一般用医薬品(市販薬)について調べる
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科学技術・経済情報室 作成
医師の処方箋がなくても薬局などで購入できる一般用医薬品(要指導医薬品も含む)、いわゆる市販薬(OTC薬)について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていない資料は、版、巻によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルによる検索を行ってください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 参考図書
- 『JAPIC一般用医薬品集』(日本医薬情報センター 年刊)(目次例: 2021)
日本医薬情報センター(JAPIC)が入手した資料(使用上の注意や効能、副作用などを記載している"添付文書"など)を基に、一般用医薬品・要指導医薬品の医薬品名(商品名・欧文名、局方名などの一般名)、組成、添加物、適応、用法などを掲載しています。巻頭に商品名及び一般名の五十音索引、会社別製品索引があります。また、巻末に「ブランド名別成分比較表」、「製薬会社住所録」など付録があります。 - 『OTC医薬品事典』(日本OTC医薬品情報研究会編 じほう 隔年刊)(目次例: 2020-2021)
OTC医薬品と指定医薬部外品について、製品名、会社名、特長、リスク区分、成分名・剤形、効能、用法・用量、製品特有の注意、色調・形状などの製剤情報、包装・価格などを掲載しています。巻末に、成分索引、製品名索引、会社別索引があります。また、巻頭にカラー写真付きの「製品紹介」と「知っておきたいクスリの知識」があります。出版者のホームページで2024-2025年版の訂正情報(PDF:722KB)を閲覧できます。
なお、最新版に続く新製品情報は、日本OTC医薬品協会の「新製品・おくすり情報ニュース」から入手できます。 - 『今日のOTC薬 : 現場で役立つ知識と商品選択のコツ』(改訂第6版 南江堂 2024.8 【SD131-R8】)
症状別に、使用されるOTC薬をまとめた資料です。症状別フローチャートで、患者へのカウンセリング事項や注意事項をまとめています。また、薬剤情報として、成分名、成分量、会社名、OTC薬リスク区分、禁忌、併用禁忌などを記載しています。出版者のホームページで目次を閲覧できます。 - 『セルフケアとOTC医薬品 : 改訂コアカリ対応』(改訂2版 ネオメディカル 2022.3 【SD131-M74】)*
総論と各論から成り、総論では、OTC薬関連の制度や、近年の薬剤師が果たすべき役割などを解説しています。各論では、症状別に、OTC薬の成分や作用・副作用、セルフケア方法などをまとめています。
2. インターネット情報源
- 医薬品医療機器総合機構
「安全性情報・回収情報・添付文書等(医薬品・医療機器等の情報を調べる)」では、一般用・要指導医薬品のほか、医療用医薬品、体外診断用医薬品、医療機器、再生医療等製品についての添付文書情報を調べることができます。
ホーム>安全対策業務>情報提供業務>医薬品に関する情報では、一か月以内に更新された一般用・要指導医薬品および医療用医薬品の添付文書の情報などを検索できます。 - iyakuSearch(医薬品情報データベース)(日本医薬情報センター)
国内外の医薬品情報に関するデータベースのポータルサイトです。一般用医薬品の添付文書の情報などを検索できます。 - おくすり検索(セルフメディケーション・データベースセンター)
製品名、メーカー名、薬効分類、症状、成分、添加物、剤形(顆粒、錠剤、液剤など)などから一般用医薬品を検索できます。