というリテラルの情報があることで、1600年に出版されたものとの区別をつけることが可能になります。年代のみが判明する場合に、システム上どのように扱うかは提供するサービスによりさまざまな判断がありうるため(例えば、年代のみしか判別しない場合を想定して「江戸期」など和暦での検索や指定を採用する場合もありうる)、リテラルによる日付情報は利用者が識別するための補完情報として記録が推奨されます。
    ただし、より具体的な日付情報をW3CDTF等の統制された値として格納することが最優先です。

    年代が不明である場合の取組み
    例えば出版年に「19–」等の年代の記録がある場合、検索の際には、1900だけでなく、1900~1999のいずれが指定されていてもヒットすることが望ましいと考えられます。
    年代を指定した際に上記のような検索を可能にするには、メタデータにおいて、「“19–”は1900とは異なり、かつ、1900~1999のすべての可能性を含む」という情報を提供することが必要となります。あるいは、そのようなメタデータ上でリテラルの出版年を残す方法以外に、システム側で年代をインデックス化して検索可能とする工夫も可能です。例えば、ジャパンサーチでは「江戸時代」など時間範囲を典拠のような形式で正規化Leave the NDL website. して、開始年と終了年の情報として組み込み、検索等に利用しています。
    https://jpsearch.go.jp/entity/time/江戸時代

  • ②デジタル化した日
    デジタル化した日等、媒体変換を行った日付を記録する場合は、スキーマの規則に従って、原資料の出版年月日と区別できるようにすることが必要です。
    → 「16-1.デジタル化した日

DC-NDL(RDF)

  • データ例:出版年月日

  • 適用状況:
    1)出版年月日の記録について
    DC-NDL(RDF)(NDLサーチのフォーマット仕様)では、以下のように情報を記録しています。
    dcterms:issued=W3CDTFで記録または整形された値
    dcterms:date=リテラルで記録された値
    古典籍の場合等、厳密には「出版」されていない情報資源に関しても、利用者の利便性のために、上記の情報は統一的に記録できるよう、運用しています。W3CDTFを採用した場合、範囲(期間)を示すことができないため、他の記録方式の採用等の改善を検討しています。

    2)デジタル化に固有の項目について
    メタデータ構造の変更に伴い、dcndl:dateDigitized等、デジタル化に固有の項目の使用を見直す予定です。
    → 参照<別紙7:メタデータ構造

JPCOARスキーマ

MARC

  • 260$c、264$c(刊本の出版年等)
  • 008/07-10(西暦年1)
  • 008/11-14(西暦年2)

4-1-1. 書写年月日

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
書写年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14

古典籍に特有な事項

  • ①書写に関する日付
    NCR2018 #2.8.5.2A (非刊行物の制作日付>和古書・漢籍)
    NCR2018 #2.8.5.2C (文書・コレクション)

  • ②書写の来歴
    書写年月日に記録する情報は記述対象資料が書写された日付を採用する。これより以前の書写の来歴が判明する場合は、「6-3.注記」として記録する。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 260$c、264$c(写本の書写年等)
  • 008/07-10(西暦年1)
  • 008/11-14(西暦年2)

5. 主題

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
5-1件名・分類任意dcterms:subject
dc:subject
jpcoar:subject084
600等(6XXの各フィールド)
5-2空間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:spatial
datacite:geoLocation034
5-3時間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:temporal
dcterms:temporal045

5-1. 件名・分類

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
件名・分類任意dcterms:subject
dc:subject
jpcoar:subject084
600等(6XXの各フィールド)

→ 共通編「5-1.件名・分類」参照

5-2. 空間的範囲

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
空間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:spatial
datacite:geoLocation034

→ 共通編「5-2.空間的範囲」参照

※古書・古文書に格納される「場所に関する情報」には、内容が表す場所(例えば地方の歴史資料がどの場所の内容か)などが考えられる。

5-3. 時間的範囲

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
時間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:temporal
dcterms:temporal045

→ 共通編「5-3.時間的範囲」参照

※古書・古文書に格納される「時間に関する情報」には、内容が表す年(例えば地方の歴史資料に記されている年)などが考えられる。

6. 内容・注記

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
6-1目次情報推奨
  • 内容細目
    dcndl:partInformation
  • 目次
    dcterms:tableOfContents
datacite:description@descriptionType=”TableOfContents”505
6-2要約・抄録推奨dcterms:abstractdatacite:description@descriptionType=”Abstract”520
6-3注記任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
504$a
546$a
6-3-1旧蔵者、寄贈者、蔵書印任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”561$a
500$a
6-3-2制作手段(刊本、写本)推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
6-3-3性質、特徴等推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a

6-1. 目次情報

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
目次情報推奨
  • 内容細目
    dcndl:partInformation
  • 目次
    dcterms:tableOfContents
datacite:description@descriptionType=”TableOfContents”505

古典籍に特有な事項

特になし

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:内容細目目次
  • 適用状況:
    デジタルアーカイブ等で、目次情報とともに個々のコンテンツのURIの記録ができる場合、「10-6. 全体・部分」へ記録することができます。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 505(内容細目、各巻タイトル)
    ※505には、内容細目だけでなく各巻タイトルが記録される場合があります。

6-2. 要約・抄録

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
要約・抄録推奨dcterms:abstractdatacite:description@descriptionType=”Abstract”520

古典籍に特有な事項

要約、抄録、解説、解題、翻刻を個別に記録することができます。
ただし、採用するスキーマによっては、これらの情報を個別に格納できる項目を今後用意する可能性があります。作成の際には、これらの情報が識別できるようになっていることが推奨されます。
翻刻情報など参照できる情報をURIで示せる場合は、「10-3.関連」へ記録することも可能です。

流通のポイント

要約・抄録等の各種情報は、資料発見のための有用な情報です。タイトル以外に、これらの情報が記録されていることで、利用者が情報資源の中身を推測することができ、発見可能性を高めることができます。
なお、日本語の他、多言語対応を想定し、英語の情報の格納も推奨されます。

