9. 遠隔複写サービス

遠隔複写サービス

遠隔複写サービスは、国立国会図書館の登録利用者の方が、来館いただくことなく複写を申し込み、郵送または宅配便で複写物を受け取ることができるサービス(有料)です。
※館内からは申込みができません。

目的から探す

上記に見つからない場合は、目次から探してください。

9-1 複写対象資料

  • 国立国会図書館の所蔵資料(オンラインで収集した資料を含む)
    ただし、住宅地図、電子資料、録音映像資料(CD、DVD等)は、遠隔複写の対象外です。

  • 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)「電子ジャーナル・契約データベース」のページで「遠隔複写:可」と表示されているデータベースに収録されている電子ジャーナル
    ただし、提供元との契約により、日本国内在住の個人の方からの、調査・研究に使用することを目的としたお申込みのみお受けしています。一部タイトルを除き、機関経由または日本国外からのお申込みはできません。

9-2 お申込みできる方

国立国会図書館の個人の登録利用者または機関の登録利用者の方がご利用可能です。
利用者登録をされていない方は、お近くの図書館を通して複写を申し込むことができる場合があります。詳しくは、お近くの図書館にご相談ください。

9-3 お申込みの前に

希望する複写箇所の指定

複写のお申込みに当たっては、どの資料のどのページの複写を希望するのか、明確な情報が必要です。

種別必要な情報
図書・「書名」
・「論文等のタイトル(当該図書の目次から複写箇所が特定できる情報)」か「論文等の掲載ページ」
雑誌・「誌名」と「巻号(又は発行年月日)」
・「論文等のタイトル(又は著者名等、当該雑誌の目次から複写箇所が特定できる情報)」か「論文等の掲載ページ」
新聞・「新聞名」
・「版元(東京版、大阪版等)」
・「発行年月日」
・「朝・夕刊の別」
・「記事名(見出し)」か「掲載面」

上記の「必要な情報」が足りない場合には、次の方法により事前に情報を入手してください。

お申込みの上限件数

  • NDLサーチからの申込み・・・30件
  • 郵送による申込み・・・20件
    ※上限件数を超える際は、先に申し込んだ製品が発送されてから 次の分をお申し込みください。
    ※申込件数は東京本館、関西館及び国際子ども図書館3館の合計、また、NDLサーチからの申込みと郵送による申込みの合計です。作業が完了していない申込みの件数を含みます。
    ※1つの論文・記事で1件と数えます。同一資料内であっても複写箇所が複数ある場合は、「この資料の複写箇所の追加」をクリックして複写箇所毎に入力を行ってください。

(例1)個人登録利用者:郵送で20件申込済みの場合
先行する20件の処理が完了しなくても、NDLサーチから残り10件まで申込可能
(例2)機関登録利用者:すでにAさんの申込みが30件ある場合
Aさんの30件の処理が完了しなくても、Bさんの申込みは30件まで可能

注意事項

複写サービスは、著作権法その他の関係法規に基づいて行うため、希望どおりに複写サービスを提供できない場合があります。資料保存のため、複写できない資料や複写方法に制約のある資料があります。資料に大きな負担をかけるような方法での複写は、行うことができません。複写方法、複写物の提供方法等について、個別的な特別の注文には応じることができません。

ご利用に当たっては、事前に以下のページをご確認ください。

9-4 お申込み方法

複写物の使用目的が「調査研究」の場合

NDLサーチにログインし、検索結果からお申し込みできます。詳しくは、6 NDLサーチから申し込む をご覧ください。
以下の場合は、NDLサーチからの複写申込とは別に、郵送が必要な書類があります。NDLサーチから申し込む際、「複写箇所に関する備考」欄に別送書類がある旨をご記入ください。

申請書等の送付先
国立国会図書館関西館 文献提供課複写貸出係
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3

以下の場合は、「調査研究」目的であっても郵送でお申込みください。

  • NDLサーチからお申込みができない資料への申込み
  • インターネット環境がない場合 ※お近くの図書館から申し込めることもあります。

複写物の使用目的が「調査研究」以外の場合

著作権法第41条の2、第42条、第42条の2に規定された複写(裁判手続、立法・行政、審査等手続のための複写)や、第31条第1項第3号に規定された複写(図書館の蔵書にするための複写)の場合は、特別複写許可申請書とともに郵送でお申込みください。書式や送付先は「郵送で申し込む」をご参照ください。
※著作権者から許諾を受けている場合には、特別複写許可申請書とともに、著作権者からの許諾書もお送りください。

