病院の名簿
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科学技術・経済情報室 作成
代表的な病院の名簿には、以下のような情報源があります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。資料ごとの所蔵を調べるには、国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 現代の病院の名簿
- 『病院年鑑』(アールアンドディ 不定期刊)*
所在地、電話番号、医師数、病床数、診療科目、売上、利益などが掲載されています。2018年版をもって冊子体の刊行は終了し、以後は電子資料のみ刊行されています。 - 『ドクターマップシリーズ』(三星出版 不定期刊)
東京都南部、東京都北部、神奈川県、大阪府など、都道府県・地域別に刊行されています。地域別に病院名、科目、住所、地図を探すことができます。2014年版を最後に刊行が停止しています。
2. インターネット情報源
WAM NET(福祉医療機構)
「医療」のページの「サービス提供機関を調べる」に各都道府県の医療機能情報提供サイトへのリンク集があります。厚生労働省地方厚生(支)局
医療機関が保険診療を行う際には、厚生労働省の地方厚生(支)局に申請し保険医療機関の指定を受ける必要があります。北海道、東北、関東信越、東海北陸、近畿、中国四国、九州の各地方厚生局および四国厚生支局のホームページでは、指定を受けた医療機関の一覧を掲載しています。日本病院会
「日本病院会」のページに、支部一覧、会員病院一覧が掲載されています。全国自治体病院協議会
「全国自治体病院一覧マップ」や「会員施設情報データベース」から病院を探すことができます。日本医師会
「都道府県医師会一覧」が掲載されています。また、「サイトマップ」内「各地の医師会」から全国の医師会のホームページを閲覧できます。日本歯科医師会
「全国の歯医者さん検索」で、都道府県、市・区・郡や診療科目から歯科医院を検索できます。日本助産師会
「全国助産所一覧」が掲載されています。「都道府県助産師会」一覧や「関連関係団体」一覧も掲載されています。
3. 明治から昭和前期までの病院の名簿
3-1. 明治期
『日本東京医事通覧』(日本医事通覧発行所 明34 【60-117】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
東京府内の病院の名簿が収録されています。病院名、住所、沿革、構造・病室、院長、医師、助手、薬局員、事務員、看護婦名、院則摘要などが掲載されています。『帝国医籍宝鑑』(南江堂 明31 【60-18】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
全国の公立学校病院、郡公私立病院、開業医の名簿が収録されています。病院名、住所、院長・医員・調剤手名などが掲載されています。『日本杏林要覧』(日本杏林社 明42 【60-252】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
医事衛生機関の項目に各府県立病院の名簿が収録されています。病院名、住所、院長名、薬局長名などが掲載されています。『大大阪之医界』(医風社出版部 昭和5 【60-991】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
「明治三十五年末大阪市内の病院」という項目があり、病院名、所在、院長名の一覧が掲載されています。
3-2. 昭和前期
『日本医事大鑑』(日本医事大鑑刊行会 昭和3 【60-882】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
医事衛生保健施設として、全国の病院施設、保健衛生施設が掲載されています。病院名、住所、概要などが掲載されています。『大大阪之医界』(医風社出版部 昭和5 【60-991】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
「特殊の目的を以て立つ病院」と「見逃がし難き有料の大病院」では、該当する病院の概要が掲載されています。「大阪に於ける普通の私設病院」では、地域別に病院名、診療科目、所在地、経営者の一覧が掲載されています。