DC-NDL(RDF)

  • データ例:要約・抄録
  • 適用状況:
    現在、DC-NDL(RDF)では、要約、抄録、あらすじ、解説等はすべて「dcterms:abstract」へ格納しています。今後のニーズに応じて、解説、解題等について個別項目の用意を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 520
    ※MARCではインディケーターの使い分けにより要約等を区別して記録することができます。以下の例で「520 0#」は、520フィールドの第1インディケーターが0、第2インディケーターが空白であることを表します。サブフィールド$aに要約等を、$bに$aについてのより詳しい内容を記録します。
    • 520 ## $a$b(要約)
    • 520 0# $a$b(主題)
    • 520 1# $a$b(レビュー)
    • 520 2# $a$b(範囲と内容)
    • 520 3# $a$b(要約)
    • 520 4# $a$b(内容に関する助言)
    • 520 8# $a$b(固定表示文字列なし)

6-3. 注記

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
注記任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
504$a
546$a

古典籍に特有な事項

NCR2018 #4.17.0.2(内容の対象範囲>記録の方法)

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    現時点では注記に記録されている情報のうち、個別の項目に記録されることが望ましい情報については、今後の必要性に応じて、項目の追加を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 500$a(一般注記)
  • 504$a(書誌注記)
  • 546$a(言語注記)

6-3-1. 旧蔵者、寄贈者、蔵書印

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
旧蔵者、寄贈者、蔵書印任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”561$a
500$a

→ B.所蔵「12-1-1.旧蔵者、寄贈者、蔵書印」参照

6-3-2. 制作手段(刊本、写本)

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
制作手段(刊本、写本)推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a

古典籍に特有な事項

  • ①刊本、写本の区別
    古典籍にとって重要な区分であるため、これらを区別できるように記録することが推奨されます。
    なお、書写資料の区別について、以下のような記録も可能です。
    • 著者によって手書きされた書写資料または原稿である場合 →「自筆」と記録
    • 自筆以外の手書きの書写資料または原稿である場合 → 「書写」と記録
  • ②刊本、写本より下位の区分
    刊本・写本より、さらに詳細な情報がある場合は、その情報を「6-3-3.性質、特徴等」に記録することができます。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    刊本、写本の別を、個別の統一的な項目(「8-1.資料種別」の詳細化等)で示すことにするか今後検討を進めます。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 500$a(一般注記) ※300$b(制作手段、色彩等)に記録するケースもあり

6-3-3. 性質、特徴等

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
性質、特徴等推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a

古典籍に特有な事項

対象資料が「古活字版」、「古写本」などの特徴・性質を持つ場合、その情報を記録することが推奨されます。
→ 版の違いについては「10-4.異版」の説明を参照。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 500$a(一般注記)

7. 言語

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
7-1言語、原文の言語推奨dcterms:language (@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dcndl:originalLanguage (@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dc:language(ISO639-3形式)008/35-37 (テキストの言語)
041$a (翻訳資料の翻訳の言語等)
041$h (翻訳資料の原文の言語)

7-1. 言語

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
言語、原文の言語推奨dcterms:language (@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dcndl:originalLanguage (@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dc:language(ISO639-3形式)008/35-37 (テキストの言語)
041$a (翻訳資料の翻訳の言語等)
041$h (翻訳資料の原文の言語)

→ 共通編「7-1.言語」参照

課題・発展可能性

DC-NDL(RDF)では現在言語を記録する際のコードをISO639-2から採用しています。MARCなど別のスキーマのデータをDC-NDL(RDF)に変換する場合、言語コードも、MARCが採用するコード体系からISO639-2に変換しています。
なお、ISO639-3にて定義されている「Old Japanese」など、採用するコードの範囲については、今後の動向を注視していきます。

8. 種別・形態

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
8-1資料種別強く推奨dcndl:materialTypedc:type
8-2記録形式推奨dcterms:formatjpcoar:mimeType
8-3大きさ、容量推奨dcterms:extent300$a
300$b
300$c
300$e
8-3-1装丁任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”563$a
500$a
8-3-2書型・判型任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”300$c
500$a
8-3-3残欠任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a

8-1. 資料種別

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
資料種別強く推奨dcndl:materialTypedc:type

古典籍に特有な事項

資料種別の値は、採用するスキーマが定める情報を採用します。統制語彙以外の情報を持つ場合、「6-3-2.制作手段(刊本、写本)」等を参照の上、注記に記録します。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

該当なし

8-2. 記録形式

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
記録形式推奨dcterms:formatjpcoar:mimeType

→ 共通編「8-2.記録形式」参照

課題・発展可能性

記録形式は、原本、媒体変換した後の資料と、1つのメタデータ内に複数の情報を記録したいケースがありうると想定されますが、本項目の記録形式としては、原資料に対する記録形式を想定します。デジタル化等の媒体変換を行った後の記録形式については、C.コンテンツ「18-1. 記録形式」に記録します。

古典籍のライフサイクルから考えられる概念図は「10-2. 由来」を、データ例は「メタデータ例」を参照。

8-3. 大きさ、容量

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
大きさ、容量推奨dcterms:extent300$a
300$b
300$c
300$e

古典籍に特有な事項

  • ①数量の単位
    古典籍では、「冊」以外の単位を使用することができます。
    例)巻子本 2軸
    例)1軸(巻物)
    例) 一枚もの 10枚
     NCR2018 #2.17.0.2A (数量>和古書・漢籍)
  • ②制作手段、色彩等
    刊本、写本の別については「6-3-2. 制作手段(刊本、写本)」を参照
    NCR2018 #2.22、#5.17
  • その他の参照情報
    NCR2018 #2.17.0.1~2、#2.18.0.1~25

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 300$a(数量)
  • 300$b(制作手段、色彩等) ※500$a(一般注記)に記録するケースもあり
  • 300$c(大きさ)
  • 300$e(付属資料) ※500$a(一般注記)に記録するケースもあり