9-5 複写物の品質について

資料保存との両立を図りつつ、一定の時間内で作業できる範囲の品質の複写物を提供します。複写物に以下のような不鮮明、汚れ、不均一等が生じる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

原資料のとじ付近が不鮮明になる

複写物の上下左右の余白が黒く写る・上下左右の余白が均一でない

余白にしおりが写り込む

資料の紙質により複写物の濃度がまちまちになる

蔵書印・当館整理用ラベル

補修跡

書込み

裏写り

画質が暗い

9-6 NDLサーチから申し込む

複写を申し込む

複写箇所を入力する

  • 「ログイン」アイコンをクリックして、NDLサーチにログインします。
    ログイン前のトップ画面

  • ログインが完了すると、「申込カート」などのアイコンが表示されます。次に、タイトルや請求記号等で資料を検索します。遠隔複写サービスの複写対象資料は当館の所蔵資料のみのため、「全国の図書館」のチェックボックスを外すと検索がしやすくなります。また、「絞り込み条件」をクリックすると、より詳細な検索ができます。検索方法の詳細は、検索を参照してください。
    ログイン後のトップ画面

  • 複写を希望する資料のタイトルをクリックします。
    検索結果

  • 「来館せずコピーを依頼」をクリックします。このボタンがない資料の場合は、次の手順に進んでください。
    書誌画面上部

  • 「申込カートに入れる(遠隔複写)」をクリックします。※ここで東京本館の資料を選んでも、関西館から発送されることがあります。複写物の発送単位もご参照ください。
    書誌画面下部

  • 「複写箇所の入力」画面で必要事項を入力します。

複写箇所の入力画面1
複写箇所の入力画面2

入力のコツ

項目名入力のコツ
記事・論文名(6-a)・1つの論文・記事で1件と数えます。同一資料内であっても複写箇所が複数ある場合は、「この資料の複写箇所の追加」をクリックして複写箇所毎に入力を行ってください。
・目次や索引から特定します。略さず正確に入力してください。
・「XXについて書かれた箇所」「△△に関する記事」などのあいまいな指定では、複写箇所を特定できません。
・デジタル化資料について、全文検索の検索語のみの入力では複写箇所を特定できません。**
・本文の複写が不要な場合は、「本文の複写不要。表紙のみ複写希望」等とご指定ください。
著者名(6-b)・目次や索引から特定します。略さず正確に入力してください。
・著者名だけでは複写箇所を特定できない場合があります。可能な限り、記事・論文名や巻号、ページ欄も入力してください。
巻号、ページ(6-c)巻号・選択した巻号と複写希望の巻号が一致している(含まれている)ことを確認してください。
・複数の巻号で構成される合冊資料の場合、複写箇所の掲載号を必ず入力してください。
ページ・著作権法上の規定で、複写可能な範囲でご指定ください。著作権にかかわる注意事項もご参照ください。
・必要な複写箇所が論文の一部分の場合は、「のみ」を入力してください。(例)「p.10-17のみ」
・「全頁」や「全文」とご記入の場合は、広告等も含めて表紙から裏表紙までを複写箇所として特定します。チェックボックスで選択されていなくても、表紙、目次、奥付もあわせて複写します。
・ページ付けがない写真や絵の場合は、キャプション・題名などを具体的に入力してください。
・ページ付けのない資料等の場合は、起点か終点を明確にして入力してください。(例)「目次の直後から20頁分」
・デジタル化資料について、コマ番号(画像番号)で指定される場合は、その旨が分かるように入力してください。(例)「25~30コマ」
複写箇所に関する備考(6-d)・広告ページや白紙ページの複写が必要な場合はその旨をご記入ください。
・復刻版や縮刷版の資料について、複製時の表紙、目次、奥付が必要な場合はその旨をご記入ください。
・新聞資料の場合、原則として面全体を複写します。記事部分のみを希望する場合は、その旨をご記入ください。なお、ご希望があっても、資料の形態によっては対応できません。
・許諾書や特別許可申請書を別送した場合は、その旨をご記入ください。
・書ききれない場合は、「記事・論文名欄」をご利用ください。
複写料金を事前に知りたいときは?
追加の複写箇所の指定(6-e)表紙・新聞資料の場合、ページ上部にタイトル等が含まれる場合、表紙として別の面は複写しません。1面が必要な場合は、「巻号、ページ」欄に「1面」と入力してください。
・復刻版や縮刷版の図書・雑誌資料の場合、備考欄等で複製版の表紙の複写の指定がなければ、複写箇所に対応する原本の表紙を複写します。
・当館では一部の児童書を除きほとんどの資料についてカバーは所蔵していません。
目次・復刻版や縮刷版の資料の場合、備考欄等で複製版の目次の複写の指定がなければ、複写箇所に対応する原本の目次を複写します。
奥付・製本等の都合で奥付が複写できない場合、代用となるページを複写することがあります。
・新聞資料の場合、ページ上部に発行日等が含まれる場合、奥付として別の面は複写しません。1面が必要な場合は、「巻号、ページ」欄に「1面」と入力してください。
・復刻版や縮刷版の図書・雑誌資料の場合、備考欄等で複製版の奥付の複写の指定がなければ、複写箇所に対応する原本の奥付を複写します。
※一度の申込手続で一つの資料に対して「表紙・目次・奥付」を重複して申し込んでいる場合、原則として一部のみ提供します。
モノクロ/カラーの指定(6-f)サンプルイメージをご確認のうえ、選択してください。
この資料の複写箇所の追加(6-g)1つの資料に2箇所以上の複写希望の箇所がある場合にクリックしてください。
  • 同じ資料の別の箇所の複写が必要な場合は、「この資料の複写箇所の追加」(6-g)をクリックします。

