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脚本・シナリオを探す

映画シナリオ、戯曲・演劇台本(古典芸能は除く)、放送脚本などの個々の作品の探し方を紹介します。
書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。

1. 単行の脚本・シナリオ・戯曲を探す

  • 国立国会図書館サーチ
    当館資料の場合は国立国会図書館サーチのキーワード欄にタイトルを入力して検索します。また、主要言語の戯曲・シナリオ等はNDC分類から探すことも可能です。絞り込み条件を開いて追加したNDC欄のNDC分類に「912*」(日本)「922*」(中国)「932*」(英米)「942*」(ドイツ)「952*」(フランス)「962*」(スペイン)「972*」(イタリア)「982*」(ロシア)を入力します。
  • 戯曲データベース(EPAD事業・Japan Digital Theatre Archives)Leave the NDL website. (早稲田大学演劇博物館)
    緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)にて収集・デジタル化されたデータベースです。このデータベースに収録されている戯曲PDF及び関連画像は、事前予約により、早稲田大学演劇博物館で閲覧が可能です。また、収録されている戯曲の大部分がPDF化され、後述の戯曲デジタルアーカイブで閲覧、ダウンロードができるほか、上演許諾の申請先を調べることができます。

2. 図書・雑誌に収録された脚本・シナリオ・戯曲を探す

2-1. 全般

2-2. 映画シナリオ

  • 辻恭平 著『事典映画の図書』(凱風社 1989 【KD1-E14】)
    1897年から1985年まで(一部、1986年から1988年まで)に刊行された映画図書・冊子の書誌です。
    「【9】日本映画シナリオ・物語、外国映画シナリオ・物語」(pp.356-403)、巻末に「付録Ⅲ分類番号【9】以外のシナリオ一覧」(pp.417-421)があります。
  • 谷川義雄 編『シナリオ文献』(増補改訂版(1997年度) 風濤社 1997 【KE111-G27】)
    映画のシナリオを収録する図書・雑誌の目次集です。巻末に作品名から引ける「索引」があります。

2-3. 戯曲

  • 石山洋 [ほか]編『明治・大正・昭和前期雑誌記事索引集成 人文科学編 第42巻(明治45年) (文学 3)』(皓星社 1997 【UP54-E16】)
    『明治全小説戯曲大観』(『明治全小説戯曲大観 / 高木文 編著 (明治元年-明治45年)』及び『続明治全小説戯曲大観 / 高木文 編著 (明治期)』)の複製版です。『明治全小説戯曲大観 / 高木文 編著 (明治元年-明治45年)』は明治期に発表された小説・戯曲の年表です。発表年月順に作品名、作者、発表月が掲載されています。『続明治全小説戯曲大観 / 高木文 編著 (明治期)』は明治期の著作家年表です。巻頭に著者索引があります。
    皓星社 雑誌記事索引集成データベース(ざっさくプラス)Leave the NDL website. (当館契約データベース:館内限定)でも検索可
  • 国立劇場芸能調査室 編『演芸画報総索引 作品編』(平凡社 1976 【KD1-14】)
    1907年から1943年に刊行された演劇雑誌『演芸画報』の総索引です。「Ⅲ 脚本」(pp.557-570)があります。
  • 加藤衛 編『日本戯曲総目録 : 1880-1980』(横浜演劇研究所 1985 【KG1-107】)
    1880年から1980年12月31日までに刊行された図書、雑誌に収録された作品の目録です。別巻で「人名索引」があります。
  • 大笹吉雄 監修, 日本劇団協議会調査研究委員会 編『戦後日本戯曲初演年表』(日本劇団協議会 1999-2008 【KD2-G29】ほか)
    雑誌の出典が記載されていることがあります。「作者名索引」、「作品名索引」があります。
    『日本戯曲初演年表 : 1945~1975』(あづき 2003 【KD2-H4】)は『戦後日本戯曲初演年表』第1期(1999年刊)から第3期(2001年刊)までの内容を累積し、増訂・補訂を加えたものです。「題名索引」、「作者名索引」、「演出家名索引」、「原作者名索引」がありますが、雑誌の出典は記載されていません。
  • 『演劇年鑑』(日本演劇協会 年刊)
    前年の演劇雑誌に収録された作品の一覧があります。
  • 『文芸年鑑』(新潮社 年刊)
    号によっては、前年の演劇雑誌に収録された作品の一覧が収録されています。