8-3-1. 装丁

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
装丁任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”563$a
500$a

古典籍に特有な事項

装丁に関して記録できる情報がある場合、その旨を記録することができます。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    現時点では注記に記録されている情報のうち、個別の項目に記録されることが望ましい情報については、今後の必要性に応じて、項目の追加を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 563$a (装丁に関する注記) ※「和装」等
  • 500$a (一般注記)

8-3-2. 書型・判型

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
書型・判型任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”300$c
500$a

古典籍に特有な事項

書型・判型の種類を、必要に応じて、記録できます。
※用いる用語(参考)NCR2018 表2.25.0.2

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    現時点では注記に記録されている情報のうち、個別の項目に記録されることが望ましい情報については、今後の必要性に応じて、項目の追加を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 300$c (大きさ)
  • 500$a (一般注記)

8-3-3. 残欠

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
残欠任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a

古典籍に特有な事項

残欠がある場合は、その旨を記録できます。
例)欠巻: 第 4, 補
例)巻6第13丁裏以降を欠く
例)第17, 20丁欠
例)乱丁あり

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    現時点では注記に記録されている情報のうち、個別の項目に記録されることが望ましい情報については、今後の必要性に応じて、項目の追加を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 500$a (一般注記)

9. 利用条件・権利

(2023年6月19日公開)

→ C.コンテンツ「19.利用条件・権利」参照

10. 関連情報

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
10-1識別子強く推奨rdfs:seeAlso(URI)
dcterms:identifier(リテラル)
jpcoar:identifier001
035$a
10-2由来推奨原資料
dcterms:source
dcndl:sourceIdentifier
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
534
787(原資料)
10-3関連推奨dcterms:relationjpcoar:relation760
762
765
767
770
772
787
856
10-4異版任意異版である
dcterms:isVersionOf
異版を持つ
dcterms:hasVersion
~の異版である
jpcoar:relation@relationType=”isVersionOf”
~は異版である
jpcoar:relation@relationType=”hasVersion”
775
10-5置換任意改題前誌
dcterms:replaces
改題後誌
cterms:isReplacedBy
~を置き換えている
jpcoar:relation@relationType=”replaces”
~によって置き換えられている
jpcoar:relation@relationType=”isReplacedBy”
780
785
10-6全体・部分任意掲載誌情報
dcterms:isPartOf
目次・記事
dcterms:hasPart
~の一部分である
jpcoar:relation@relationType=”isPartOf”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
~の部分である(全体)
773
目次・記事(部分)
505
10-7記録形式推奨別の記録形式である
dcterms:isFormatOf
別の記録形式を持つ
dcterms:hasFormat
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
776

情報資源同士の関連性を示す情報は、メタデータ流通の過程においてコンテンツの利便性を高めるため重要です。情報資源がURIによって関係性を示せていれば、詳細な情報、利用方法等を、メタデータの利用者側で選択できます。

これら関連情報を示す項目で共通的に採用可能な識別子の種類については、<別紙6:データ項目一覧(識別子)>を参照ください。

課題・発展可能性

現状のニーズに応じて情報の粒度・推奨度を整理しています。今後のフィードバックや新たな利用形態の出現に対応して改訂を検討します。

10-1. 識別子

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
識別子強く推奨rdfs:seeAlso(URI)
dcterms:identifier(リテラル)
jpcoar:identifier001
035$a

古典籍に特有な事項

10-2.由来」を参照

流通のポイント

10-2.由来」を参照

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 001 (レコード管理番号)
  • 035$a (他MARC番号)
    ※MARCにはURIではなく、番号のみを記録します。

10-2. 由来

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
由来推奨原資料
dcterms:source
dcndl:sourceIdentifier
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
534
787(原資料)

古典籍に特有な事項

  • ①原資料のデータとの関連付け
    デジタル化等により媒体変換が行われた場合で、原資料である紙またはマイクロのメタデータが作成されている場合、本項目に記録することで、利用したい資料の特定が容易になります。
    原資料のメタデータが作成されていない場合は、「6-3.注記」へ原資料の情報を記録できます。
  • ②他機関の所蔵資料をデジタル化した場合
    本項目に資料を所蔵している他機関の原資料の情報を記録します。
  • ③他機関がデジタル化した資料を提供する場合
    同一のデジタル化資料を、複数の館が提供する場合、「10-1.識別子」へ記録します。DOIなど広く流通している識別子があれば、その識別子が記録されていることが推奨されます。

古典籍のライフサイクル(概念図)

デジタル化資料や紙の原資料といった、古典籍の資料でありうるライフサイクルとこれを示すためのメタデータの情報の持ち方を次に図示します。

古典籍のライフサイクル
図:古典籍のライフサイクル

この図で示すように、原資料や個別資料に関する情報など、個々の資料の由来をたどることができる情報(例えば、元となったデータのURLや資料の書誌情報)を記載することが推奨されます。
※メタデータのライセンスに関しては、提供者がコントロールし明示することが望まれます(提供者のポリシーに従って設定するか、来歴に応じたライセンスを優先・踏襲するかの判断がありうる)。
※メタデータ提供者は、情報の由来が判断できる範囲で来歴をさかのぼって記録することが望まれます。例えば、アグリゲータ(メタデータを集約して提供するシステム)から提供されるメタデータの場合、そのメタデータの由来となるアグリゲータに含まれる個々のデータベースの情報を持つことで、メタデータの特徴をより詳しく把握することができます(例えば、アグリゲータがメタデータの登録を個別のデータベースにゆだねている場合や、そのアグリゲータに含まれるメタデータの資料種別が多様である場合、アグリゲータが個々のデータベースの情報をある程度統制せず残している場合などに、メタデータの由来となるデータベースの情報を持つことは有効です)。一方で、ある程度アグリゲータ側が提供するメタデータが統一的である場合においては、来歴が有効ではないとも考えられ、提供されるメタデータの性質によって判断が必要です。
※これらの情報を記録する場合のデータモデルや項目は、採用するスキーマに応じて違いがあります。本ガイドラインで示したスキーマを採用した場合の具体例は、「メタデータ例」に示しています。