  • すべての複写箇所の入力が完了したら「申込カート(遠隔複写)に入れる」(6-h)をクリックします。

  • 他の資料の複写も頼むときは上記の手順を繰り返します。すべて入力が完了したら、ページ右上「申込カート」をクリックします。

申込手続きを完了する

  • ページ右上の「申込カート」をクリックします。申込手続ごとに送料と手数料がかかります。複写を希望するすべての資料・箇所にチェックを入れて、「複写の申込手続へ進む」ボタンをクリックします。
    トップ画面

申込カート

  • 注意事項が表示されます。お読みいただき、同意される場合はチェックを入れてください。

  • 申込資料の確認画面が表示されます。問題がなければ画面下部の「料金のシミュレーションへ」を選択してください。

  • 料金のシミュレーションを行えます。予想される複写枚数を半角数字でご入力ください。シミュレーションをせずに申込手続きを進めることもできます。
    料金のシミュレーション画面

  • 発送先と発送方法の確認画面が表示されます。。詳細は発送方法・日数をご参照ください。「発送先住所」にチェックを入れると「申込内容の確認へ」ボタンが押せます。
    発送先
    発送方法

発送先
発送方法

  • 申込内容の最終確認です。問題がなければ「この内容で申し込む」をクリックしてください。※申込後の内容の変更はできません。
  • 「遠隔複写申込を受け付けました」というメッセージが表示されれば申込みは完了です。また、ご登録のメールアドレスに受付完了のメールが自動送信されます。

申込事例

(例1)雑誌への申込み:「日本全国書誌. 週刊版」(Z21-10)の1607号p.1を複写したい場合

  • タイトルや請求記号などで検索し、「日本全国書誌. 週刊版」の書誌画面を開く。複写希望の1607号が含まれる「1987(34) (通号 1605)-1987(37) (通号 1608) 19870900-19870900」を選択する。※雑誌や新聞など、同じタイトルで複数の巻号が所蔵されている資料の場合、複写希望の巻号が選択した資料に含まれることを確認してください。
    製本済み雑誌書誌画面1
    製本済み雑誌書誌画面2

  • 「複写箇所の入力」画面で、「巻号、ページ」欄に「1607号、p.1」と記入する。※複数の巻号が合冊された資料の場合、必ず巻号を指定してください。
    製本済み雑誌複写箇所の入力画面1
    製本済み雑誌複写箇所の入力画面2

(例2)新聞への申込み:「Le Monde」(Z92-18)の2024年1月1日の1面を複写したい場合

  • タイトルや請求記号などで検索し、「Le Monde」の書誌画面を開く。「一覧に表示されない資料を所蔵しています。」を選択する。
    新聞の書誌画面1
    新聞の書誌画面2

