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日本の過去の気象データ

日本の過去の気象データ(降水量、気温、天気など)を調べるための資料・インターネット情報などには、以下のようなものがあります。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版や巻号によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルによる検索を行ってください。

1. インターネット情報源

気象庁の提供する各ページを紹介します。

  • 過去の気象データ検索Leave the NDL website. (気象庁)
    日本各地の気象データ(降水量、気温、風向・風速、日照時間、降雪量など)を、観測地点、年・月・日、データの種類(年ごと、月ごと、日ごと、1時間ごと、10分ごと、平年値など)を指定して検索し、閲覧することができます。
    各データの掲載開始時期は、観測地点や観測項目によって異なります(最も早い掲載開始時期は1872(明治5)年です)。
  • 過去の気象データ・ダウンロードLeave the NDL website. (気象庁)
    地点・項目・期間を選択すると、気象庁が保有する気象観測データを表示またはダウンロードすることができます。
    ※システム更新に伴うメンテナンス対応のため、2025年2月20日(木)より本ページの運用は当面の間休止となっています。
  • 数値データページリンク集Leave the NDL website. (気象庁)
    上の2つのページを含む、気象庁ホームぺージで提供されている数値データページへのリンクをまとめたリンク集です。「竜巻等の突風データベース」、「台風の統計資料」、「梅雨入りと梅雨明け」(確定値)などがあります。

2. 冊子体資料

上述のデータベースに収載されていない情報についても、冊子体資料に掲載されている場合があります。ただし、これらの資料は年代によって観測地点数や掲載項目が異なります。

2-1. 気象データ集

2-1-1. 中央気象台月報、気象庁月報

気象庁の前身である中央気象台と気象庁が刊行していた、月刊の気象データ集です。
当館では1892(明治25)年1月以降の『中央気象台月報』を所蔵しており、1957(昭和31)年5月分以降は『気象庁月報』に改題されています。1998(平成10)年1月~2009(平成21)年12月はCD-ROM版として刊行され、以後廃刊となっています。
最終号である2009(平成21)年12月版においては、各地の観測地点における気圧・気温・湿度・降水量などの月集計値、旬集計値、半旬集計値、日別値、毎時の観測値、各日の天気概況などを掲載していました。
※『中央気象台月報』の一部の期間は、国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。公開されている資料を一覧するには、詳細検索画面でタイトルを「中央気象台月報」と指定して検索を行ってください。さらに年を指定する場合は、タイトルに「中央気象台月報 明治39年」のように和暦を追加して検索してください。

2-1-2. 中央気象台年報、気象庁年報

気象庁の前身である中央気象台と気象庁が刊行していた、年刊の気象データ集です。
当館では1891(明治24)年以降の『中央気象台年報』を所蔵しており、1956(昭和31)年以降は『気象庁年報』に改題されています。1995(平成7)年~2009(平成21)年はCD-ROM版として刊行され、以後廃刊となっています。
最終号である2009(平成21)年版においては、各地の観測地点における気圧・気温・湿度・降水量などの年集計値、3ヵ月集計値、月集計値、旬集計値、半旬集計値、日別値、毎時の観測値、各日の天気概況などを掲載していました。
※『中央気象台年報』は、国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。公開されている資料を一覧するには、詳細検索画面でタイトルを「中央気象台年報」と指定して検索してください。さらに年代を絞り込む場合は、その検索結果を画面左の出版年で再検索してください。

2-1-3. 日本気候表(過去30年間の平均値)

  • 『日本気候表』1931-1960(気象庁 【451.29-Ki276n2】)
  • 『日本気候表』1941-1970(気象庁 【ME213-9】)
  • 『日本気候表』1951-1980(気象庁 【ME213-31】)
  • 『日本気候表』1961-1990(気象庁 【ME213-E12】)
  • 『日本気候表』1971-2000(気象庁 2001.3 【ME213-G10】)

原則として過去30年間の平均値(平年値)を一覧にした気象データ集です。10年ごとに更新されます。
各地の観測地点ごとに、気圧・気温・湿度・降水量などについて、年間および各月の平均値を掲載しています。
1971~2000年版で刊行を終了していますが、1991(平成3)年~2020(令和2)年の30年間の各種平均値のデータは上述の「過去の気象データ検索Leave the NDL website. 」(気象庁)で閲覧できます。
※『日本気候表』の一部は国立国会図書館デジタルコレクション(図書館・個人送信限定)で閲覧できます。資料を一覧するには、詳細検索画面でタイトルを「日本気候表」と指定して検索を行ってください。

2-2. 気象データの総覧・概要・解説

  • 『日本気象総覧』(東洋経済新報社 1983.9 【ME213-34】)*(国立国会図書館デジタルコレクション:図書館・個人送信限定 上巻 / 下巻
    統計編(上巻~下巻)と解説編(下巻)から成る気象の総覧です。
    統計編では、1887(明治25)~1982(昭和57)年の、各地の観測地点における気象観測データ(気圧、気温、日照時間、降水量などの年集計値、月集計値など)を掲載されています。解説編では、統計資料を利用する際に必要となる、気象・気候の基礎知識と日本各地の気候を解説しています。
  • 『気象要覧』(気象庁 月刊 【Z15-115】)(国立国会図書館デジタルコレクション:図書館・個人送信限定
    中央気象台と気象庁が観測・収集・解析した気象、地象、水象などの資料の総覧として、月ごとの概要を掲載した十~数十ページの資料です。
    当館では第1号(1900(明治33)年1月分)から刊行が終了した第1240号(2002(平成14年)12月分)までを所蔵しています。
  • 『気象年鑑』(気象庁 監修 気象業務支援センター 年刊)
    国内外の気象・地象・水象の記録やトピック、動向の解説などをまとめた年鑑です。
    当館では刊行が開始された1967(昭和42)年版から刊行が終了した2008(平成20)年版までを所蔵しています。
    日本の気象データとしては、前年の主要観測地点における毎日の観測値や天気概況を掲載しています。

3. 類縁機関

  • 気象庁図書館Leave the NDL website. (国立国会図書館支部気象庁図書館)
    気象に関する専門図書、雑誌のほか、観測資料や天気図なども所蔵しています。一般に公開されています。

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