流通のポイント

異なる情報資源をURIで示すことで、利用者が求める利用方法(記録形式)を選択しやすくなり、コンテンツの発見可能性が高まります。

DC-NDL(RDF)

  • データ例:原資料へのリンク原資料のレコード番号・標準番号
  • 適用状況:
    DC-NDL(RDF)では、原資料が明らかである場合に、「dcterms:source」を付与しています。今後、異なる記録形式への参照情報を充実させるため、別の記録形式を持つ場合、統一的に「dcterms:isFormatOf」を採用することを検討しています。

JPCOARスキーマ

  • データ例:関連情報Leave the NDL website.
  • 適用状況:
    将来的な汎用性(例:ボーンデジタル資料からオンデマンド印刷された冊子が派生する等)を考慮し、デジタル化資料と原資料間のリンクを記述する場合は、関連情報の属性(relationType)として「dcterms:isFormatOf」または「dcterms:hasFormat」の使用を推奨します。

MARC

  • 534 (原資料等に関する注記)
  • 787$i (関連の種類に関する情報)
  • 787$t (原資料タイトル)
  • 787$w (リンク先レコードの管理番号)

10-3. 関連

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
関連推奨dcterms:relationjpcoar:relation760
762
765
767
770
772
787
856

→ 共通編「10-3.関連」参照

10-4. 異版

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
異版任意異版である
dcterms:isVersionOf
異版を持つ
dcterms:hasVersion
~の異版である
jpcoar:relation@relationType=”isVersionOf”
~は異版である
jpcoar:relation@relationType=”hasVersion”
775

→ 異版についての説明は、共通編「10-4. 異版」参照

和古書の刊本については、使用された版木の異同により同版異版が識別されます。
しかし、資料中の版に関する語句は実際の版木の異同を表していない場合が多いため、版表示ではなく注記として記録するのが一般的です。
「古活字版」、「古写本」といった、資料の作成経緯などの資料の特徴を示す情報は、資料の作成経緯や特徴を示す情報は、 版の違いではなく、「6-3-3. 特徴、性質等」(注記)への記録が想定されます。

(参考)NCR1987版改訂3版
2.2.1.1D(古):和古書、漢籍については、資料中の版に関する語句ではなく、その資料に用いられた版木の実際の異同について記録する。ただし、同一の著作の他の複数個別資料との校合等により識別できた場合に限る。資料中の版に関する語句は、原則として、版表示としてではなく注記として記載する。

(参考)NCR2018
#2.3.1.1.1A 書写資料: 書写資料には刊行物における版はないが、一つの著作にいくつかの稿が存在することがある。書写資料を区別できるような場合は、その稿を版として記録する。ただし、江戸時代までの資料については、同一著作における他の複数の個別資料との校合等により区別できた場合に限る。

10-5. 置換

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
置換任意改題前誌
dcterms:replaces
改題後誌
cterms:isReplacedBy
~を置き換えている
jpcoar:relation@relationType=”replaces”
~によって置き換えられている
jpcoar:relation@relationType=”isReplacedBy”
780
785

→ 共通編「10-5.置換」参照

古典籍の場合も、多巻もの(特に終期が予定されていないもの)について、途中でタイトルが変更された場合などに、本項目を使用することが想定されます。

10-6. 全体・部分

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
全体・部分任意掲載誌情報
dcterms:isPartOf
目次・記事
dcterms:hasPart
~の一部分である
jpcoar:relation@relationType=”isPartOf”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
~の部分である(全体)
773
目次・記事(部分)
505

古典籍に特有な事項

→ 「4.古典籍のメタデータ」参照

  • ①包括的な単位
    例えば、複数巻から成る資料の全体を対象としてメタデータを作成する場合が該当します。このとき、全体に含まれる部分的な単位に関するタイトルなどの情報は「部分(hasPart)」に記載します。
  • ②部分的な単位(構成部分)
    例えば、複数巻から成る資料の1巻ずつを対象としてメタデータを作成する場合が該当します。このとき、必要に応じて包括的な単位のタイトルなどの情報を「全体(isPart)」に記載します。

包括的な単位のメタデータと部分的な単位のメタデータが両方存在する場合、メタデータ内に、他方の識別子を記録することで、両者の関係性を明確にすることができます(包括的な単位のメタデータに、部分的な単位の識別子を記録する、または、部分的な単位のメタデータに、包括的な単位の識別子を記録する)。

流通のポイント

異なる情報資源をURIで示すことで、利用者が求める利用方法(記録形式)を選択しやすくなり、コンテンツの発見可能性が高まります。

DC-NDL(RDF)

  • データ例:掲載誌情報目次・記事
  • 適用状況:
    DC-NDL(RDF)では、URIを持つ場合にのみこれらの項目を採用しています。
    リテラルでの記録は、別途「1-3.シリーズタイトル」、「6-1.目次情報」の項目を参照してください。
    なお、掲載誌情報と日本語で項目名を定義していますが、とくに雑誌(継続刊行物)のみに対象を限定していません。図書などの場合にも当該項目を使用できます。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 773$t (全体のタイトル)
  • 773$d (全体の出版事項)
  • 773$g (関連する部分)
  • 505 (目次・記事(部分)) ※「6-1.目次情報」を参照

10-7. 記録形式

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
記録形式推奨別の記録形式である
dcterms:isFormatOf
別の記録形式を持つ
dcterms:hasFormat
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
776

→ 共通編「10-7.別の記録形式」参照

→ 複製本など、記録形式が同じ別資料への参照を記録できる場合には、「10-3. 関連」を使用する。


B. 所蔵

11. 出版・提供

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
11-1所蔵機関推奨dcndl:holdingAgent