  • 「複写箇所の入力」画面で、「巻号、ページ」欄に「2024年1月1日の1面」と入力する。※新聞資料の場合、号数ではなく発行年月日で指定してください。また、発行形態によっては、朝夕刊の別、版元(東京版、大阪版等)も必要です。
    新聞複写箇所の入力画面

(例3)著作権法の規定で複写可能な範囲が分からない:第1章全体を複写したいが、全体が複写できない時に少しでも複写してほしい場合

  • 「記事・論文名」欄や「巻号、ページ」欄に「第1章(最初のページから著作権法の規定で複写可能な範囲)」と指定することも可能です。※必ず起点か終点(「第1章の最初のページから」など)を明記してください。また資料の特性や構成によっては、1ページも複写せずお断りする場合もあります。
    著作権法の規定内での複写を希望するときの複写箇所の入力画面1

申込内容や処理状況を確認する

NDLサーチにログインして、画面上部の「申込状況」をクリックしてください。詳細については7. 申込状況・履歴を ご覧ください。

遠隔複写ステータス一覧
申込ステータス説明
複写箇所特定中選択された資料とお申込内容を照合しています。
作業保留中資料の状態やお申込内容の確認作業を行っています。複写ができる場合もできない場合もあります。そのままお待ちください。
複写作業中複写、検品を行っています。
複写完了複写、検品が完了しました。梱包や発送の準備を行っています。
発送済配送業者に引渡す準備が完了しました。ご登録のメールアドレスにも通知します。翌開館日までに配送業者に引き渡します。
謝絶複写をお断りしました。「申込状況」画面で理由をご確認いただけます。また、ご登録のメールアドレスにも通知します。

複写ができない場合は

著作権法等の規定や資料の状態等の理由により申込をお受けできない場合は、ご登録のメールアドレスに通知します。

間違って申し込んだ場合は

申込後の内容の変更はできません。申込ステータスが「複写箇所特定中」「作業保留中」の場合のみキャンセルが可能です 。キャンセルした資料については、申込みはできますが、利用までに時間がかかる場合があります。また、複写作業が始まっている場合は、複写物をお送りするとともに、所定の料金をお支払いいただきます。

9-7 郵送で申し込む

複写を申し込む

所定の申込書で下記の宛先にご郵送ください。
遠隔複写(郵送受取)申込書(本登録・簡易登録利用者用)(PDF: 402KB)
遠隔複写(郵送受取)申込書(図書館及び調査研究機関等用)(PDF: 421KB)

国立国会図書館関西館 文献提供課複写貸出係
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3

申込内容や処理状況を確認する

インターネットがご利用いただける場合は、6 NDLサーチから申し込む 申込内容や処理状況を確認するをご覧ください。

複写ができない場合は

著作権法等の規定や資料の状態等の理由により申込をお受けできない場合は、電子メールまたは郵送でお知らせします。

間違って申し込んだ場合は

誤った申込書を郵送してしまった場合は、至急お電話でご連絡ください。 キャンセルした資料については、申込みはできますが、利用までに時間がかかる場合があります。また、複写作業が始まっている場合は、キャンセルできません。複写物をお送りするとともに、所定の料金をお支払いいただきます。

9-8 お近くの図書館等から申し込む

お近くの公共図書館、所属の大学図書館を通じて当館所蔵資料の複写を申し込み、複写物を受け取ることができます。お近くの図書館が当館の遠隔複写サービスに対応しているかどうかは直接それぞれの図書館にお問い合わせください。直接当館にお問い合わせいただいてもお答えできません。

※お近くの公共図書館、所属の大学図書館を通じて申込みをされた複写に関するお問い合わせは、それぞれの図書館にお願いします。

9-9 複写方法

複写物の作成方法(原則)

  • お申込みの際に指定されたページ・論文のみを複写します。
    見開きで複写(冊子を開いた状態で、左右2ページを1枚の用紙に複写)する場合は、指定されていないページ・論文は複写しません。

  • 資料保存のため、複写物の作成に使用する資料は当館が選択します。資料形態や所蔵館について指定することはできません。複写物の発送単位もご確認ください。
    ※東京本館所蔵資料のみを選択して複数の申込みを行っても、一部が関西館所蔵分に振り分けられることがあります。
    ※マイクロ資料やデジタル化済の資料がある場合には、原資料からの複写はできません。

