吾嬬神社
日本武尊の妻、弟橘姫(おとたちばなひめ)を祀る。弟橘姫は日本武尊の東征に同行したが、上総にむかう海上で暴風雨を鎮めるために海に身を投げた。その後、日本武尊が吾妻の森付近に流れ着いた妻の遺品を集め、塚を作り祀ったと言われる。境内にあった連理の樟は日本武尊が使った箸を地に刺したところ、1つの根から2つの幹を持つ樟が育ったと伝わる。現在は枯れ、根と幹の一部が残されている。
錦絵・絵画等
名所江戸百景 吾嬬の森連理の梓
江戸近郊八景之内 吾嬬杜夜雨
その他の資料
- 吾嬬権現社(本文) 『江戸名所図会 7巻』(1834)
- 吾嬬森 吾嬬権現 連理樟(挿絵) 『江戸名所図会 7巻』(1834)