11-1. 所蔵情報

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
所蔵機関推奨dcndl:holdingAgent

古典籍に特有な事項

所蔵機関の情報を記録することができます。
※旧蔵者は、所蔵情報とはせず、「12-1-1.旧蔵者、寄贈者、蔵書印 」または、コレクションとしてまとまった単位である場合には「14-1.コレクション名」に記録します。
※デジタル化資料の所蔵・提供者(例えば国立国会図書館デジタルコレクション等のデータベース名)は、「3-2.メタデータ提供者」に記録します。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:所蔵機関
  • 適用状況:
    所蔵情報の記載については、メタデータ構造の整理とあわせ、引き続き検討を行っていきます。メタデータ構造の検討状況は<別紙5:メタデータ構造>を参照。

JPCOARスキーマ

  • データ例:該当なし
  • 適用状況:
    主にデジタルアーカイブ資料の所蔵機関に関する情報を記入する項目の新設を検討中です。

MARC

該当なし

12. 内容・注記

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
12-1注記任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
504$a
546$a
12-1-1旧蔵者、寄贈者、蔵書印任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”561$a
500$a

12-1. 注記

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
注記任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
504$a
546$a

→ A.書誌「6-3. 注記」参照

12-1-1. 旧蔵者、寄贈者、蔵書印

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
旧蔵者、寄贈者、蔵書印任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”561$a
500$a

古典籍に特有な事項

その資料の旧蔵者、寄贈者や蔵書印(印記)に関する情報が判明する場合、その旨を記録することができます。
例)旧蔵者 松平家旧蔵
例)寄贈者 特許庁寄贈
例)蔵書印 だるま形の蔵書印あり、蔵書印3種あり
※旧蔵者の情報のうち、コレクションとしてまとまった単位である場合には「14-1.コレクション名」に記録します。
※資料の流通情報の情報源として、印記の外に付属品(箱、極札、折紙、筆者目録など)に関する情報がある場合に記録します。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • 適用状況:
    現時点では注記に記録されている情報のうち、個別の項目に記録されることが望ましい情報については、今後の必要性に応じて、項目の追加を検討します。

JPCOARスキーマ

MARC

  • 561$a (旧蔵者・コレクション名)
  • 500$a (一般注記) ※付属品に関する情報は、「300$e(付属資料)」に記録するケースもあり

13. 利用条件・権利

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
13-1アクセス制限任意dcterms:description

13-1. アクセス制限

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
アクセス制限任意dcterms:description

古典籍に特有な事項

所蔵機関においてその資料を利用する際に制限がある場合にその旨を記録します。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:注記
  • dcndl:Item/dcterms:descritpionに禁帯出などの貸出等利用の制限に関する情報を格納しています。デジタル資料のアクセス制限(インターネット公開、館内限定)に関する情報には、dcterms:accessRightsを用いています。形態を問わず、利用制限に関する情報にdcterms:accessRightsを用いるべきか、現在用法の検討を行っております。
    → C.コンテンツ「19-2.アクセス制限」参照

JPCOARスキーマ

  • データ例:該当なし
  • 適用状況:
    主にデジタルアーカイブ資料の所蔵機関に関する情報を記入する項目の新設を検討中です。

MARC

該当なし

14. 関連情報

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
14-1コレクション名任意dcterms:description~のデータセットシリーズに属する
jpcoar:relation@relationType=”inSeries”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
500$a
561$a

14-1. コレクション名

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
コレクション名任意dcterms:description~のデータセットシリーズに属する
jpcoar:relation@relationType=”inSeries”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
500$a
561$a

古典籍に特有な事項

「○○コレクション」、「○○文庫」など、資料をまとめて「コレクション」として構築している場合は「コレクション名」として記録することができます。
※「データベース」の単位は、共通編「3-2.メタデータ提供者」を参照。
※「所蔵機関」は、「11-1.所蔵情報」を参照。
※旧蔵者は、所蔵情報とはせず、「12-1-1. 旧蔵者、寄贈者、蔵書印」へ記録するか、コレクションとしてまとまった単位である場合に本項目に記録する。

流通のポイント

個々の資料が属する提供の単位を示すことで、資料の探しやすさ・特定のしやすさにつながります。また、各情報がURIを持つ場合、これを記録することで、他の情報との識別、関連付けが可能となります。

メタデータ提供の単位
図:メタデータ提供の単位

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

MARC

  • 500$a (一般注記)
  • 561$a (旧蔵者・コレクション名)

C. コンテンツ

15. 出版・提供

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
15-1デジタル化した出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
[dcndl:digitizedPublisher]

15-1. デジタル化した出版者、出版地

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
デジタル化した出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
[dcndl:digitizedPublisher]

古典籍に特有な事項

特になし

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

  • データ例:出版者・出版地
  • 適用状況:
    デジタル化を含む媒体変換における出版者について、個別資料の配下でdcterms:publisherを使用できるよう改訂を実施中です。
    ※ 媒体変換が行われた情報資源の場合の出版者の記録方法については、「10-2.由来」の「古典籍のライフサイクル(概念図)」、「メタデータ例」や、<別紙7:メタデータ構造の整理> を参照ください。

JPCOARスキーマ

  • データ例:該当なし

MARC

該当なし

16. 日付

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
16-1デジタル化した日推奨dcterms:date
dcterms:issued
[dcndl:dateDigitized]

16-1. デジタル化した日

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
デジタル化した日推奨dcterms:date
dcterms:issued
[dcndl:dateDigitized]

古典籍に特有な事項

可能であれば、デジタル化資料を作成した撮影日や、納品、完成日を記録することが望ましいですが、デジタル化資料の作成に当たっては厳密な日の記録が難しい場合も考えられます。そのような場合には、デジタル化資料の公開日(流通が開始しした日)を記録することも可能です。

流通のポイント

特になし

DC-NDL(RDF)

JPCOARスキーマ

  • データ例:該当なし

MARC

該当なし

17. 内容・注記

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
17-1注記推奨dcterms:description

17-1. 注記

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
注記推奨dcterms:description

→ A.書誌「6-3.注記」参照

媒体変換を行ったコンテンツに対する注記があれば記録します。

18. 種別・形態

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
18-1記録形式推奨dcterms:formatjpcoar:mimeType