  • 資料の形態、大きさ等に合わせたサイズで複写します。また、拡大・縮小複写は行いません。 詳細は複写サイズをご確認ください。

モノクロ/カラーの指定

カラーの要否をあらかじめご確認ください。なお、マイクロ資料、マイクロ資料から作成したデジタル化資料、製本された新聞資料、傷みの激しい資料は、カラーのご希望があってもモノクロで提供します。

原本

フルカラーの絵画

色分けグラフ

2色刷りのページ

単色刷りのページ

「すべてモノクロ複写」を選択した場合

フルカラーの絵画

色分けグラフ

2色刷りのページ

単色刷りのページ

「モノクロ複写では判読困難なページのみカラー複写」を選択した場合

※「モノクロ複写では判読困難なページのみカラー複写」を選択する場合、カラーの要否は当館が判断します。おおむね、色分けグラフ、医療図版、美術図版等の色の識別が必要と推測されるページや、赤地に黒文字、白地に蛍光色の文字等、モノクロ複写では写らない箇所があるページをカラーで複写します。なお、人物写真、グラビア、漫画等はモノクロで複写します。これらについてカラー複写をご希望の場合は、「2色刷り以上のページはカラー複写」を選択し、必要に応じて、複写に関する備考欄に「文字のみのページはモノクロ複写」とご指定ください。

フルカラーの絵画

色分けグラフ

2色刷りのページ

単色刷りのページ

「2色刷り以上のページはカラー複写」を選択した場合

フルカラーの絵画

色分けグラフ

2色刷りのページ

単色刷りのページ

「白黒・単色刷りでもすべてカラー複写」を選択した場合

フルカラーの絵画

色分けグラフ

2色刷りのページ

単色刷りのページ

複写サイズ

原則として以下の表のとおり複写します。
※新聞資料の場合、ご指定の記事が含まれる面全体を複写します。資料の大きさや形態によっては1面を上下に分割して複写します。新聞資料で記事部分だけが欲しいときは?
※コピー機の性能上、用紙の縁が数mm程度印刷できません。資料の端まで印刷がある場合には、実際の資料よりも大きい用紙サイズで複写することがあります。それにより、複写料金が上がったり、同一タイトルでも複数種類の大きさの製品が届いたりすることがあります。

資料のサイズ複写サイズ
見開き2ページがB4サイズ以下の冊子A4またはB4サイズの用紙に見開き2ページを複写
見開き2ページがB4サイズより大きい冊子A3サイズ以下の用紙に片面1ページずつ複写
見開きで複写したいときは?
1ページがA3サイズを超える冊子や折込ページ、地図資料等A3サイズ以下の用紙に分割して複写
A2サイズで複写したいときは?
新聞資料で記事部分だけが欲しいときは?
マイクロフィッシュ
(資料を撮影したシートフィルム)
・普通紙への引伸ばし
1コマをB4サイズの用紙に見開きで複写
マイクロフィルム
(資料を撮影したロールフィルム)
・普通紙への引伸ばし
図書、雑誌:1コマをA4サイズの用紙に見開きで複写
新聞:1コマをA3サイズの用紙に複写
デジタルデータ・元の資料が2ページ(見開き)でB4サイズ以下の場合:大きさによりB4またはA4サイズの用紙に見開きで印刷
・元の資料が2ページ(見開き)でB4サイズより大きい場合:A3サイズの用紙に見開きで印刷
※デジタルデータの複写では、用紙の端に「国立国会図書館/National Diet Library 2024/1/5」のように出所明示と日付が印刷されます。

9-10 発送方法・日数

複写物の発送単位

1回の手続きでお申し込みいただいたものを、資料の所蔵館ごとに取りまとめて発送します。
同じ日であっても、別々の手続きでお申し込みいただいたものは別々に発送します。発送単位(発送ID)ごとに、発送事務手数料と送料がかかります。

※資料保存のため、複写物の作成に使用する資料は当館が選択します。資料形態や所蔵館について指定することはできません。
※作業工程が異なった場合などは、個別に複写物を発送する場合があります。
※発送単位が異なるお申込みについては、お申し出があっても同梱いたしかねます。申込み忘れに気付いた際などは、先の申込みをご自身でキャンセルし、改めてまとめてお申込みください。ただし、キャンセルができるのは、申込ステータスが「複写箇所特定中」か「作業保留中」の申込みのみです。キャンセルした資料については、申込みはできますが、利用までに時間がかかる場合があります。

