ヨーロッパ諸国の王家の系図や歴史を調べる

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国名・地名・家名は資料より記載しています。

1. 系図集

ヨーロッパ諸国の王朝の系図を紹介する系図集を紹介します。

  • 下津清太郎 編『世界帝王系図集』(増補版, 新装 東京堂出版 2001 【GA39-G45】)
    世界各国の王家の総合的な系図集です。『世界帝王系図集 増補版』(【G27-E1】)の新装版です。ヨーロッパについては以下の通りです。
    • 第9 ローマ・ビザンティン
      ローマ共和政、ローマ帝国、ビザンティン帝国、ラテン帝国、ニカイア帝国、アンティオキア、アルメニア、イェルサレム、キュプロス、トラペズンド
    • 第10 ゲルマン諸族
      ヴァンダル、ブルクント、フン、西ゴート、スエビ、東ゴート、ランゴバルト、バイエルン、フランク、ケント、エセックス、ウェセックス、イングランド、マーシア、イーストアングリア、ノーサンブリア(バーニシア、デイラ)
    • 第11 フランス
      フランス、アキタニア(ギエンヌ)、ラングドグ(トゥルーズ)、プロヴァンス、ブルゴーニュ、フランシュ・コンテ、ロレーヌ、シャンパーニュ、ブルターニュ、ノルマンディ、モナコ
    • 第12 ベネルックス
      フランドル、ブラバン、エノー、ホルラント、リンブルク、ルクセンブルク、ゲルデルン、オランダ、ベルギー
    • 第13 イギリス
      イングランド、ウェールズ、スコットランド、大ブリテン、アイルランド
    • 第14 イタリア
      ローマ法王、ミラノ、マントヴァ、ヴェロナ、ヴェネツィア 統領、パルマ、モデナ、フィレンツェ、トスカナ、ナポリ、シチリア、両シチリア、サヴォイア、サルディニア・イタリア
    • 第15 イベリア
      レオン、カスティリヤ、アラゴン、ナヴァラ、スペイン、ポルトガル
    • 第16 ドイツ・オーストリア
      神聖ローマ帝国、シュワーベン、バイエルン、ヴュルテンベルク、ホーへンツォルレルン(ヘッチンゲン、ジグマリンゲン)、ツェーリンゲン、バーデン(バーデンバーデン、バーデンデュルラハ)、ライン・ファルツ、ザクセン(ウィッテンベルク、ラウエンブルク、ファルツ、マイセン、ラウジッツ、テューリンゲン、クールザクセン、アルテンブルク、テューリンゲン諸邦)、アンハルト、ノルトマルク、ブランデンブルク、ブランデンブルク・プロイセン、低ザクセン、ブラウンシュヴァイク、ハノーヴァー、ヘッセン(カッセル、クールヘッセン、ダルムシュタット、ホンブルク)、ナッサウ(ヴァイルブルク、ディレンブルク)、ウェストファリア(ユーリヒ、クレーヴ、ベルク、マルク)、オルデンブルク、ホルシュタイン、メクレンブルク、ポンメルン、クールラント、オーストリア(シュタイエルマルク、ケルンテン、ティロル)、リヒテンシュタイン
    • 第17 北ヨーロッパ
      デンマーク、ノルウェー、スウェーデン
    • 第18 ポーランド・チェコスロヴァキア・ハンガリー
      ポーランド、リトアニア、チェヒ、ベーメン、マソビア、シレジア、ハンガリー、トランシルヴァニア
    • 第19 バルカン
      ワラキア、モルダヴィア、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、ユーゴスラヴィア、ツルナゴーラ(モンテネグロ)、ギリシア
    • 第20 ロシア
      キエフ、ハリチ、ポロツク、ミンスク、スモレンスク、ノヴゴロド、プスコフ、チェルニゴフ、ムーロム、リヤザン、ロストフ、ウグリーチ、トヴェル、ヴラディミル、モスクワ、ロシア
    • 増補
      グルジア、トリポリ、スパルタ、アテナイ(雅典)、テューリンゲン、シュヴァルツブルク、ゾンデルスハウゼン、ルドルシュタット
  • Arnold McNaughton"The book of kings : a royal genealogy"全3巻(Garnstone Press 1973 【G27-4】)
    第1巻、第2巻は各王家、第3巻は図版、索引等が収録されています。