18-1. 記録形式

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
記録形式推奨dcterms:formatjpcoar:mimeType

→ 共通編「8-2.記録形式」参照

記録形式は、原本、媒体変換した後の資料と1つのメタデータ内に複数の情報を記録したいケースがありうると想定されます 。古典籍のライフサイクルから考えられる概念図はA.書誌「10-2.由来」を、データ例は「メタデータ例」を参照。

19. 利用条件・権利

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
19-1ライセンス情報強く推奨[license]dc:rights
19-2アクセス制限推奨dcterms:accessRightsdcterms:accessRights
19-3著作権情報推奨dcterms:rightsdc:rights
19-4著作権者名任意dcterms:rightsHolderjpcoar:rightsHolder

→ 共通編「9.利用条件・権利」参照

19-1. ライセンス情報

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
ライセンス情報強く推奨[license]dc:rights

→ 共通編「9-1.ライセンス情報」参照

→ A.書誌「10-2.由来」の「古典籍のライフサイクル(概念図)」参照

古典籍に特有な事項

メタデータ、コンテンツのライセンス情報は、情報資源の利用を促進する観点から適切に付与されることが求められます。
特に、古典籍の場合その成立年から著作権が切れているケースが多いと考えられ、積極的に「PDM」等のオープンなライセンスを付与することが推奨されます。

19-2. アクセス制限

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
アクセス制限推奨dcterms:accessRightsdcterms:accessRights

→ 共通編「9-2.アクセス制限」参照

所蔵機関における禁帯出などの貸出等利用の制限に関する情報はB.所蔵「13-1.アクセス制限」に格納します。形態を問わず、利用制限に関する情報にdcterms:accessRightsを用いるべきか、現在用法の検討を行っております。

19-3. 著作権情報

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
著作権情報推奨dcterms:rightsdc:rights

→ 共通編「9-3.著作権情報」参照

19-4. 著作権者名

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
著作権者名任意dcterms:rightsHolderjpcoar:rightsHolder

→ 共通編「9-4.著作権者名」参照

20. 関連情報

(2023年6月19日公開)

→ A.書誌「10.関連情報」参照

21. コンテンツ

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
21-1IIIFマニフェスト推奨rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/2#Manifest”
rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/3#Manifest”
[jpcoar:URI@objectType=”IIIFother”]856
21-2サムネイル強く推奨資料のサムネイル画像URL
foaf:thumbnail
jpcoar:URI@objectType=”thumbnail”856
21-3本文情報(一次資料)推奨一次資料へのリンクURL
owl:sameAs
jpcoar:URI@objectType=”fulltext”856

→ 共通編「11.コンテンツ」参照

21-1. IIIFマニフェスト

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
IIIFマニフェスト推奨rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/2#Manifest”
rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/3#Manifest”
[jpcoar:URI@objectType=”IIIFother”]856

→ 共通編「11-1.IIIFマニフェスト」参照

21-2. サムネイル

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
サムネイル強く推奨資料のサムネイル画像URL
foaf:thumbnail
jpcoar:URI@objectType=”thumbnail”856

→ 共通編「11-2.サムネイル」参照

21-3. 本文情報(一次資料)

項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
本文情報(一次資料)推奨一次資料へのリンクURL
owl:sameAs
jpcoar:URI@objectType=”fulltext”856

→ 共通編「11-3.本文情報(一次資料)」参照


古典籍のメタデータ流通経路

(2023年6月19日公開)

→ 共通編<別紙3:メタデータの流通経路>も参照

各機関が保有する情報資源のうち、古典籍のメタデータ流通においては、アグリゲータを経由した流通が可能です。

  • 古典籍のメタデータ流通における主なアグリゲータ

    名称・URL運営主体メタデータ流通の中での役割収集ポリシー
    学術機関リポジトリデータベース(IRDB)
    IRDBバナー
    https://irdb.nii.ac.jp/Leave the NDL website.
    国立情報学研究所学術機関等のリポジトリに登録されたメタデータを標準的な形式により集約。日本国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツ(*1)https://support.irdb.nii.ac.jp/jaLeave the NDL website.
    国書データベースhttps://kokusho.nijl.ac.jp/Leave the NDL website. 国文学研究資料館さまざまな機関が所蔵する古典籍等のメタデータの集約および国内外への発信。国内外のさまざまな機関が所蔵する古典籍等。
    国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)
    NDLサーチバナー
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/
    国立国会図書館(NDL)図書館領域の情報資源の集約及びメタデータ標準化。図書館領域の情報資源(蔵書目録、デジタルアーカイブなど、図書館領域の情報資源を広く対象とする)(https://ndlsearch.ndl.go.jp/renkei/plan
    ジャパンサーチ(JPS)
    JPSバナー
    https://jpsearch.go.jp/Leave the NDL website.
    デジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会
    システムはNDL
    国内のデジタルアーカイブの集約及び国外への発信。国内外のデータの利活用促進。国の文化機関をはじめ、図書館、博物館・美術館、更には地方自治体や大学など、幅広い機関(アーカイブ機関)の持つデジタルコンテンツのうち、メタデータの二次利用条件が明示され、オープンデータとなったもの
    CiNii Books
    CiniiBooksバナー
    https://ci.nii.ac.jp/books/Leave the NDL website.
    国立情報学研究所国立情報学研究所が運用する目録所在情報サービス(NACSIS-CAT)に蓄積されてきた全国の大学図書館等が所蔵するの本(図書・雑誌)の情報を提供するNACSIS-CATに登録されたデータが提供される
    1. ^
      本文があるコンテンツが大多数を占めるが、メタデータのみでもハーベスト対象としている
  • 古典籍のメタデータ流通経路
    メタデータ流通のルートとしてコンテンツの内容・性質に応じ次を想定しています。
    古典籍のメタデータ流通経路