発送先

お申込み方法発送先
NDLサーチからのお申込み「複写申込手続」画面でご指定の宛先
郵送でのお申込み遠隔複写(郵送受取)申込書に記載された住所
公共図書館や大学図書館からのお申込み申込みを依頼された図書館

※発送先住所には、申込者ご自身が製品を受け取れる住所をご入力ください。また、アパート名、マンション名、ビル名、会社名、部屋番号、気付などを含めて、省略せず正確に記入してください。 郵便局留めを指定することはできません。また郵送物の転送サービスを使うこともできません。
※登録された発送先に不備があることに起因する、配送上の事故・不達、または連絡不能などによる損害については、当館はその一切の責を負いません。不達(発送先に複写物が届かないこと)のために再発送することとなった場合には、再発送にかかる料金もお支払いいただきます。

発送方法

申込時に選択してください。
※複写物の来館での受け取りや、FAX又は電子メールで複写物の画像を受け取ることはできません。

発送方法説明
普通郵便または宅配便いずれか安価な方を発送時に当館が選択します。
速達(国内)・EMS(海外)・配送業者による配達作業が速くなります。複写作業自体は早くなりません。
・EMSには追跡番号がつきます。

発送までの日数

申込み受付後、5開館日程度で配送業者に引き渡します。複写物の到着日や発送日を指定することはできません。
※資料の特性や複写の量により、さらに日数を要することがあります。
※申込みの集中等の理由により、発送まで10日程度かかる場合があります。

梱包方法

二つ折りの要否を申込み時に選択してください。

用紙サイズ二つ折りしない場合二つ折りする場合
A4サイズ梱包サイズ:A4サイズ封筒
郵送区分:定形外郵便(規格内)
A4サイズは二つ折りできません
B4・A3サイズ梱包サイズ:B4・A3サイズ封筒
郵送区分:定形外郵便(規格外)
梱包サイズ:A4サイズ封筒
郵送区分:定形外郵便(規格内)
A2サイズ梱包サイズ:丸めて筒に梱包
郵送区分:定形外郵便(規格外)
梱包サイズ:A3サイズ封筒
郵送区分:定形外郵便(規格外)

※封筒は、複写製品のうち最も大きいサイズの紙に合わせた大きさのものを使用します。「複写サイズ」でご案内のとおり、用紙サイズは原則として当館が選択します。
※複写物の枚数が多い場合は、二つ折りに対応できないことがあります。
※三つ折り以上の折り曲げやA4サイズの二つ折りには対応できません。
※B4サイズ、A3サイズの封筒は、定形外郵便物の規格外郵便になり、規格内郵便より送料が高くなることや配送に時間がかかることがあります。

9-11 料金・支払・請求書類

料金

遠隔複写の料金は、次のイ~ニの合計額です。複写料金の詳細については、複写料金表(遠隔複写)をご覧ください。

イ、複写方法、用紙サイズに応じた料金単価(税抜)×枚数の合計
ロ、発送事務手数料
ハ、イ+ロに対する消費税(小数点以下は切り捨て)
※日本国外に発送する場合は、消費税はかかりません。
ニ、送料(実費)

※原則として、発送前に複写料金のお知らせはしていません。

支払

複写物を受け取った後にお支払いいただく後払い方式です。複写物に請求書・振込用紙等を同封しますので、製品に不備がないことをご確認の上、受取後20日以内に、金融機関またはコンビニエンスストアにてお支払いください。なお、お支払いに必要な手数料は、利用者の負担となります。海外在住の方は「海外から申し込む」もご覧ください。

まとめて支払いたいときは?
届いた複写物に不備がある場合には、お電話でお問い合わせください。

請求書類

発送単位で作成します。指定が無い場合は以下の表のとおり請求書の宛名を作成します。なお、発送先が海外の場合は、宛名の無いInvoiceを同封しますので宛名の変更は承れません。
※同時発送する複写物の請求先を、複数に分けることはできません。
※請求書類の宛名を変更するときは、申込時に「請求書の宛名変更」欄に入力してください。

利用者種別請求書類の宛名
個人登録利用者利用者情報画面に表示されている利用者氏名
機関利用者の方利用者情報画面に表示されている機関名 ※公共図書館の場合は申込者氏名

見積書・納品書・領収書

要否をお申込時に選択してください。

見積書・納品書

製品に同封するため事前に発行することはできません。また、見積書・納品書の発行をご希望いただいた場合も、事前に見積金額の連絡はいたしません。また、日本語の書式のみ発行可能です。

