歯科医の名簿
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科学技術・経済情報室 作成
この記事は2025年9月19日で更新を停止しました。
代表的な歯科医の名簿には、以下のような資料があります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 戦後~平成期の歯科医の名簿
当館では、1940年代から1970年代までの全国的な歯科医の名簿はほとんど所蔵していません。
以下で紹介する資料のうち、『日本歯科医籍録』は、1980年代より前にも刊行はされており、国立国会図書館サーチで全国の図書館の所蔵も含めて検索すると、公共図書館や大学図書館での所蔵を確認できます。
1-1. 歯科医全般の名簿
- 『日本歯科医籍録』(医学公論社 不定期刊)(国立国会図書館デジタルコレクション)
都道府県・市区郡別の歯科医一覧です。都道府県ごとの五十音順(古いものはいろは順)に配列され、氏名、院名又は勤務先、生年月日、学歴、登録年月日番号、略歴、開業年月、学位受領年月などが掲載されています。
当館では、昭和30(1955)~昭和33(1958)年、昭和55(1980)年、平成2(1990)年に刊行された版のみ所蔵しています。 - 『全国歯科医師名簿』(ドクターズファミリー 年刊)
都道府県・市区郡別の歯科医師の一覧です。医院名、氏名、電話番号、住所が掲載されています。平成20(2008)年以降、電子資料(CD-ROM)で刊行されています。
当館では、昭和57(1982)年度版から平成27(2015)年度版までを所蔵しています。 - 『日本歯科醫籍年鑑』(日本醫學新報社 不定期刊)
都道府県・市区郡別の歯科医一覧です。各個人は五十音順に配列され、氏名、専門科名、医院または病院名、所在地、生年月日、医籍登録番号、略歴、主論文などが掲載されています。第37版(平成16(2004)年発行)をもって刊行を終了しました。
当館では、平成11(1999)年、平成16(2004)年に刊行された版のみ所蔵しています。
1-2. 大学に所属する歯科医の名簿
大学の歯学部に所属する医師の名簿は、以下の資料にも掲載されています。
『医育機関名簿』(羊土社 年刊)*(国立国会図書館デジタルコレクション)※デジタル化されていない巻もあります。
大学の歯学部に所属する医師の氏名、出身校、卒業年、主な研究領域が掲載されています。2017-'18版をもって刊行を終了しました。『医学研究者名簿』(医学書院 年刊)(国立国会図書館デジタルコレクション)※デジタル化されていない巻もあります。
2004-2005年版をもって刊行を終了しました。『医科学研究者名簿 : ライフサイエンス : 全国国公私立研究所・薬学部・歯学部』(羊土社 隔年刊)(国立国会図書館デジタルコレクション)※デジタル化されていない巻もあります。
2005-2006年版をもって刊行を終了しました。『歯学研究者名鑑』(口腔保健協会 3年に1回刊)(国立国会図書館デジタルコレクション:1981年版|1985年版)
2005年版をもって刊行を終了しました。『全国大学職員録』(廣潤社 年刊)(国立国会図書館デジタルコレクション)※デジタル化されていない巻もあります。
2006年版をもって刊行を終了しました。
2. 明治~昭和前期の歯科医の名簿
2-1. 明治期の歯科医の名簿
『歯科研究会々員名簿』(歯科研究会 明治27(1894) 【特66-769】)
歯科研究会の会員名簿です。名誉会員、在京之部協賛員、地方之部協賛員、通常会員と項目が分かれており、氏名と住所が掲載されています。『歯科学会々員名簿. 明治30年5月現在調』(歯科学会 明治30(1897) 【特66-252】)
歯科学会の会員名簿です。名誉会員、在京之部協賛会員、通常会員、地方之部協賛会員、通常会員と項目が分かれており、氏名と住所が掲載されています。『帝国医籍宝鑑』(南江堂 明治31(1898) 【60-18】)*
「歯科医之部」があり、都道府県ごとに歯科医の姓名、住所の一覧が掲載されています。『日本杏林要覧』(日本杏林社 明治42(1909) 【60-252】)*
「歯科医籍」が収録されています。都道府県別に歯科医の姓名、免許取得年月、出身、生年、住所の一覧が掲載されています。
特定の地域の名簿
- 『最近東京医士名鑑』(医事通信社 明治45(1912) 【60-307】)*
東京在住の医師約700人が掲載されています。「歯科医之部」もあり、氏名、住所、経歴、技術などが掲載されています。一部、顔写真付きで紹介されている歯科医もいます。
2-2. 大正期の歯科医の名簿
『歯科医師宝典』(歯科学報社 大正5(1916) 【58-87】)*
都道府県別に歯科医の氏名、住所の一覧が掲載されています。『全国歯科医師名鑑』(日本口腔衛生社出版 大正14(1925) 【60-787】)
都道府県別に歯科医の登録番号、住所、氏名、生年月、資格の一覧が掲載されています。『日本医籍録 : 附・医学博士録・法規』(1分冊|2分冊)(2版 医事時論社 大正15(1926) 【60-685イ】)*
第2分冊に「歯科医師之部」があります。都道府県別に歯科医の姓名、住所、生年月日、経歴の一覧が掲載されています。
2-3. 昭和前期の歯科医の名簿
『日本歯科医籍録 : 附・全国歯科医師名簿. 昭和4年10月1日現在』(歯苑社 昭和5(1930) 【58-177】)
前半は医籍録となっており、登録番号、族籍、氏名、生年月、登録月日、資格取得月日及資格の一覧が掲載されています。後半は全国歯科医師名簿となっており、都道府県別に歯科医の氏名、資格、住所の一覧が掲載されています。『日本歯科医師名簿 : 学校病院商店総覧』(日本歯科新聞社 昭和5(1930) 【特224-329】)*
『日本歯科医師名簿 : 附・歯科商工業一覧. 昭和10年版』(日本歯科新聞社 昭和10(1935) 【58-223】)*
都道府県別に歯科医の住所、氏名の一覧が掲載されています。台湾、樺太、朝鮮、満州なども含まれています。
特定の地域の名簿
- 『埼玉県医師名鑑』(埼玉通信社 昭和5(1930) 【特227-938】)*
「歯科医師之部」があります。地域別に歯科医の住所と氏名の一覧が掲載されています。