図:古典籍のメタデータ流通経路

自機関のデータベースの性質を踏まえ、どのルートでメタデータを流通させるのが適切か、上図を参考に検討ください。連携先を迷う場合、また、メタデータ提供についての具体的な手続きは、各システムの運営主体にご相談ください。

  • ジャパンサーチへ流通するルートについて
    ジャパンサーチでは、メタデータは「原則CC0」、著作物性のあるもののみCC BYでも受け入れています。
    • NDLサーチを経由したデータ提供について
      収集したメタデータのうち、メタデータがCC0又はCC BY相当で利用可能なデジタルアーカイブをジャパンサーチと連携させています。
      国立国会図書館サーチ>ジャパンサーチへのデータ提供
    • IRDBからNDLサーチを経由したルートについて
      ジャパンサーチへ流通するルートは、IRDBのメタデータの二次利用条件が整備された後となります。
      二次利用条件が整備されるまでの間は、各学術機関等の希望に応じて、個別にNDLサーチと連携(およびメタデータのライセンス許諾の取り交わし)を行い、ジャパンサーチへの提供を行っています。

検討経緯、今後の発展性

(2023年6月19日公開)

古典籍に関するデータは、他の一般的な資料に比してその利用のニーズに応じ、マイクロ化・デジタル化など、様々な媒体への変換が行われてきました。また、近年では、翻刻等における最新技術により利活用の可能性も広がっています。
メタデータは、これら様々に取り巻く環境を、最大限必要な利用者に届けるための材料であり、何を必要な情報として格納するかまた流通させるかは、常にアップデートしていく必要もあります。
こういった情勢をふまえ、今回「古典籍」に特化したガイドラインを作成しました。

本ガイドラインは、今後も次のような予定で内容を充実させていきます。

  • 漢籍等、対象範囲の拡張
    今回対象外とした「漢籍」「洋古書」等についても、情報の充実を目指します。
    また、古典籍のうち、地図や絵図といった個別の資料に応じた記載も今後検討します。
  • 古典籍に特有な項目に関する案内の充実
    必要に応じて案内の追加を検討します。
    また、各スキーマでは、必要な項目の新設などを継続的に検討します。

なお、本ガイドラインの編纂にあたり、国文学研究資料館Leave the NDL website. にご協力いただきました。

メタデータ例

(2023年6月19日公開)

デジタル化資料の例

全20冊の資料をデジタル化。デジタル化した資料は1冊単位でメタデータを作成。

項番項目名メタデータの例DC-NDL(RDF)(**1)JPCOARスキーマMARC
1-1タイトル万葉和歌集
https ://kokusho.nijl.ac.jp/work/7341
dcterms:title
dc:title
dc:title245$a
1-1巻次[1]dcndl:volume245$n
1-1タイトルよみマンヨウ ワカシュウdcterms:title/dcndl:transcription
1-5タイトル標目(統一タイトル、著作)万葉集dcndl:uniformTitle730
3-1出版者安田十兵衛dcterms:publisherdc:publisher260$b
3-1出版地洛陽dcterms:publisher/dcterms:publisher/dcndl:location260$a
4-1出版年月日寛永20dcterms:date260$c
4-1出版年月日1643dcterms:issueddatacite:date@dateType=”Issued”008/07-10
5-1件名・分類歌集dcterms:subjectjpcoar:subject653
7-1言語、原文の言語jpndcterms:language(@rdf:datatype=”ISO639-2″)dc:language(ISO639-3形式)008/35-37
8-1資料種別和古書dcndl:materialTypedc:type
8-3大きさ、容量1冊(全20冊)
27cm
dcterms:extent300$a
300$c
8-3-1装丁和装dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”563$a
15-1デジタル化した出版者国立国会図書館dcndl:Item/dcterms:publisher
※dcndl:Item配下に記録し、出版者(3-1)と区別
16-1デジタル化した日2011-03-31dcndl:Item/dcterms:issued
18-1記録形式Image/jp2dcndl:Item/dcterms:formatjpcoar:mimeType
19-1ライセンス情報pdmdcndl:Item/[license]dc:rights
19-2アクセス制限インターネット公開dcndl:Item/dcterms:accessRightsdcterms:accessRights
19-3著作権情報保護期間満了dcndl:Item/dcterms:rightsdc:rights
10-1識別子https://dl.ndl.go.jp/pid/2579469
https://doi.org/10.11501/2579469
dcndl:Item/rdfs:seeAlsojpcoar:identifier001
035$a
10-2由来https://id.ndl.go.jp/bib/000007317435dcndl:Item/dcterms:source
※原資料である紙のメタデータへのリンクを記録
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”787
10-6全体・部分https://dl.ndl.go.jp/pid/2611082dcndl:Item/dcterms:isPartOfjpcoar:relation@relationType=”isPartOf”773
10-7記録形式https://id.ndl.go.jp/bib/000007317435dcndl:Item/dcterms:hasFormat
※原資料である紙のメタデータへのリンクを「由来」とは別に「別の記録形式」として記録
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”776
21-1IIIFマニフェストhttps://dl.ndl.go.jp/api/iiif/2579469/manifest.jsondcndl:Item/rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/2#Manifest”/[jpcoar:URI objectType=”IIIFother”]856
21-2サムネイルhttps://dl.ndl.go.jp/contents/2579469/thumb.jpgdcndl:Item/foaf:thumbnailjpcoar:URI@objectType=”thumbnail”856
3-2メタデータ提供者国立国会図書館デジタルコレクションdcndl:BibadminResource/dcndl:bibRecordCategory
※メタデータに関する情報は、dcndl:BibadminResource配下に記録
※当該提供者がアグリゲータである場合、
dcndl:BibadminResource配下のdcterms:sourceに記録することができる。
例)IRDB経由で提供された個別大学のデジタルアーカイブの名称
provenance
irdbProvenance
19-1ライセンス情報ccbydcndl:BibadminResource/[license]dc:rights
  1. ^
    dcndl:Itemの配下として記載されているメタデータ項目の中には、現在検討途上にある内容を含みます。現在の実装についてはDC-NDL(RDF)フォーマット仕様をご確認ください。dcndl:BibadminResource、dcndl:Itemの配下にないメタデータ項目はdcndl:BibResourceの配下のメタデータ項目に該当しますが表上では記載を省略しています。