領収書

領収書はお支払いを確認後に別送するため、あらかじめ送料を加算して請求します。また、日本語の書式のみ発行可能です。

公費

国公立の機関登録利用者からのお申込みに限り対応いたします。ご希望の場合は「発送先の確認画面」の「備考」欄に入力してください。
個人登録利用者の方、私立の機関登録利用者の方は、私費払い用の書式のみ対応しております。

9-12 遠隔複写サービスに関する問い合わせ先

遠隔複写サービスに関するよくあるご質問はよくあるご質問:来館しないで複写する(遠隔複写)にまとめています。お問い合わせの前にご確認ください。
これらの説明をお読みいただいた上で、ご不明な点等あれば下記まで電話でお問い合わせください。
※FAXや電子メールでの遠隔複写サービスに関するお問い合わせはお受けしておりません。

  • 遠隔複写サービス全般、関西館所蔵資料、デジタルデータの複写についてのお問い合わせ
    関西館:文献提供課複写貸出係
    0774-98-1313(関西館開館日の9時30分~17時45分)

  • 東京本館所蔵資料の複写についてのお問い合わせ
    東京本館:利用者サービス部複写課遠隔複写係
    03-3581-2534(東京本館開館日の9時30分~17時45分)

  • 国際子ども図書館所蔵資料の複写についてのお問い合わせ
    国際子ども図書館:資料情報課情報サービス係
    03-3827-2053(代表)(国際子ども図書館開館日の9時30分~17時)

よくある質問(抜粋)

遠隔複写サービスに関するよくあるご質問はよくあるご質問:来館しないで複写する(遠隔複写)にまとめています。下記に抜粋して掲載します。

製品が届かないときは

通常、申込みを受け付けてから発送するまでに、開館日で5日程度かかります。これに郵送・宅配にかかる期間を加えたものが届くまでの日数となります。インターネットで申し込んでから15日程度(郵送で申込書を送付した場合は20日程度)経っても複写製品が届かない場合は、お電話でお問い合わせください。
なお、お問い合わせに当たっては、国立国会図書館サーチの申込状況や申込履歴、また、複写ができなかった場合の連絡が電子メール、郵便又はFAXで届いていないかを事前にご確認ください。

複写料金を事前に知りたいときは

複写料金表をご覧ください。
複写箇所の総ページや資料の大きさ等がわからない等の場合で、複写作業前に複写料金を事前に知りたいときは、以下のとおりお申込みください。担当から概算を連絡します。なお、事前見積りを希望される場合は、発送までの日数が通常よりも長くなります。
インターネットで申し込む場合
事前見積りが必要な全ての申込みについて、国立国会図書館サーチの「複写箇所の入力」画面のうち、「複写に関する備考」に「見積り希望」とご記入ください。
郵送で申し込む場合
遠隔複写(郵送受取)申込書の「支払関係書類」の備考欄に、「見積り希望」とご記入ください。

まとめて支払いたいときは

製品受取後20日以内の請求書はまとめてお支払いいただけます。ただし、請求書に記載の『受付No』を全てご連絡いただく必要があります。詳しくは製品に同封している請求書をご確認ください。

新聞資料で記事部分だけが欲しいときは

一部の新聞資料(製本されていない新聞、簡易的な製本の新聞)については、ご指定の記事だけを複写できることがあります。ご希望の場合は、「複写箇所の入力」画面の「備考」欄に、「記事部分だけ複写希望」とご記入ください。ただし、資料の形態や大きさによっては面全体を複写します。ご了承ください。

A2サイズで複写したいときは

原則として、A3サイズ以下に分割して複写しますが、ご指定があればA2サイズで複写します。ただし、A2サイズは白黒複写のみです。ご希望の場合は、「複写箇所の入力」画面の「備考」欄に、「A2サイズで複写希望」とご記入ください。

見開きで複写したいときは

原則として、見開きがA4サイズ/B4サイズの資料は見開きで複写し、見開きがA3サイズの資料は1ページずつA4サイズで複写します。
ただし、見開きがA3サイズの資料についてもご指定があれば見開きで複写いたします。備考欄に以下のとおりご記入ください。
「見開き希望」:全て見開きA3サイズで複写
「見開きページは見開き希望」:見開き2ページはA3サイズ、片面のみのページはA4サイズで複写