2. 系図や歴史を調べられる図書

系図や歴史が掲載されている事典やシリーズをご紹介します。

事典

  • 『世界歴史事典』(平凡社 1951-1955 【203.3-Se1224-H】)
    王朝や王家の項目に、系図・歴代王表が掲載されている場合があります。
  • 三浦一郎 編『世界皇帝人名辞典』(東京堂出版 1977 【GK2-13】)
    巻末に王朝系図が収録されています。
  • 京大西洋史辞典編纂会 編『新編西洋史辞典』(改訂増補 東京創元社 1993 【GG8-E10】)
    巻末の付録に、主要家系系図が収録されています。
  • ジョン・E.モービー 著、堀田郷弘 訳『世界歴代統治者名辞典:紀元前3000~現代:和=英・英=和』(東洋書林 2001 【G2-G25】)
    パート1では五十音から、パート2ではアルファベットから王、統治者の名前をひくことができます。またパート3では世界各地域の王家が統治年別に掲載されています。
  • 西川正雄 [ほか]編『角川世界史辞典』(角川書店 2001 【G2-G26】)
    巻末の付録に、主要王朝系図、主要王朝統治者表が収録されています。
  • 世界史小辞典編集委員会 編『山川世界史小辞典』(改訂新版 山川出版社 2004 【G2-H9】)
    巻末の付録に、主要王朝系図、主要王朝および主要国統治者表が収録されています。
  • 松原國師 著『西洋古典学事典』(京都大学学術出版会 2010 【G2-J8】)
    巻末付録A.巻末系図に、Ⅱギリシア主要諸家、Ⅲローマ主要諸家、Ⅳローマ帝政期系図が収録されています。
  • ジョン・E.モービー 著、堀田郷弘 訳『世界歴代王朝・王名ハンドブック』(柊風舎 2014 【G2-L5】)
    『世界歴代王朝王名総覧新訂』【G2-G13】の改題、増補改訂版(原著‟Dynasties of the world : a chronological and genealogical handbook”【G27-A6】)です。家名、王名とその統治年等を調べることができます。
  • 森護 著『英国王室史事典』(大修館書店 1994 【GG8-E14】)
    付録に、英国の歴代国王・王妃・王婿一覧表をはじめ、戴冠年月日表、国王・王妃埋葬地一覧表、関係系図などが収録されています。
  • 北欧文化協会, バルト=スカンディナヴィア研究会, 北欧建築・デザイン協会 編『北欧文化事典』(丸善出版 2017 【GG611-L9】)
    巻末の付録に、北欧3か国(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン)の王家系図が収録されています。

シリーズ

  • 下津清太郎 著「ヨーロッパの王家の歴史」シリーズ(近藤出版社 1984-1986)
    ハプスブルク家(【GG461-1】)、ブルボン家(【GG317-10】)、ロマノフ家(【GG811-13】)、ホーヘンツォルレルン家(【GG411-3】)、ハノーヴァー家(【GG231-5】)の全5冊シリーズです。各巻にそれぞれの家の系図が収録されています。
  • 「新版世界各国史」シリーズ(山川出版社 1998-2009)
  • 「世界歴史大系」シリーズ(山川出版社 1990-2021)
    • 『イギリス史』(1巻:先史~中世 / 青山吉信 編、2巻:近世 / 今井宏編、3巻:近現代 / 村岡健次, 木畑洋一 編、【GG222-E6】)
      巻末の付録に、イングランド・大ブリテン王国王室系図が収録されています。(各巻同じ系図を収録)
    • 田中陽児 [ほか]編『ロシア史』(【GG812-E8】)
      巻末の付録に、王朝系図が収録されています。(各巻同じ系図を収録)
    • 柴田三千雄 [ほか]編『フランス史』(【GG312-E9】)
      巻末の付録に、王朝系図(1巻:メロヴィング家、カロリング家、カペー家、ヴァロワ家、2巻:ヴァロワ家・ヴァロワ-アングレーム家、ブルボン家・オルレアン家、ボナパルト家)が収録されています。
    • 成瀬治, 山田欣吾, 木村靖二 編『ドイツ史』(【GG412-G2】)
      巻末の付録に、王朝系図(1巻:メロヴィング家、カロリング家、ザクセン(リウドルフィンク=オットーネン)家とザーリアー家、シュタウフェン家、ハプスブルク家・ルクセンブルク家、2巻:ハプスブルク家、ホーエンツォレルン家)が収録されています。
    • 関哲行, 立石博高, 中塚次郎 編『スペイン史』(1巻【GG562-J1】:古代~近世、2巻【GG562-J2】:近現代・地域からの視座)
      各巻末の付録に、系図(1巻:カスティーリャ=レオン、アラゴン、スペイン王国、ブルボン家、2巻:ブルボン家)、統治者表が収録されています。
    • 『イタリア史』 (1巻:古代・初期中世 / 松本宣郎 編【GG522-M4】、2巻:中世・近世 / 齊藤寛海編【GG522-M3】)
      1巻巻末の付録に、統治者一覧とランゴバルト王国の系図が収録されています。

3. ヨーロッパの王家に関するウェブサイト

ヨーロッパ各国の王家の系図や歴史等が掲載されているウェブサイトをご紹介します。

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