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阪谷芳郎関係文書

更新
憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
3752点 
デジタル化済:一部(105件)
書架延長
(第1次受入分)10.6m
(第2次受入分)4.5m
(第3次受入分)0.5m
旧蔵者
阪谷芳郎 (さかたによしろう)
旧蔵者生没年
1863-1941
旧蔵者出身地
岡山
旧蔵者履歴
文久3(1863).1.16岡山生まれ、1880東京大学予備門卒業、1884.7東京大学文学部政治学理財学科卒業、1884.7大蔵省入省、1897.4主計局長、1903.12大蔵次官、1906.1~08.1第1次西園寺内閣大蔵大臣、日露戦争時の財政経営・戦後の財政再建に手腕を発揮した。1907.9男爵、1912.7~ 14.2東京市長、1916.4連合国政府経済会議特派員長、1917.1貴族院議員、1918.3中国政府より幣制改革につき招聘を受ける、その後各種 団体の会長を務め、1941.11子爵、1941.11.14死去。。阪谷朗盧の子、渋沢栄一の女婿、阪谷希一の父。
電子展示会へのリンク
受入
1971年6月、個人より寄託契約(1,866点)
(第1次受入分)1980年、個人より上記寄託契約解除分と追加分を含めて寄贈(資料番号1~1121、2,871点)
(第2次受入分)2018年8月、個人より寄贈、2018年9月18日公開(資料番号5001~5788、788点)
(第3次受入分)2024年6月、個人より寄贈、2024年7月18日公開(資料番号6001~6093、93点)
主な内容
<第1次受入分>総点数2800点を超える大部の資料群であり、書簡の部と書類の部に大別される。書簡の部は約500名からの来簡からなり、松方正義、井上馨、渡辺国武、松尾臣善、高橋是清ら財政事情に触れた書簡も多い。書類の部は蔵相退官後の資料が大半を占める。財政問題、満鉄関係書類、中国幣制改革関係書類、中国招聘旅行、連合国経済会議関係書類、臨時法制審議会、金融 制度調査会、預金部資金運用委員会資料、カーネギー財団との往復書簡、東京経済学協会関係の資料がみられる他、帝大在学中のノートやパンフレット類など。日記・手帳類は1884~1941年まで系統的に残されている。
<第2次受入分>書簡・書類ともカーネギー平和財団の経済会議(於ベルン)など外遊に関する資料、帝国飛行協会・明治神宮奉賛会などの業務に関する資料、家族や渋沢家・穂積家など親類に関する資料が主。阪谷が各媒体に発表した論説も収める。
<第3次受入分>書簡及び書類。書類は、主に芳郎の著作や死去に関する資料等。
整理の方法
第1次受入分は資料番号1番から開始、第2次受入分は資料番号5001番から開始、第3次受入分は資料番号6001番から開始
検索手段
複製
第1次受入分はマイクロフィルム(94巻)で閲覧(資料番号872は原資料で閲覧)、第2次受入分・第3次受入分は原資料で閲覧
関連資料の所在
  • 阪谷希一・芳直関係文書

  • 東京大学社会科学研究所(東京都文京区)に関係資料あり

  • 学習院大学東洋文化研究所(東京都豊島区)「友邦文庫」に関係資料あり(「学習院大学デジタルライブラリー」(東アジア学ナリッジベースのサイト)上で「朝鮮問題雑纂」(阪谷文書)巻 1~4を検索可、『友邦文庫目録』李正勲・齊藤涼子・小志戸前宏茂・橋本陽・学習院大学東洋文化研究所編 ; 宮田節子・姜徳相監修、勁草書房、2011、pp.101-103にも目録あり)

  • 渋沢史料館(東京都北区)に関係資料あり

  • 専修大学図書館(東京都千代田区)に阪谷芳郎関係書簡あり(翻刻が『阪谷芳郎関係書簡集』専修大学編、芙蓉書房出版、2013)

  • 明治神宮(東京都渋谷区)に奉賛会日記あり(東京都(「阪谷芳郎 明治神宮奉賛会日記」『明治神宮叢書 第17巻(資料編 1)』明治神宮社務所、2006所収)

関連文献
【資料紹介】
「阪谷素(朗廬)文書 阪谷芳郎文書」国立国会図書館月報231、1980.8
櫻井良樹「阪谷芳郎」『近現代日本人物史料情報辞典』吉川弘文館、2004(同書第3巻、第4巻、「近現代史の人物史料情報」『日本歴史』915、2024.8の「阪谷芳郎」(西尾林太郎)に追加情報あり)
西尾林太郎・伊藤真希「阪谷家所蔵「阪谷芳郎関係文書」とその目録」『愛知淑徳大学現代社会研究科研究報告』11、2005(第2次受入分に該当する元目録)
「憲政資料室の新規公開資料から」『国立国会図書館月報』703、2019.11
【資料集(翻刻)】
『阪谷芳郎東京市長日記』尚友倶楽部・櫻井良樹編、芙蓉書房出版、2000
【伝記】
『阪谷芳郎伝』故阪谷子爵記念事業会編・発行、1951(資料の引用も多い)
『三代の系譜』阪谷芳直、みすず書房、1979(阪谷朗廬・芳郎・希一の三代の伝記)
『阪谷芳郎』(人物叢書)西尾林太郎、吉川弘文館、2019