データ項目一覧(対照表)

(2023年6月19日公開)

項番項目名推奨度DC-NDL(RDF)JPCOARスキーマMARC
1-1タイトル 巻次、部編名強く推奨dcterms:title
dc:title
dcndl:volume
dcndl:volumeTitle
dc:title245$a
245$b
245$n
245$p
1-2その他のタイトル 巻次、部編名推奨dcndl:alternative
dcndl:alternativeVolume
dcndl:alternativeVolumeTitle
dcterms:alternative246$a
246$b
246$n
246$p
740$a
1-3シリーズタイトル推奨dcndl:seriesTitlejpcoar:relation relationType=”isPartOf”490$a
490$v
1-4→「10-4.異版」参照
1-5タイトル標目 (統一タイトル、著作)推奨dcndl:uniformTitle730
2-1著者・作成者推奨dcterms:creator
dc:creator
dcndl:creatorAlternative
dcndl:seriesCreator
dcndl:editionCreator
jpcoar:creator245$c
246$a
700
710
800
810
720
2-2寄与者推奨dcterms:contributorjpcoar:contributor700
710
800
810
720
3-1出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a
3-1-1書写者、書写地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
dc:publisher260$b
260$a
264$b
264$a
15-1デジタル化した出版者、出版地推奨dcterms:publisher
dcterms:publisher/dcndl:location
dcndl:publicationPlace
[dcndl:digitizedPublisher]
3-2メタデータ提供者強く推奨[dcndl:bibRecordCategory]
[dcndl:bibRecordSubCategory]
dcterms:source
provenance
irdbProvenance
11-1所蔵機関推奨dcndl:holdingAgent
4-1出版年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14
4-1-1書写年月日推奨dcterms:date
dcterms:issued
datacite:date@dateType=”Issued”260$c
264$c
008/07-10
008/11-14
16-1デジタル化した日推奨dcterms:date
dcterms:issued
[dcndl:dateDigitized]
5-1件名・分類任意dcterms:subject
dc:subject
jpcoar:subject084
600等(6XXの各フィールド)
5-2空間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:spatial
datacite:geoLocation034
5-3時間的範囲任意dcterms:coverage
dcterms:temporal
dcterms:temporal045
6-1目次情報推奨・内容細目
dcndl:partInformation
・目次
dcterms:tableOfContents
datacite:description@descriptionType=”TableOfContents”505
6-2要約・抄録推奨dcterms:abstractdatacite:description@descriptionType=”Abstract”520
6-3
12-1  
17-1
注記任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
504$a
546$a
6-3-1  
12-1-1
旧蔵者、寄贈者、蔵書印任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”561$a
500$a
6-3-2制作手段(刊本、写本)推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
6-3-3性質、特徴等推奨dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
7-1言語、原文の言語推奨dcterms:language(@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dcndl:originalLanguage(@rdf:datatype=”ISO639-2″)
dc:language008/35-37 (テキストの言語)
041$a (翻訳資料の翻訳の言語等)
041$h (翻訳資料の原文の言語)
8-1資料種別強く推奨dcndl:materialTypedc:type
8-2
18-1
記録形式推奨dcterms:formatjpcoar:mimeType
8-3大きさ、容量推奨dcterms:extent300$a
300$b
300$c
300$e
8-3-1装丁任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”563$a
500$a
8-3-2書型・判型任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”300$c
500$a
8-3-3残欠任意dcterms:descriptiondatacite:description@descriptionType=”Other”500$a
19-1ライセンス情報強く推奨[license]dc:rights
13-1  
19-2
アクセス制限推奨dcterms:accessRightsdcterms:accessRights
19-3著作権情報推奨dcterms:rightsdc:rights
19-4著作権者名任意dcterms:rightsHolderjpcoar:rightsHolder
10-1識別子強く推奨rdfs:seeAlso(URI)
dcterms:identifier(リテラル)
jpcoar:identifier001
035$a
10-2由来推奨原資料
dcterms:source
dcndl:sourceIdentifier
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
534
787(原資料)
10-3関連推奨dcterms:relationjpcoar:relation760
762
765
767
770
772
787
856
10-4異版任意異版である
dcterms:isVersionOf
異版を持つ
dcterms:hasVersion
~の異版である
jpcoar:relation@relationType=”isVersionOf”
~は異版である
jpcoar:relation@relationType=”hasVersion”
775
10-5置換任意改題前誌
dcterms:replaces
改題後誌
cterms:isReplacedBy
~を置き換えているjpcoar:relation@relationType=”replaces”
~によって置き換えられている
jpcoar:relation@relationType=”isReplacedBy”
780
785
10-6全体・部分任意掲載誌情報
dcterms:isPartOf
目次・記事
dcterms:hasPart
~の一部分である
jpcoar:relation@relationType=”isPartOf”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
~の部分である(全体)
773
目次・記事(部分)
505
14-1コレクション名任意dcterms:description~のデータセットシリーズに属する
jpcoar:relation@relationType=”inSeries”
~を一部分として持つ
jpcoar:relation@relationType=”hasPart”
500$a
561$a
10-7記録形式推奨別の記録形式である
dcterms:isFormatOf
別の記録形式である
dcterms:hasFormat
~の別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”isFormatOf”
~は以前から存在していた別の記録形式である
jpcoar:relation@relationType=”hasFormat”
776
21-1IIIFマニフェスト推奨rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/2#Manifest”/
rdfs:seeAlso@rdf:type=”http://iiif.io/api/presentation/3#Manifest”/
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21-2サムネイル強く推奨資料のサムネイル画像URL
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21-3本文情報(一次資料)推奨一次資料へのリンクURL
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