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地球科学について調べる

ここでは、地学、地理学、古生物学、気象学について、事典類などの代表的な参考図書を紹介します。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。

地球科学のうち、地震科学と鉱物学については「地震について調べる」および「岩石・鉱物について調べる」をご覧ください。

【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていない資料は、版、巻によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルによる検索を行ってください。

1. 地学

  • 『オックスフォード地球科学辞典』(朝倉書店 2004.5 【ME2-H12】)
    "A dictionary of earth sciences"(2nd ed. 当館未所蔵)の翻訳版です。五十音順に約6,000の項目について簡潔に定義を述べ、解説しています。地質学、地球化学、水文学、鉱物学、岩石学、古生物学、構造地質学、火山学など幅広い用語を掲載しています。
    なお、原著は"A dictionary of geology and earth sciences"(Fourth edition Oxford University Press 2013 【ME2-B38】)に改題され、2024年9月現在Fifth edition(Oxford University Press 2020 【ME2-S31】)(関西館のみ所蔵)まで刊行されています。
  • 『地球大百科事典. 上』(朝倉書店 2019.10 【ME2-M8】)
  • 『地球大百科事典. 下』(朝倉書店 2019.10 【ME2-M9】)
    地球に関する800以上の事項をまとめた全2巻からなる資料です。各巻末にそれぞれの巻の索引があります。
  • 『「最新」地学事典』(地学団体研究会編 2024.3 【ME2-R1】)
    地質学分野を中心に、地球科学全般および関連する宇宙科学分野の用語を収録した事典です(本編・別冊)。別冊は付図付表・索引で構成されており、日本の鉱床分布図や隕石分類表などの図表が多く掲載されています。
  • "Encyclopedia of Geology"(Second edition Academic Press  2021 【ME2-D8】)
    地質学に関する項目を13のテーマ別に解説した全6冊の資料です。地球物理学、地球化学、鉱物学、生命の歴史、古気候など、多岐にわたる分野を様々なタイムスケールで検証しています。第6巻の巻末に総索引があります。

2. 地理学(自然地理学)

  • 『地形の辞典 = Dictionary of Landforms』(朝倉書店 2017.2 【ME2-L24】)
    地形学に関連する約8,600件の用語を五十音順に排列、解説した資料です。付録として、日本の地形の区分図や日本と世界の土壌図などの図表を掲載しています。出版社のホームページで正誤表Leave the NDL website. (PDF:217KB)を閲覧できます。
  • 『自然地理学事典』(朝倉書店 2017.1 【ME2-L25】)*
    自然地理学全般のほか、気候、地形、土壌、植生などの各分野について、図表や写真を用いて簡潔に解説しています。自然保護や環境汚染にも言及しています。
  • 『地理情報データハンドブック』(日本地図センター 1999.8 【ME2-H4】)*
    日本の地理に関するデータを掲載しています。地図投影の分類・座標系、特定の地点の経緯度・標高、主な都市間の距離などがわかります。

3. 気象学

  • 『気象ハンドブック』(第3版 朝倉書店 2005.9 【ME2-H22】)*
    気象に関する事項をテーマ別に解説しています。気象学、気象現象、気象技術、社会と気象の関わりなど項目ごとに説明をしています。
  • 『気象科学事典』(日本気象学会編 1998.10 【ME2-G13】)
    身近な気象から観測機器、地球環境問題まで1700項目を網羅的に解説した事典です。図や表なども多用しており、特に日本の気象に関連した項目を多く掲載しています。

過去の具体的な気象データの調べ方については、「日本の過去の気象データ」および「世界の過去の気象データ」をご覧ください。

4. 古生物学

  • 『化石・恐竜レファレンス事典』(日外アソシエーツ 2019.10 【ME2-M10】)
    国内で刊行された化石・恐竜・古生物の図鑑・事典の掲載箇所を収録した索引誌です。名称の五十音順に、学名・英名、漢字表記、解説(地質年代、古生物の種類、綱目科名、別名、大きさ、主な分布地など)、掲載資料名(略称で記載。)、掲載ページ、図版種類(モノクロ/カラー、写真/図)などを掲載しています。巻末には学名・英名索引があります。
  • 『古生物学の百科事典』(日本古生物学会編 2023.1 【ME2-M36】)*
    古生物学に関する全305項目について、見開き2ページごとに解説した事典です。「シミュレーションを用いた機能形態学」といった新技術の解説のほか、「古地理図」や、付録「地質年代スケール」「地質年代表」なども掲載されています。
  • 『化石の百科事典』(朝倉書店 2012.1 【ME2-J26】)*
    約350種類の動物や植物の化石の写真が掲載されています。分類群ごとに基本的に2ページの見開きの構成です。その分類群に属する生物の生息状況、形態や生態の特徴の概要がわかります。
  • 『日本化石図譜』(増訂版普及版 朝倉書店 2010.8 【ME2-J19】)*
    日本で発見された化石を分類別に図版を用いて紹介しています。図版には学名、大きさ、発表年、時代、産地などの解説を付しています。1964年に初版が、1970年に増訂版が刊行されており、今回の刊行は、1970年の増訂版を普及版として復刻したものです。
  • 『グレゴリー・ポール恐竜事典』(共立出版 2020.8 【ME587-M18】)*
    約750種の恐竜について、解剖学、生理学、運動、生殖、成長などについて解説しています。700ほどのカラーや白黒の骨格や復元図も収録されています。巻末には恐竜・分類群、地層などの索引があります。

5. 国立国会図書館サーチで検索するには

ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBALLeave the NDL website. にて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。

国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。

ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

下記のような分類記号に、キーワードとして「地震」「気候変動」などを掛け合わせて検索します。

  • 地球科学(辞典・便覧類) ME2 *気象、地質、古生物なども含みます。
  • 地球科学 ME21
  • 気象 ME111
  • 地質 ME511
  • 古生物 ME561

件名

「地球科学」、「地質学」、「気象学」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「ME21」、「ME111」、「ME511」、「ME561」などで検索すると、地球科学に関するほかの普通件名も探すことができます。

6. インターネット情報源

  • 地質文献データベース(GEOLIS)Leave the NDL website. (産総研地質調査総合センター)
    産業技術総合研究所地質情報基盤センターアーカイブ室で収集および所蔵している地質関連の文献資料・地図類のうち、地質調査総合センター(旧・地質調査所)出版物、日本および周辺海域あるいは日本人著者の文献、外国の地質図などをデータベース化したものです。
  • 日本古生物標本横断データベースLeave the NDL website.
    古生物標本を所蔵する国内の大学・博物館・資料館などの標本データベースの情報を収録したデータベースです。

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