2-4. 放送脚本

3. 上演・制作に用いられた原本を探す

上演・制作用の脚本・シナリオ原本は刊行物ではないため一般的な図書館では所蔵していることは少ないですが、特殊コレクションとして所蔵している例があります。

3-1. 全般

  • 立命館大学ARCシナリオ検索システムLeave the NDL website.
    早稲田大学演劇博物館(一部立命館大学アート・リサーチセンター)の所蔵する昭和20年代から平成初期までの放送脚本・映画シナリオ約4万点のデータを調べることができます。
  • 松竹大谷図書館Leave the NDL website.
    映画シナリオ、演劇台本、放送脚本などを多数所蔵しています。データ(カード目録の内容)の入力が終了した資料と2004年以降の登録資料を検索できます。2003年以前の登録資料については、松竹大谷図書館内のカード目録で探すことができます。

3-2. 映画シナリオ

  • JFROLLeave the NDL website. (Japanese Film Resources Online)(国立映画アーカイブ)
    東映太秦映画村・映画図書室、松竹大谷図書館、川喜多記念映画文化財団、北九州市立松永文庫、早稲田大学演劇博物館、調布市立図書館(2024年3月現在)の映画資料(シナリオを含む)を横断検索することができます。
  • 東映太秦映画村・映画図書室>資料検索ページLeave the NDL website.
    映画シナリオ約2万点を所蔵しています。「詳細検索」で製作会社を選択して絞り込めます。
  • 調布市立図書館Leave the NDL website.
    撮影台本約1,100点、映画シナリオ約750点を所蔵しています。「検索キー」欄で「件名」を選択し、「撮影台本」、「映画脚本」と入力して検索します。
  • 国立映画アーカイブ, 映像産業振興機構編集 『全国映画資料館録 2020』(文化庁 2021 【Y111-M1575】)
    映画関係資料を収蔵する映画専門の資料館・記念館や博物館・資料館・図書館等68館の基礎データを掲載しており、映画シナリオ(映画脚本)の所蔵有無・所蔵点数を確認することができます。ただし、一般の利用ができない館も掲載されているため注意が必要です。映像産業振興機構ウェブサイトでPDF版Leave the NDL website. を閲覧できます。

3-3. 演劇台本

3-4. 放送脚本

  • 脚本データベースLeave the NDL website. (日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム)
    放送脚本の総合目録データベースです。映画シナリオ、演劇台本も含まれています。左側のメニューから「メディア」(テレビ、ラジオなど)、「年代」(1900年代~2020年代)、「ジャンル」(ドラマ、構成など)を選択して絞り込めます。脚本によっては、書誌とともに現在の所蔵機関が記載されています。アニメ脚本についてはアニメ脚本と脚本家のデータベースLeave the NDL website. でも検索可能です。
  • 草創期テレビ台本データベースLeave the NDL website. (早稲田大学演劇博物館)
    1950~1960年代の放送脚本で俳優の旧蔵のものや文学・演劇・映画など隣接分野の表現者によるものなどのデータを検索できます。
  • リサーチ・ナビ「放送脚本(日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム寄贈)」
    当館では、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムから寄贈された1980年以前の放送脚本と関連資料約59,000冊を所蔵しています。これらの寄贈資料の大半は、国立国会図書館サーチでは検索できません。検索・利用方法は、上記ページを参照してください。また、類縁機関のウェブサイトも紹介しています。

4. デジタル資料を探す

  • 戯曲デジタルアーカイブLeave the NDL website. (日本劇作家協会)
    現代劇の戯曲本文を検索・閲覧することができます。
    ジャンル(画面上部の「ジャンル一覧」)や上演時間、上演人数などから検索することも可能です。
  • 脚本(国立国会図書館デジタルコレクション)
    当館所蔵の上記放送脚本のうち、一部をデジタル化して公開しています。

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